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世界経済という舞台の主役は【ふたり】です


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

(以下、アメリカに居た頃の話です)

台湾のアデルという女の子は
「Deng Xiaoping は嫌いだ」と言っていました。

誰のことを言っているか分からないので、
わたしは漢字で書いてよ、といいました。

Deng Xiaoping とは、 小平 のことです。

わたしがアデルと知り合ったのは1990年のことですから、
彼女は「天安門事件」での虐殺を非難していたのだと思います。

確かにひどい事件でした。

当時、 小平は躊躇することなく、
民衆に対する発砲命令を出したといいます。
(まさに 冷徹の顔 です・・)

一方、彼は 熱情の顔 も持っていました。

「天安門事件」の後、
欧米諸国は中国に対して 経済制裁 を行います。
保守派の巻き返しにも遭い、 小平は
起死回生の「開放政策」を実行しました。

1992年の「南巡講話」で、

・もう平等はやめます
・豊かになれる人から 豊かになります
と、宣言してしまったのです。

(しかも、共産党独裁の建前は守りながら・・)

いくつもの地域で「経済特区」を作り、
・外国企業を優遇して、
ヒトも 土地も提供します。
(税金もウンとまけてあげますよ)
と言ってのけたのです。

欧米の企業【工場・ノウハウ】を
そのまま中国に移植させるという、
今までにない「経済成長のあり方」を選択しました。

さらに中央は地方に権限を与え、
互いに企業誘致を競わせました。

まるで資本主義の権化のようなことを行いながら、
かつ、共産党独裁の面子も保ったのです。

【経済の利益】を求める波が、
イデオロギー(自由主義 or 社会主義)というハードルを
ひょいと飛び越えてしまった「事実」は、

おそらく2050年の歴史教科書の中で
大きく扱われているでしょう。

(ちょっと タイムスリップしてみます・・)

コロンブスがアメリカ大陸を発見する前にも、
5000キロ離れたA地とF地は、確かに存在していました。

しかし、互いに【出会う】ことはなかったのです。

ところが 大航海時代 となり、
図らずも両者は出会ってしまいます・・。

「武力でもって富を奪う」という 原始資本主義 の
いちばん醜い面が、大いに力を発揮しました。

金、銀は略奪するわ、疫病は持ってくるわ、
奴隷は売買するわ というように、

19世紀半ばまでの 世界経済の本流 は、
まさに <暴力・植民地主義> でした。

(武力を持ったヨーロッパが、
半ば【強制】によって ヒト、モノ、カネ を動かしていたのです)

ところが、19世紀に 新興国 として登場した
アメリカは 欧州 とは違っていました。

広大な領土を持ち、資源も豊かで
他の国に「武力でもって侵攻する」必要がありませんでした。

その代わり【経済の利益】を求めたのです。
「貿易をしよう。アメリカの製品を買いなさい・・」

(これって、今のアメリカと変わりませんね)

また、アメリカは「移民」を通じて、
科学技術、企業ノウハウの 移植 を欧州から行いました。

時は下り、第2次大戦後
アメリカが世界の中心となってはじめて、
【武力】ではなく、【貿易】によって
世界の ヒト、モノ、カネ が動き始めたのです。

ところが、また邪魔ものが入りました。 
イデオロギーという 怪物 です。

自由主義と社会主義に分かれた
「ふたつの世界」は
ヒト、モノ、カネ の交流を厳しく制限しました。

ヒトは
・○○主義経済
・△△主義経済 という、
まったく違った「経済のあり方」を実践していったのです。

(そして、1989年 ベルリンの壁が崩壊・・)

ここでようやく、
【武力】によってではなく、
また、【イデオロギー】によるものでもない、
「自由貿易」の扉が開かれました。

そして、「インターネット」によって狭くなった地球で、
全球化(グローバリゼーション)の恩恵を最初に受けたのが、
(意外なことに)中国 だったのです。

1992年から 世界は15年しか経っていませんが、
ヒト、モノ、カネ の動きは大きく変わりました。

中国は 世界の製造業を移植しています。
インドは 世界のIT業を移植しようとしています。
(そしてその後に、巨大な消費市場が躍動し始めます・・)

これからの 世界経済 は、
巨龍 と 巨象 を懐に抱え込み、
互いに「依存」し合いながら発展していくでしょう。

(歴史上はじめて、数多の支流に
豊かさという水が流れようとしているのです。

私見ですが、これから10年の世界経済の成長は、
私たちが予想するよりずっと大きなものになると思います・・)

あなたが20年の時間スパンを持ち、
1年や3年で成果を求めず、
多くのリスクを意識しながら
忍耐強く投資を続けることが出来るなら、

先進国群にも 新興国群にも
50:50 で投資を行うことに
わたしは賛成です。

投資のやり方(インデックス運用)は達観しても、
資産配分(アセット・アロケーション)には
ロマンを求めてよいというのが わたしの考えです。

世界経済 という「舞台」の上で、
もはや 先進国だけが 主役 ではありません。

新興国群という もうひとりの主役 が
すでに「舞台」に上っているのです・・。

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