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第6回『お客様からの質問コーナー』(リタイア後の安全資産とリスク資産の比率を決める、客観的な基準はありますか?)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

当オフィスのお客様から頂戴した
さまざまな『ご質問』に回答していく、
お客様からの質問コーナー!

第6回!
大友 義勝さま(仮名)70代 千葉県


【質問!】

ご無沙汰しています。当方70歳になり、
有料老人ホームへの一時出費も済み、

個別インデッックスファンドから、
世界経済インデックスファンド1本化へも8割方終了しました。

そうしますとリスク資産は
自動リ・バランスですので、必要なのは、
安全資産とリスク資産のリ・バランスだけになります。

この場合、安全資産とリスク資産の「比率」を定める、
なにか客観的な基準はあるのでしょうか?



まずは大友さん、

「資産管理」をシンプル化して、
ここまで辿り着かれたこと、
素晴らしいと思います。

そしてこれから先の管理も、

安全資産とリスク資産の
「リ・バランス」だけが必要となる旨、
まさにその通りです・・。


この、
「安全資産」と「リスク資産」の比率ですが、
客観的な基準があるわけではありません。

大友さんのご年齢に沿って申しますと、
結局のところ、
【次の世代に向けて】

以下A~C、
いずれを望まれるかがポイントとなります。



A 今より資産を増やしてバトンタッチしたいか。
B (名目上)現状の資産額をキープできればよいのか。
C 資産額は徐々に減っていってもよいのか。


不謹慎でたいへん恐縮なのですが、

自分が死ぬときに
上記A~C、
いずれを希望されるかによって、

「安全資産」と「リスク資産」の【適正比率】は
変わってくると思われます。


skate_speed.png


仮に大友さんの今の収入が、
「最低限の生活費」は満たせているとしましょう。

であれば、

C 資産額は徐々に減っていってもよいというケースでは、

「安全資産」「リスク資産」
60~70%  30~40%  で十分でしょう。



B 現状の資産額をキープしようという場合は概ね、

「安全資産」「リスク資産」
50%程度  50%程度 で良いでしょう。



A 今より資産を増やしてバトンタッチされたい場合、

「安全資産」と「リスク資産」の比率は概ね、
30~40%   60~70% が必要となります。



以上は、
70歳の大友さんへのアドバイスです。

まだ「運用の道」を歩み始めたばかりの
30歳の米田さんが仮にここに居れば、

わたしのアドバイスは(とうぜん)違ってきます。


ハードル


ほんとうに運用初期の頃は、
「安全資産」と「リスク資産」(投資信託)の割合を
考慮する必要はなく、

自分が無理なく始められ、
そして続けられそうな、
現実的な『投資額』そのものを重視すべきでしょう。



そこからリスクテイクする投資というものを経験され、
より本格的に続けられそうなら、

そのときはじめて、
「安全資産」と「リスク資産」(投資信託)の割合を
考慮してよいのです。


たとえば、
まだ若いからということで、

「生活防衛資金」のみを残して、
あとはすべて「リスク資産」(投資信託)に回す。

これは極論だとわたしは思います。


長い運用の途上は『マラソン』のようなもの。


走る人の「外的」環境、
そして「内的」環境などによって、

スピードの管理のしかたは
違ってくるのがふつうです。


たとえば一例ですが、

最初は「序走」
徐々にスピードを上げて「逓増」
スピードがマックスになり「満走」
徐々にスピードを下げ「逓減」
セカンドライフでの「安定走」



rikujou_man_marathon.png


これだけでも5種類あるということは?

マラソンを走る中で、
5通りの「安全資産」と「リスク資産」の割合があっても、
ぜんぜんおかしくはないのです・・。


最後に、
わたしなら、
スピードがマックスになった「満走」状態でも、

「安全資産」と「リスク資産」(投資信託)の割合は
最低20%   最高80%程度 をアドバイスします。

実際、投資信託が
「暴落」してしまった場合に、
手元にある「いくばくかの安全資産」が

大きな『心の慰め』になることを
わたしは知っているからです。

大友さん、このたびはご質問ありがとうございました!

あ




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