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人口動態学 その2)


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

その国の「経済成長」を占う上で、
大切なものは ヒト、カネ、そして 生産性 です。

例えば、A商品を作るためには、
人間(ヒト)が必要ですね。
(労働力 と言ってもいいです・・)

そして、さまざまな設備を準備するために、
資本(カネ)が必要です。

そして、どれくらい効率的に
A商品を作ることができるかという
「労働生産性」も重要です。

シンプルに言いますと【経済成長】とは、

■ 労働力 × 資本 × 生産性 という式で
導かれるのです。

つまり、「労働人口」が増えない、
減少していくということは
経済成長にとっては由々しき事態・・。

今、日本では150年振りに
人口そのものが減少しようとしています。

(ちょっと「日本の人口動態」を振り返ってみますと・・)

1950~70年代、この時期は、
まさに日本の「高度成長期」ですよね。

この頃、20歳~60歳の労働人口が、
際立って増えています。

ん? ということは、

どこかで『ベビーブーム』
= 『出生数』が大きく伸びた時期があった、
ということです。
          
それは 1920年~40年頃 に
生まれた世代の方々を指します。 

当時(特に 昭和 に入ってからは)
軍国主義的な政策と相まって、

“産めよ増やせよ”という掛け声とともに
『出生数』が大きく伸びました。 

1950年~70年代の
「高度経済成長」を支えていたのは、
これら【戦前生まれの世代の方々】なのです・・。

(過酷な戦争をくぐり抜けてきた
この世代の方は ハングリー精神 に満ちています)

そして、70年代から80年代末まで、
日本の「労働人口」は増加を続けます。

どの世代が貢献したかというと・・、

そうです、1946年~49年生まれの
【団塊の世代】ですね。

一例として、ビートたけし氏 を挙げましょう。

1947年1月生まれのビートたけし氏は、
1970年当時 23歳。

(70年代を通じて 豊富な労働力 が
市場に供給されていたことが分かります・・)

1980年 33歳 となり、
バブル期の 1989年には 42歳。

(80年代、バリバリ働く【団塊の世代】が
日本経済を引っ張ってきた様子が伺えますね)


しかし、90年代に入ってからはどうでしょうか。

拓銀、山一證券の破綻が起こった1997年に、
たけし氏は 50歳 を迎えています。

日本の「労働人口」は減少に向かいました。

大胆な「移民政策」がなければ、
生産年齢人口(15~64歳)は

2000年の 約8700万人 から、
2030年には 約7000万人 に落ち込んでしまいます。

注)2002年 国立社会保障・人口問題研究所 中位予測 より

【団塊の世代】1946年~49年
(昭和21~24年)生まれの方は およそ800万人。

この「大きな層」が
【生産者】から(純粋な)【消費者】になろうとしています。

今まさに、
労働市場 で「大移動」が起こっているのです。

今後、アクティブなシニア世代が急増し、
政治的発言力 を高めていくでしょう。

例えば「国の年金」が よい例 です。

すでに年金を受給している方々、
あるいはあと2、3年で受給が始まる方々をターゲットに
「年金額を削減」することは、

法律的に というより、
政治的に たいへん困難なことだと思います。

ですので、
現役世代の保険料増加、受給年齢の繰り延べ、
受給額の削減 という【未来先送り型】の対策が
取られると思います。

そして【未来先送り型】が
行き詰ってきた時にはじめて、
「抜本改革」が実現するのではないでしょうか。

例えば「国の年金」の2階部分(厚生年金・共済年金)を、
個人積み立て型の年金 にするとか・・。

(つまり)自分が将来もらう年金を、
自分の掛金で積立てるのです。

あるいは 2階部分 については
強制加入の社会保険制度としておく余裕がなくなり、
「民間の年金保険」にその役目を委ねるかもしれません・・。

こう概観してみてください。

人生ゲームの「あがり」を迎える方が
どんどん増えています。

彼ら/彼女らは観客席に上がり、
「いやあ、お互いよく頑張りましたね」と労い合っています。

ところがピッチの方を見ると・・
ゲームに参加する人はどんどん減っているのです。

私たちはかつて経験したことがない
「社会状況」を、これから迎えるのですね。

先進国の資産家、企業家、政治家は
こう思っているでしょう・・。

「何とか 新興国 に発展してもらわないと・・」

グローバル(全球的)で見ると、
人類は圧倒的に 若い のですから・・。
 

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