FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

竹川美奈子さんの新刊『50歳から始める! 老後のお金の不安がなくなる本』を読みました


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨日は台風でずっと家にいたので、
竹川美奈子さんの
『50歳から始める! 老後のお金の不安がなくなる本』をじっくり読みました。

わたしは今年51歳なので、
「50歳から始める!」と言われると、
ちょっと条件反射してしまいます(^^)





この本は、
50歳近辺にいるあなたが、

ただ漠然と老後に対して不安を感じる前に、
あなた自身のお金まわりを
整理整頓しましょう』という本です。

たとえば、平均的な論法による
「お金って2000万円足りないよ!」
という情報を鵜呑みにして、

自身の【客観的状況】を把握せずに、

あっ、足りない
→ 投資しないと!
→ どのファンドにするべき?
→ これ買っとこう!というのは、


本当はもっともしてはいけない
『近視眼的発想』です。


別に投資に限りませんが、
「全体像」が見えてはじめて、
適切な『第一歩』を踏み出せるのでは?

竹川さんは
私たちのはやる気持ちを抑えるように、

本書の中で家計や資産の
【見える化】を図りましょう、
そしてお金の『全体像』を知りましょう
と唱えます。


その1)

個人も「年に1回、決算しましょう」
という考え方


本書では、
損益計算書とバランスシートの作り方が
具体的に解説されていて、

この2つのセットで見えてくるものがある、
と言及されています。

(要は、健全な収支の積み重ねが
良いバランスシートを作っていくわけです。)


illust14.gif


その2)

「公的年金についてきちんと知ろう」


老後について感情的に心配する前に、
そもそも
ねんきん定期便の見方って知っていますか?

本書では、
50歳以上と50歳未満に分けて、
ねんきん定期便』の詳しい解説が為されています。

もちろん、
公的年金の基本的な考え方についても学べます。
(セカンドライフの「根幹」ですから。)


その3)

「退職給付制度」という枠組みをきちんと押さえている


本書で圧巻だったのは、
『退職給付制度』という枠組みから、

・退職一時金
・企業型確定拠出年金
・確定給付企業年金 それぞれについて、 

さまざまなパターンを想定し、
具体的に制度内容について言及している点です。
(ココ、かなりリサーチされていると感じました。)


50歳とは、
「老後」「退職後」を意識し始める年です。

ほんとうは自身の資産運用を、
「いつから」「どの程度」
「どれくらいの期間」するかを決める前に、

老後の生活の根幹を成す、

・公的年金
・退職一時金
・確定給付企業年金
・確定拠出年金(企業型)について
しっかり「知る」ことが先だと思いませんか?


この【土台】の上に、

〇 課税口座での資産運用
〇 つみたてNISA、
iDeCo(個人型確定拠出年金)での運用を、

落とし込んでいくという「流れ」があってしかるべきなのです。


daidougei_juggling1.png


最後に、

その4)

どうお金をもらっていくかという「出口戦略」


ここでも、

・確定給付企業年金と、
・確定拠出年金(企業型)の

受取り」に関する細かい違いにつて
丁寧に解説されています。


また、iDeCoの受取りに関して、
一時金と年金の「併給」を選択する場合、
(これはSBI証券では出来ない)

〇 一時金の割合が
10~90%で25%刻みで指定できる
窓口(運営管理機関)もあれば、

〇 一時金の割合10~90%で
10%刻みまで指定できる
窓口(運営管理機関)もあることなど、
正直、わたしも知らないことがたくさんありました。


老後に関わる制度全般をしっかり網羅しながらも、
あなた自身の状況に落とし込み、
自分なりの【最適解】を導くことがいかに重要であるかが、
本書を読めば分かるはずです。


竹川さんの本を貫く骨太の主張、
それは

「知るべきことをきちんと知ることが、
不安を解消するいちばんの近道。」


ということなのです。

老後のお金について
必要以上に心配してしまっている人に
ぜひ手に取っていただきたいと思います。





<こちらの書評もどうぞ!>

○ 【お盆休みは、NightWalkerさんの『世界一ラクなお金の増やし方 #インデックス投資はじめました』を読んでみよう!

○ 【年末年始は、水瀬ケンイチ著『お金は寝かせて増やしなさい』を読んでみるべし




関連記事

| 書評・映画・美術評 | 17:40 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT