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iDeCoは年金、つみたてNISAは運用口座、しくみの概念が違います


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

〇 最初にご留意を・・。

iDeCo、つみたてNISAの中で
【いったい何を行うのかというと、】

投資信託を用いて、
つみたて投資。
<ココは、まったく同じです。>

以下、あえて相違点を強調して
お話をしてまいります。


あなたのお父様が今、
公的年金を受け取っています。

お父様は受取額に対して、

「なんだ、今月は利益が少ないな・・」
「えっ、今回は『損』になっているよ」
なんて言われたりはしないでしょう。



そもそも年金額に
「利益」も「損失」もありませんから。
(それが『公的年金』の概念です。)

受取総額に対して「課税」はされるけれど、
「控除」の中に収まっていれば、
結果として「非課税」になる人もいる・・。

これが『公的年金』です。
ココ、伝わっていますか?

実は、iDeCoもまったく同じです!

なぜなら、
iDeCoも『年金制度』ですから。


iDeCoでもっとも伝わりにくいのは
積み上げた資産を受け取る際、

⇒ 受取総額に対して「課税」される。
という点でしょう。


ふつう、
投資信託などを用いて運用すれば、
受取り時「利益」に対して課税されます。

その「利益」に対する課税が
免除されるのが?

つみたてNISA、ですね。


もう一度、iDeCoに戻りましょう。

先ほど、「控除」の中に収まれば、
結果として「非課税」になる人もいる。
と言いました。

ですので【控除】のお話をしましょう。

(iDeCoを)一時金で受け取る場合は
退職所得控除」、

年金方式で受け取る場合は
公的年金等控除」が適用されます。


baby_haakuhansya.png


たとえば、すでに50代後半のあなたは、
今の『控除の大きさ』を前提に、
受取総額に対して、
どの程度課税されるかを考えてよいと思います。


が、若い人はどうなのでしょう?

たとえば今から18年後、
上記ふたつの『控除の大きさ』って
『今』と変わらないのでしょうか?


あなたはどう思いますか?)


長期の【トレンド】としては、

〇 なかなか社会保障関連の改革は進まず、
 社会保障費はうなぎ登りに・・。

〇 なので歳入を増やせるところを精査して、
少しずつ間口を広げ税負担を増す、
あるいは控除を縮小する。


という『流れ』は不可避ではないでしょうか。


(将来、ふたつの『控除の大きさ』が
縮む可能性について、

わたしは折に触れ
知り合いの税理士の方に伺っています。

皆さん、控除の大きさが
小さくなる可能性が大だとおっしゃっていました)


もちろん、
確定的なことは言えません。

が、若い人たちはiDeCoの受け取り時、
今よりは『控除の大きさ』が小さくなり、

受取総額に対して
ある程度課税されることを
前提としておいたほうがよいと思います。


あのー、上記は決して
「iDeCoにメリットがない」
という意味ではありません。

掛金を拠出中の「節税効果」は大きく、
投資信託のつみたてを行っている途上では、
ハッピーを実感できるはずです。

以下、ちょっと図式的に書いてみます。


pose_genki01_boy.png


iDeCo)

 運用途上       受取時
 ハッピー感     不確実性あり

つみたてNISA)

 運用途上       受取時
忍耐? ガマン強く   ハッピー感あり



こうして見ると、
iDeCoとつみたてNISAが
『好対照』であることが分かります。


正直、つみたてNISAって、
『投資信託のつみたてを行っている途上』では、
忍耐、忍耐なのです。


つみたてNISAはいつでも解約できますが、
一度解約してしまうと、
その分、非課税枠を使い切ったと見なされます。

安易に短期で解約すべきではないですが、

しかし、実際に【解約をしないと】、
(利益に対する)【非課税のメリット】も
享受できません・・。

ひと言でいうと、つみたてNISAでは
オトナの運用』が求められるのです。


top_img.png


長い時間スパンをキープし、
我慢を重ねて
長期の利益を確定させるべく
エイヤーと売却したときに、

はじめて「ハッピー感」を感じられる。
それがつみたてNISA・・。


いっぽうのiDeCoは
掛金を拠出する途上では
所得控除できてハッピーですが、

今の時点では
受取り時の『控除の大きさ』は分からないので、

最後の『出口』のところがちょっと怖い・・。


かといって、
「iDeCoで(資産を)増やそうとしなくてよい」
という意味ではありません。


受取り時の
『控除の大きさ』は分からないけれど、

受取り時までに
自分の資産をできるだけ増やしておこうとするのは
しごくまっとうなことです。


あと、iDeCoについてもう一点。

よく運用益に対して『非課税』
という言い方がされますが、


この言い方自体がたいへんビミョーです。

特定口座で運用を行っていても、
(投資信託を解約しない限り、)
運用益に対しては『課税されません』から・・。


iDeCoでは、
利益が出ている投資信託の一部、
または全部を売っても、

【その時点では課税されない。】
ということです。


(最終の『受取り時』には、
原則「受取総額」に対して課税される点は
変わらないわけです。

したがって正確には『課税の繰り延べ』と
言ったほうが正しいでしょう・・



mig.jpg


注意点としては、

iDeCoは利益が出ている投資信託の一部、
または全部を売っても、
その時点では課税されないからといって、

ひんぱんに売り買いを繰り返すと
資産形成の「鉄則」から
どんどん離れていく点です。


運用途上では
つみたてNISAのほうが
制約』が大きいため、

かえってひんぱんに売買するという
「間違い」は避けやすくなります。
(ガマン強さは求められますが・・)


以上のように、
iDeCo、つみたてNISAで実践することは
『同じ』なのですが、

両者はその仕組みの根本構造が異なるため、
ふたつの併用には十分な注意が必要なのです。


【追記】

iDeCoに関してこんなニュースが飛び込んできました。
イデコ加入、全会社員に 企業型年金と併用可能

ideco.jpg

画像元:日本経済新聞


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