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時価総額加重平均型のインデックスは美しい?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

もしも、の話です。

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のような、
『MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス』との連動を目指す投資信託が、

1989年の
ある時点で存在していたら、

そのときの組み入れ国「第一位」は?


・・日本でした。

えっ、なんで?

日本の東京証券取引所が、
世界でもっとも時価総額が
大きな株式市場であった時期が、
実際あったためです。


で、今現在(2019年9月末)は?

『MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)』の組入れ比率は、
アメリカが1位で55%強となっています。


country weight

画像元:MSCI  (インデックスとは「指数」のこと。)


この数字って、固定なの?

いいえ、NOですよ。


実際、2000年代の初頭、
アメリカの比率が
47%くらいになっていたこともあります。

そう、
組入れ比率は、随時変わるのです。


『MSCI ACWI』は
組み入れ国49ヵ国、
(先進国23ヵ国+新興国26ヵ国)となっていますが、


49かっこく

画像元:MSCI


国ごとの「株式市場の大きさ」に比例して
組入れ比率が決まるため、
この『MSCI ACWI』の構成比率は、

世界の株式市場の
大きさの比率(勢力図)をそのまま
手元で『再現』しているようなものです。



そしてその組み入れ比率は
毎日変遷し、
中期のスパンで見れば、

新たな国の組み入れ、
既存国の除外、

そして10年、20年の長いスパンで見れば、
国ごとの【栄枯盛衰】そのものを
如実に映し出してしまうわけです・・。


誰の予測もなく、
何の主観もなく、

ただ、目の前に在る
マーケットの姿を映し出す鏡(かがみ)。

それが、
【時価総額加重平均】の考え方なのです。



163861447.jpg


今よりもっと若い頃、
30代のときなど、

投資家が自ら
国や地域の『組み入れ比率』を
決められない、
広範な時価総額加重平均型のインデックスが、

わたしは正直、
あまり好きではありませんでした。


でも、今は
この考え方そのものに、
ある種の【哲学】を感じます。

冷めた視点で、
しかし隅々まで俯瞰している。

フェアであるだけでなく、
『洗練されている』、
と言っていいかもしれませんね。


インデックス投資の原点である
「平均点」の保有には、
おそらく二つの意味があるのでしょう。

1.すべての銘柄(国)を保有する。

プラス、

2.大きいものは大きく、
小さいモノは小さく保有する。

この「スタイル」を、
あなたはインデックスファンドを持つだけで
貫徹できるわけです。

(意外に思われるかもしれませんが、
インデックス投資は【変化】に強いのです。)


そして、わたしは今から20年後、

2039年9月末の
『MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス』の国別構成比率はどうなっているのだろうと、
勝手に夢想したりしています・・(^^;)

〇 こちらの記事もご参考に!
インデックス(指数)とは? 現状の勢力図そのものであり、かつ常に変化していく運動体のこと

あ




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