iDeCo、つみたてNISAの最新ニュースからこんな類推をしてみよう
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
iDeCoもつみたてNISAも
「完成形の制度」ではありません。
まだまだ歩み始めたばかりで、
あっちよりもこっち?
ここはこう広げて、
こんなふうに改良していこうというふうに、
どちらも発展途上の制度なのです。
したがって今度も不定期に
以下のようなニュースが
飛び込んでくる可能性大です。
まず一つ目!

上記は
社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の中で
すでに議論が始まっており、
来年には改正案の提出を目指すとのこと。
(もしかすると数年かかるかもしれませんが、
これは実現の可能性が高いでしょう・・)
ところで、
65歳まで加入可になるとは?
65歳になるまでiDeCoで
「掛金」を拠出できるようになるということです。
そう、これでようやく、
iDeCo制度が社会の実態に追い付くわけで・・。
が、しかし。
65歳になるまで掛金が出せるとなると、
60歳から引き出しが可能であることは
矛盾を孕むことになります。
経過的措置が施されるとは思いますが、
掛金の拠出が65歳まで可能になれば、
iDeCoからのお金の【引き出し制限】も
65歳までになると考えるのが、
妥当ではないでしょうか?
すると?
そうすると、現在は
『60歳から70歳になるまでに、
受給を始めればよいよ』
というiDeCoですが、
この「年齢の幅」も、
『65歳から75歳になるまでに
iDeCoの受け取りを開始するように。』
に変更になると思われます。

上記日経新聞の記事にもありますが、
もうひとつの改正のポイントは
全会社員に
iDeCoに加入できるようにしよう!
という流れです。
現状、企業型DCを導入する会社では
2017年以降に約款の変更を行っている企業のみが
iDeCoへの加入が可となっています。
その結果、こちらの記事のように、
『転職リスク』が発生しているのです。
この確定拠出年金全般における転職の不利益は、
大いなる機会損失のリスクを孕んでいます。
そして二つ目!

上記はまだ
朝日新聞でしか報じられていないため、
記事の信憑性は低いと見ています。
(もう少し様子を見る必要あり・・・)
以下、引用)
「つみたてNISA」の投資期限を
今の2037年から延長し、
20年間の積立期間を確保する方向で調整に入った。
引用、終わり)
この、『調整に入った。』という言い方が
いかにも政治的ですね。
が、そのあとには、
来年度の与党税制改正大綱に盛り込む。
という言い方もしているわけで・・。
(ところで)上記記事の内容って?
要は、
2019年につみたてNISAを始めた人も
2023年につみたてNISAを始める人も、
「お金が入れられる期間」を等しく【20年】にしましょう、
という内容です。
(これが実現すれば、
つみたてNISAに
最後にお金を入れられる年が
2037年から、38年、39年と延びていくわけです・・)
ただし、これは
つみたてNISAの【非課税期間】の延長や
恒久化を示すものではありません。
感覚的に言えば、
「ちょっと状況が良くなるよ」という程度なのです。

ここでのもうひとつのポイントは、
自民党の税制調査会は
制度改正については、
どうも「一般NISA」より
「つみたてNISA」を重視している姿勢が
垣間見られるということ・・。
私見ですが、
一般NISAの反省点から
つみたてNISAが生まれたとすると、
今後の制度改正についても、
つみたてNISAが優先される可能性が高いと考えます。
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