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デンマークの銀行がマイナス金利の住宅ローンを提供(期間10年)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

米国CNBC「make it」の
こちらの記事によりますと、

デンマークの銀行 Jyske Bank A/Sは、
8月5日、
マイナス金利の「期間10年の住宅ローン」を提供すると発表しています(金利はマイナス0.5%!)



cnbc モーチン


同じくデンマークの銀行 Nordea Bank Abpは、
20年固定金利の住宅ローンを金利ゼロ%で、
また30年固定では
金利プラス0.5%で提供すると言及しています。

ただし、以下の点ご留意を


記事内では
Jyske Bankのハウジングエコノミスト
Mikkel Høegh氏が

ローンの手数料等を合わせると、
実質マイナス金利とはならない可能性があるとしています。

また、冒頭のJyske Bankの10年ローンは
「家の増改築」「ローンの借り換え」に限られるようです。



opportunity-cost-900x450.jpg


それにしても、です。
一体どうしてこんなことが起こるのでしょうか?

実はデンマークでは先月、
すべての国債の利回りが
『マイナス』に陥ってしまいました。


えっ!?


デンマーク


7月初旬時点で、
デンマーク国債20年物の利回りは「マイナス0.03%」

<文字通り、金利が付かない世界の出現です。>


また、スイスでも先月、
すべての国債の利回りが『マイナス』に陥りました。

なんとスイス国債50年物の利回りですら、
マイナス0.014%となったのです。
ロイターのこちらの記事より。

冒頭の住宅ローンですが、
ほぼコストの負担なしで借り入れが可能になれば、

「これから先、家を買う人が増えてくるよね。」
という考え方は
わたしはちょっと違うと思います。


世の中的に
ローンを組んで資産を買おう、
お金を借りて設備投資を行おうという
『機運』が損なわれているからこそ、

「金利が付かない世界」に突入してしまっているわけで・・。


money-dollars-cash-burden-debt-chain-600x450.jpg


これは近代人にとって「はじめての経験」です。


たしかに過去、
大きな戦争が何度もありました。
石油の高騰にも見舞われました。

その後のインフレーション、為替の理不尽な変動、
新興国を中心とした経済危機、ソブリンリスク、
国際的テロル、サイバー攻撃等々もありました。

でも、

金利は

ちゃんと付いていたのです。



金利が付かない今の現象は、

これから先、
資本を投下しても
なかなかリターンが得られないよという
暗示に思えて仕方がありません。


現状、日本、欧州等の
国債の利回りにも憂慮します。

国がお金を借りるのに
コストがかからなくなれば、
あらゆる国で
財政拡大が正当化される可能性があるためです。

行きつくところは
(まさに)未知の世界、なのでしょうか・・。


追記)

冒頭のJyske Bankの10年ローンですが、
記事を読み進めると、
たとえマイナス金利部分が発生しても、

返済者が金利を得られるわけではなく、
ローン元本がその分減らされるくしくみであるようです。

あ




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