こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。
わたしはセミナーでも
個別のコンサルティングでも、
「悪いシミュレーション」ばかりするので、
皆さんに嫌われています(笑)
例えば、
< もし来年、株式市場の暴落が起こったらどうしますか? >
とか・・。
(縁起の悪い話ですね)
< さあ、世の中暗〜いムードになっているのですよ。
【2008年、国家財政破綻】みたいな本が、
本屋さんに山積みされている状態ですよ・・>
とか・・。
人は誰も、
イヤな想像なんてしたくありません。
(気分が滅入りますし・・)
しかし、長い運用の途上では、
良いことも起きれば、悪いことも起きます。
(人生と同じように?)
今は(たまたま)波風が立たず、
落ち着いた状況ですが、
■ イヤなことは(えてして)
予期せぬ時 に訪れるものです。
(人生と同じように・・)
例えば(このブログでもそうですが)
わたしはしばしば起こる
【いちば】の 急落 や 急騰 に対して、
ほとんどコメントしていません。
【いちば】の 急騰 や 急落 は、
マーケットの営みの【一部】だからです。
大切なことは、
【本質の変化】を見極めること。
「本質の変化」をもたらす
【出来事】を見極めることです。
(もちろん、そうそう起こるものではありませんが・・)
2001年9月11日に起きた「同時多発テロ」の翌日、
わたしはこんなコラムを書いています。
(以下がその内容です・・↓)
アメリカを、かつてない規模のテロが襲いました。
さまざまな情報が錯綜していますが、
わたしは資産運用の専門家なので、
その視点から、「冷めた目」で考察を加えてみます。
まず、ニューヨーク市場はその再開後、
一時的に大きく調整すると思われます。
その影響が世界のマーケットに、
波のように押し寄せる恐れがあります。
しかし、それは一時的な現象になるのでは、
とわたしは考えています。
確かにアメリカの金融の中枢、
国防の中枢に危害が加えられたことの
インパクトは大きいです。
(物的、人的被害の両面で・・)
ただ、経済のインフラそのものに
与える影響は限られています。
各企業、官庁、公共施設、情報通信設備等は、
データベースのバックアップを行っています。
(知的資産に対する影響は軽微なのです・・)
そもそも【インターネット】の思想そのものが、
現実社会(リアルワールド)に
想定外の危害が加えられた場合に
その影響を最小限に抑えるため、
もうひとつの社会(サイバーワールド)を作っておこう、
というものなのです。
もちろん【国防】の観点から
この発想は来ているのですが・・。
いちばん心配なのは、
アメリカの人々の「精神的ショック」です。
しばらくは外出を控える、飛行機にも乗りたくない、
旅行をしたり、おいしいものを食べに行ったり、
という雰囲気ではなくなるでしょう。
個人消費 に与える影響は大きくなる可能性があります。
(はい、再び 2007年のカンです・・↓)
【市場 対 国家】
(ダニエル・ヤーギン ジョゼフ・スタニスロー著)
という本の中で、
イギリスの元首相 サッチャー氏の
【サッチャーの法則】が紹介されています。
氏が1982年の「フォークランド紛争」を経験した際に
学んだこととされていますが、
それは、
■【予想外のことが起こる】というものです。
予想外のこととは、テロに限らず、
異常気象、自然災害、食糧危機、
エネルギー危機、人的災害、環境汚染、
ウイルス発生、地域紛争、暗殺、戦争など、
あらゆることが「想定」されます。
その事態が起こった時に、
パニックに陥らず、事態の本質 を見極める。
短期的な影響よりもその事態が、
■ 経済の、社会の、基礎的条件
(ファンダメンタルズ)を一変させてしまう
出来事なのかどうかを見極めることが大切なのです。
ちなみに「同時多発テロ」の後
アメリカ株式市場が再開された時、
ダウ平均は 684ドル81セントの下げ幅 を記録しました。
その後も株価は下落を続け、
一時ダウ平均は 7,000ドル台 にまで落ち込みました。
(皆さん、覚えていますか・・?)
しかし、同年10月4日の終値では
ダウ平均は 9,123ドル まで回復しています。
資産運用を行う者として、
【サッチャーの法則】は頭の隅に置いておきましょう・・。
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