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わたしが長期契約の金融商品を買わない理由とは?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

かなり昔の話です・・。

かつてアメリカで勉強している頃、
日本に電話ひとつ掛けるのも
タイヘンだったことを憶えています。

時差が(たしか)13時間位あって、
日曜の朝7時に電話して
(日本では)日曜の20時でした。

寮(ドミトリー)には
電話が二つしかなくて、
(いわゆる公衆電話タイプ)

まずはそれが塞がっていないことを祈ります。

休みの日に早起きして
小脇にたくさんの25セント硬貨を抱え、

それらを、


公衆電話

このような↑電話機の上に置いて、
恐ろしく長い電話番号を押すわけです。


あっ、もちろん彼女にはあらかじめ、

『電話するのはそっちの時間で
日曜の19時から21時くらいの間ね。』と、
「手紙」で言っておくわけです。


(※ この時点で、
彼女への電話ということが分かりますね。。)


当時の国際電話の発信音というのは
か細く、そして異様に「間(ま)」が長くて、

ほんとうに何千キロ離れているところから
海底ケーブル?を伝って
音が流れているような気がしたものです。

つーーーっ、

つーーーっ、

つーーーっ、

「やっとつながった!」



向こう側で受話器を取った音がしても、
それで喜んではいけません。

一度など、
いきなりお父さんが出てきて


おじさん


「はい、○○ですけど・・」と
冷たく言われたこともありました。

「あっ、あのー
わたしカンと申しますが、
〇〇さんおられますか?」

みたいなセリフ
ちゃんと言わないといけないわけです(^^;


まあ、
そんなこんなを乗り越え、
彼女とは電話で
実にいろいろと話をしたはずなのですが、

今となっては
「いったい何をしゃべっていたのか・・。」
まったく思い出せない自分がいます。

何しろ・・・、
30年前の話ですから。



★ 当時はメールもスカイプも、
携帯電話すら存在していませんでした。

今、わたしが振り返ったのが、
2019年 ・・・ ⇒ 1989年という「30年」です。


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では、です。

あなたはこれから「30年後」、
世の中がどうなっていると思いますか?

2019年 ・・・ ⇒ 2049年。


えっ、わたしですか?
(正直、)まったく分かりません・・。


これから30年後、
世の中がどんなふうに、
どれくらいの規模で変わっているかなんて、
わたしの小さな想像力の範疇を超えています。

なので?

なので、わたしは
長期契約を旨とした金融商品は買いません。

(怖くて買えません・・)


以下、一例です。


わたしは
その資産価値が
逓減する可能性が高い
「家」という固定資産に興味がありません。

そして、その固定資産を買うために、
たとえば「30年間の住宅ローン」という
金融商品を買う気には(もっと)なれません。

「30年先までのシナリオが、
今、決まっちゃっていいの?」と


心のどこかで思ってしまいます。


(あるいは)30歳のあなたが、
60歳になるまで保険料を払い続ける
終身保険や個人年金保険という名の商品も、

あまりに長い期間の契約だと思いませんか?
(今この瞬間に、30年後のシナリオが決まってしまうのですよ)

私たちは「金融商品」を目の前にすると、
「今」と「30年後」が

現在の感覚を前提に・・
まるで「一直線」につながっているような
錯覚を覚えます。


でも、それっておかしくありませんか?


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「今」と「30年後」では?
明らかに 断絶 があります。
そう感じてフツーなのでは。。

なぜならそれが
「変化」というものだからです。


予測できるという範疇から
外れてしまっているのが、
「30年後」の本質ではないでしょうか?

(※ 別にわたしは未来を
悲観しているわけではありません。

変化のあり様、
そのダイナミズムが
想像の範囲を超えているだけです)


「でもカンさん。
あなたは投資信託で長期投資しようって
何度も言っているじゃありませんか。

あれって30年、もしくはそれ以上でしょ?」



はい・・、その通りです。

でも、その30年とは、
紡いで、紡いで・・の、
結果としての30年です。


もし、運用管理費用が年0.03%の
全世界株式インデックスファンドが出てきても、

そのファンドが
30年間のつみたて契約』を条件としているなら、
わたしは笑って見送ります。

途中でつみたてを止めたり
途中で解約したりすると、

ペナルティー料(早期解約控除等)を
取られるような商品など、
わたしは買いたくありません・・。



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投資信託を
長く保有し続けることはとても大切ですが、

その一方で、
途中で(ペナルティーなしに)
その商品から降りられる自由は、
確保されるべきでしょう。



30年間の運用とは、
決して「一直線」ではなく

なんどもなんども試行錯誤して
ときに寄り道をし、
ときに採用する金融商品を換えて、

ジグザグ、
そしてデコボコするような
茨道の連続であるはず・・。

皆さん、超長期の契約には、
くれぐれも注意しましょう。

あ




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