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iDeCoと住宅ローン控除のビミョーな関係?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

念のため・・。
つみたてNISAと住宅ローン控除の間には、
何の関係もありません。

しかし、
iDeCoと住宅ローン控除の間には
ちょっとした関係があるのです。

どちらも『控除』が売り物ですから・・。


仮にあなたが住宅ローンを組み
「ローン控除」を利用する予定なら、

住宅ローン控除と、
iDeCoを活用した所得控除の『違い』について
知っておいたほうがよいでしょう。

「カンさん、どちらがより強力なの?」
はい、それは『住宅ローン控除』でしょう。


なぜなら、
住宅ローン控除は、
支払うべき税額から直接「引ける」ためです。

(これを『税額控除』と言います。)


いっぽう、
iDeCoを用いることで得られる『所得控除』とは?

これは「通常控除の枠」であり、
「給与所得」から控除ができた分、
「課税所得」が低くなり、

その結果、節税になるわけです。

あっ、スミマセン、4文字熟語ばかりで・・(^^;)

ちょっと【図式的】に見てみましょう。


1.こみこみの年収 - 給与所得控除 = 給与所得!
2.給与所得 -【各種所得控除】 =『課税所得』に。

iDeCoを用いて得られる所得控除もココに当てはまる。


そして、

3.課税所得 × 税率 = 所得税額 となり、
4.所得税額 -【税額控除】 = 支払う所得税になります。

      ココが、住宅ローン控除に当てはまる。



もう、お気づきですよね。

「税額」から直接引ける
税額控除(住宅ローン控除)のインパクト
おそろしく大きいのです。

※ ただし『住宅ローン控除』が使えるのは
10年間のみです。


illust3678thumb_20171001123258ae1.gif


より具体的に見ていきましょう。

A iDeCoを活用した『所得控除』と
『住宅ローン控除』、
両方使ってもぜんぜん問題ないケースとは?


⇒ 以下、具体例です。

あなたは住宅ローンを4,000万円組んでおり、
住宅ローン控除で上限いっぱいの
『税額控除』年40万円が使えるとします。

あなたの納税額が、
上記40万円よりうんと多ければ、

iDeCoを活用した『所得控除』と併用しても、
問題は発生しないでしょう・・。


次です。

B iDeCoを活用した『所得控除』と
『住宅ローン控除』、
両者の関係が
ビミョーになってくるケースとは?


ズバリ、
iDeCoを活用することで(結果として)
所得税額が減り、

住宅ローン控除(税額控除)の枠が
そこそこ余ってしまうケースでしょう。

ちょっとだけ細かくなりますが、
お付き合いいただけますか?


friends_kids.png


あなたは今、
iDeCoに年20万円掛金を拠出しているとします。
(あなたの所得税率は20%とします)。

この場合、所得税額が4万円減って
「節税」になりますね。

いっぽう、
あなたは住宅ローンを3,800万円組んでおり、
「税額控除」年38万円の『枠』があります。


ここでは仮に、
あなたの「所得税額」が22万円としましょう。

〇 iDeCoを利用せず、
住宅ローン控除だけ使うケースをイメージすると、
所得税額22万円がまるまる控除できます。

さらに、個人住民税も、
上限額の13万6,500円までまるまる控除でき、
「税額控除」の枠で余るのは、2万3,500円のみです。



ところが、です・・。

あなたがiDeCoを用いて「所得控除」を受けると?


あなたの所得税額は
22万円 - 4万円 = 18万円に減ります。
(これ自体は嬉しいこと。)

あなたは住宅ローン控除を用いて
所得税、個人住民税から税額控除できますが、

(住民税は上限が13万6,500円なので、)
18万円 + 13万6,500円 = 計31万6,500円となり、

税額控除の「枠」が 6万3,500円も
余ってしまうことになります・・。


(※ ちなみにこの余った枠は
翌年に繰り越すことは出来ません・・)


soccer_goalee.png

これが、
iDeCoと住宅ローン控除の
ビミョーな関係なのです。

あっ、でも別に
「損になる類の話」ではありませんね(^^)

細かな、
どれだけ「税額控除の枠」を使い切れるか、
使いきれないか、という類のお話です。



そもそも、
「ローン残高」というものは
毎年減っていきますから、
「税額控除」の枠も徐々に減っていくことになります。

Bの事例に近い場合、
住宅ローンを組み始めた当初は
わざとiDeCoをスタートさせず、

ある程度「ローン残高」が減った頃を見計らって
iDeCoを始めるというやり方もアリだと思います。


(※ 当初は『つみたてNISA』の枠を優先させ、
そちらでつみたて投資を始めておくわけです。)


また、あるいは、
iDeCoを所得控除の器ではなく、
長期の「運用の箱」と割り切れば、

(どのみち、住宅ローン控除は
10年で終了するわけですから、)

粛々とiDeCoを続けるというのも
もちろんアリだとわたしは思います。

※ 要はそんなに気にし過ぎる問題ではないのです。


06.jpg

それより、
今日のお話の中に、
実はもっともっと大切なことが隠されています。

なんだかお分かりですか?


実は、
住宅ローン控除(税額控除)を利用することで、

10年にわたって、
余計に手元に残るお金を
あなたなら、一体どうしますか?


という点なのです。



10年だけ、
多めに残るお金を、
ごほうびとして使ってしまうのではなく、

貯蓄や投資に
意識的に回すことで、
将来のご資産(ストック)状況がまるで違ってくるはずです・・。

もちろん、iDeCoの所得控除で浮いたお金も、
「意識して」投資に回すべきなのです・・。



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