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ニッセイグローバルリートインデックスファンドで、アメリカのREITを練習してみる


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

先進国のREIT(リート)のインデックスファンドって
いくつもあるのですが、

<購入・換金手数料なし>
ニッセイグローバルリートインデックスファンドは、

日本以外の先進国のみならず、
新興国のREITも網羅している点が「特徴」です。
(けいぞくコストも安いです!)

当該ファンドは、
S&Pグローバルリート指数」(除く日本、配当込み)との連動を目指します。


ところで・・、

「REIT(リート)って、
大きな不動産をいくつか組み入れているモノなんでしょ?」


と思っている、そこのあなた!

今日は、
ニッセイグローバルリートインデックスファンドの「上位組入れ銘柄」を通じて、
アメリカのREIT」をちょっとだけ習ってみませんか?


【最初に一点、ご注意。】


ニッセイグローバルリートインデックスファンドの
運用レポート」(PDFファイル)を
ご覧いただくと、


銘柄数

銘柄数』が載っています。


これは、↑
組み入れている不動産の数が
「315個」という意味ではありません・・。

ミックス・キャンディ』の袋(ふくろ)が
「315個」もあるという意味です。

??

ミックスキャンディ


これ、一袋の『ミックスキャンディ』です。


これを
「ひとつのオフィスビル系のREIT」と見立てましょう。



一袋のミックスキャンディの中に、
文字通り何十ものオフィスビル
入っているのです。

伝わっていますか?)

とすると?
「315フクロ」も内部に保有するのが、
当該グローバルリートインデックスファンドなのです。


building-science-city.png


さて、以下は【日本を含む】

S&Pグローバルリート指数における、
保有リートの「業態別の比率」です。


業態別 リート

画像元 S&P Global REIT (USD)

Retailは
商業用REIT」のことです。

けっこう【業態】がばらけていますね。

不動産をさまざまな「業態別」で捉えることは
けっこう重要です。

たとえば個人が実物の不動産に投資を行うと
実質「居住用の」不動産しか買えませんから。
(ちなみに Residential が居住用に当てはまります)


次に、
ニッセイグローバルリートインデックスファンドの
『上位組入れ10のREIT』です。


リート 上位10銘柄

(7位のLINK REIT以外はすべてアメリカのREITです)

画像元 <購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリート
インデックスファンド



順に見ていきましょう!

第1位の「プロロジス」は、
物流施設の開発、管理、運営を行っているREITです。


(Eコマースの発展に従い、
物流施設の需要も世界中でうなぎ登りになっています)


2位の「サイモンプロパティグループ」は
米国インディアナポリスに本社があるREITです。


当REITは北米とアジアで
300を超えるショッピングモール等を展開します。

このREITは
S&P100指数にも採用されている巨大銘柄なのです。

あなたは日本国内に
プレミアム・アウトレット」という
アウトレットモールがあるのをご存じですか?



プレミアムアウトレット


(2000年に1号案件である
御殿場プレミアム・アウトレットがオープン。
現在、りんくうタウンなど9カ所で展開。)

プレミアム・アウトレットの運営会社は
(実は)三菱地所・サイモンであり、
「サイモンプロパティグル―プ」が40%出資する会社なのです。


第3位のパブリックストレージですが、
こちらはアメリカ、ヨーロッパのおよ2,200カ所で
「トランクルーム」「小規模倉庫」を保有するREITです。



4位のウェルタワー
老人ホーム、病院、ヘルスケア施設に投資を行うREIT。


5位のエクイティ・レジデンシャルは、
シカゴを本拠とする居住用REITです。


全米11の州で350を超える
アパートメントコミュニティを運営。

(同社のルーツは1960年代初頭に、
ふたりの大学生が学生寮を管理し始めたことに遡ります)


第9位のデジタル・リアルティ・トラスト

こちらは全世界33の都市で
145のデータセンターを所有、運営しているREITです。


(そのうち、日本の大阪で2ヵ所、
東京三鷹で1ヵ所稼働しています)


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その他、
上位10位には入っていませんが、
携帯電話の基地局を所有するREITなどもあります。

さて、REITを練習してみて、
気付くことはありませんか?

不動産の様相って、けっこう深いのです。
賃料を稼げる不動産のカタチは、実に多様であります。


ここに至って、
日本国内に限って
しかも居住用不動産のみに、

大きな単価で(単独に)投資を行うことが
いかに『狭められたチョイス』であるかが、
お分かりいただけますでしょうか?

あ




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