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人口動態学


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

今日は一冊の本をご紹介しましょう。
【団塊世代の経済学】 日経BP社 
ウィリアム・スターリング スティーブン・ウェイト 著

この本は、
「未来のことを完璧に予測するなんて、
誰にも出来やしない・・」という謙虚な姿勢のもと、

(長期的な)経済動向を占う上で、
【人口動態学】がいかに大切か ということを説いています。

■ 人口動態 とは、経済の【先行指標】なのです・・。

あなたは『ベビーブーマー』という言葉を
聞かれたことがありますか?

日本の「団塊の世代」と重ねて
訳されることが多いですが、

アメリカの『ベビーブーマー』は
その範囲がより広範に及びます。
      
一般に 1946年~1964年に生まれた約7600万人 を指します。

本書では『ベビーブーマー』こそが、
アメリカ経済の「需給関係」に多大な影響を与え、
景気の波 を形成してきたと喝破しています。

例えば1970年代は、
『ブーマー』が労働市場になだれ打ち、
供給が過大になったため、労働賃金が低下した。 

またこの時期、不動産、自動車を
ローンで購入する『ブーマー』が増えたため、
金利の上昇を招いた とも言っています。

90年代の好景気、株価上昇も『ブーマー』世代が
ちょうど脂の乗り切った時期に差しかかり、

収入・貯蓄ともに上昇 ⇒ 本格的に
【資産運用】に取り組み始めた結果だ と説いています。


さて、本書では、あと3年は
「アメリカ経済は安泰だ」と言っていますが、

『ブーマー』世代がリタイアし始める、
2010年からの20年間に対して、警鐘を鳴らしています。

< 頭の中を真っ白にしてくださいよ・・>

『ブーマー』世代が会社を辞め、
リタイアするとはどういうことでしょうか?

(『ブーマー』より若い世代にとっては)
昇進の機会が増える・・  (良いこと)

一方、スーツの売上高は減少します・・(悪いこと)

『ブーマー』世代は セカンドライフ に備えて、
保有する株式、投資信託などを売却し始めます。

(マーケットにとっては)・・(悪いこと)

「おい、もう子供も独立したんだし、
小さめの家に買い換えようか・・」

不動産仲介業者にとっては・・(良いこと)

「いっそフロリダに移住しようか。」

あっ、そういえば、
日本のフロリダ にあたる場所って、どこでしょうか?

デベロッパーの方は、
ぜひ「日本のフロリダ」を作るべきだと思います。

その他、老眼鏡、補聴器の市場が拡大しますね。
リッチな、こだわりの旅行も増えるでしょう。

一方、社会保障、医療保険(メディケア)は、
どうでしょうか?

(本書では、次のように予想しています)

人間は、年を取ると「保守的」になる。
若い人より、シニア世代の方が選挙によく行く。

つまり、『ブーマー』世代が
シニア になるということは、

選挙に行く巨大な
「保守層」が生まれるということです。

政治は 人気商売 のところがありますから、
大きな票田である『ブーマー』世代
= シニア層の意向 は無視できません。

したがって、社会保障、医療保険(メディケア)
関連の支出が増えるだろう と説いています。

つまりこれは、
「政府支出」が増えることを意味します。

(すると、将来的に増税?)

そして
(ここからが大切なのですが)

このような現象はアメリカ国内だけではなく、
カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本などの
先進国に【共通の現象】として起こってくることなのです。

次回は 日本 を例に挙げてみましょう。


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