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一般NISAに疲れたら、つみたてNISAに移行しましょう


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

2015年から「一般NISA」を始めたあなた。

あなたはこの5年間の運用成績を見て、

「大して儲かってないな・・」と
ちょっと落胆しているかもしれません。


それでです。

2015~2019年で切れる
【当初の非課税期間5年】をやはり延長しますか?

・・『ロールオーバー』ですね。


ロールオーバー


よーく上の図表を見てみましょう。

2015~2019年(当初5年)
2020年~2024年がプラス5年
(ロールオーバー期間)となります。

5年プラス5年で・・「計10年」です。

最初、一般NISAを始めるとき、
【非課税期間の5年】って

「そこそこ長いのでは?」と
思っていませんでしたか?


「でもさ、振り返ってみると
5年ってあっという間なんだよね。」

もし今、あなたがそう思っているなら、
あなたが一所懸命生きている証拠です(^^)


5年なんてあっという間なのです。


『ロールオーバー』を実施し、
計10年の非課税期間」になったとしても、

個人の資産運用の基軸から見ると、
とても【微妙な時間軸】と言わざるを得ません。

なぜなら
【長期投資】とは
10年超の時間スパンを指すためです。


わたしが一般NISAを一貫してお勧めしないのは、
この『時間軸の短さ』のため・・。


それにです。

あなたは今、
『ロールオーバー』を前提に考えておられますが、

2015年から「一般NISA」を始めたとすると、
「ロールオーバー」って


ロールオーバー


2020年の一般NISAの枠を『使う』
 ということです。


ですよね?)

ロールオーバーで利用した投資分については
2020年、『新規の投資』は出来ないわけです。


あなたはそもそも
【どちら】を望んでいるのですか?

A できるだけ「多く」投資額を入れる。
B ロールオーバーを利用しできるだけ「長く」投資する。


なかなか悩ましいですが、
Bを優先させると、

一般NISA枠で入れられる「投資金額」は
おのずと限られてしまいます。


少しだけ今の設問を
拡大解釈してみましょう・・。

そもそも、なのですが、
頭の中を真っ白にして

A できるだけ「多く」投資額を入れる。
  → 一般NISA!

B できるだけ「長く」投資する。
  → つみたてNISA!


もし上記のように設問されたら、
あなたはA、Bいずれを選びますか?


why-is-yawning-contagious01-300x266.jpg


あのー、NISAだけで考えてはダメですよ。

おそらく、あなたの資産運用って
「NISA」のみではないですよね?

あなたの運用資産全体を
【広く・深く】見渡す場合、

NISAのみでの投資額の多寡より、
なるだけ「長い」投資期間を
優先させるべきではないでしょうか。


20年って長いですよ~)


一般NISAに疲れたら、
つみたてNISAに移行してもよいのです。


手続き上・・)

〇 SBI証券では「NISA口座の勘定変更」と云います。
〇 楽天証券では「NISA口座の区分変更」と云います。


★ 両社とも10月1日より、
2020年分の「NISA種目の変更」を受け付けています。

両社とも(申し込みをすれば)
現行NISAの取引に制限がかかりますが、

今がまさに、あなたの投資を
『仕切り直しする』機会ではないでしょうか?



 【閑話休題・・】

ちょっと政治的な話になります。



金融庁は一貫して
NISA制度の恒久化を要望していますが、

現状、一般、ジュニア、つみたてという
「3種のNISA制度」が混在する中、

(財務省との折衝で)
すべてのNISA制度の恒久化を実現させるのは、
ちょっと難しい話かもしれません。

それに、
一般NISA、ジュニアNISAは現行、
最後に資金を入れられるのが「2023年」であり、


ロールオーバー

その時期が↑刻々と迫っています。

たとえ非課税期間の
延長を要望するだけにしても、
もはや『時間との戦い』になっているのでは?


わたしは
フィーを頂戴し、
資産運用のアドバイスを行うFPです。

したがって
運用の具体的なプランニングにおいて、
『希望的観測』だけをもとにアドバイスは出来ません。


現実として
つみたてNISAが現状、
もっとも「長く続く制度」であり、


tsumitate_im02.png


(最後の資金投入機会は「2037年」。
37年に入れた、20年の非課税期間の満期は「2056年末」です)

時間の利益によって
制度改正の果実を得られる可能性も、
高いと推察するのが妥当ではないでしょうか。


仮にあなたが、
2020年から
「つみたてNISA」に移行すると決めたとしましょう。

〇 これまで「一般NISA」で持っていた金融商品は
すぐに売らないといけないわけではありませんよ。


〇 当初の「非課税期間5年」は
(たとえつみたてNISAに移行したとしても、)
そのまま【権利】として残ります。



たとえば、
2016年に「一般NISA」で買った投資信託は、
(「つみたてNISA」に移行したあとでも)

2020年末までに解約すれば、
利益は非課税となります。


ただ、あまり欲張り過ぎないようにしましょう。

2017年に「一般NISA」で買った投資信託について
2021年末(満5年)にすごく良い成績となり、

もっと行けそうだ!ということで
(また「一般NISA」に種別変更し、)

2022年「ロールオーバー」してしまうと、
2022年は?

「つみたてNISA」にお金が入れられなくなります。


gctv-mistakes.jpg


昔から、
「二兎を追う者は・・」と言いますが、

「つみたてNISA」に移行したら、
そのまま「つみたてNISA」を貫いたほうが良さそうです。


最初の「設問」に戻りましょう。

2015年に「一般NISA」で買った金融商品は
2019年末で「満5年」を迎えます。

きれいさっぱり
身も心も「つみたてNISA」に移行するなら、

2019年末までに、
その金融商品は売ってしまいましょう。

2016年に入れたモノは?
・・2020年末までに。

2017年に入れたモノは?
・・2021年末までに。
という具合に。



ただ、「一般NISA」を試してみて、
改めて『ホント、5年で決着させるなんて短すぎる。

と実感したあなたは、

「つみたてNISA」に移行後、

「一般NISA」での非課税という特典をあきらめて
投資期間の利益』を取るという意味で、

「一般NISA」で持っている商品を
特定口座(課税口座)に移行させ、
ずっと持ち続ける・・。

そういう選択肢もあります。


特定口座では、
5年、10年といった「非課税の期間」を
気にすることなく、

長く持ち続けることに
何の制約もなくなるわけです。

(※ なお、特定口座への移行は、
「一般NISA」非課税期間5年の満了前でも可能です。



以下、参考までにSBI証券での
「一般NISA」⇒「つみたてNISA」移行のスケジュールです。


勘定変更です

画像元:SBI証券

図表はちょうど1年前の事例となります。

シンプルに2018年→2019年と、
1年加算してイメージしてみてください。

(※ NISA種目変更の詳細については、必ずご自身で
金融機関にご確認くださいませ。)

〇 こちらの記事もご参考に!
つみたてNISAの「年代別」活用法!



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セミナーの詳細&お申し込みコチラからどうぞ。


【追記】 こんなニュースも飛び込んできました。
つみたてNISA延長へ 投資期間20年を確保】(朝日新聞デジタル)

※ 2020年スタート、2021年スタートにかかわらず
つみたてNISAに資金投入できる期間が、
「20年」になるよう改正が為されるかもしれません。




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