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商品 が財産だった頃


こんにちは、カン・チュンド です。

昔からそうなのでしょうか・・、
季節の変わり目になると(なぜか)感傷的 になります。

例えば、月がぽっかり浮かぶ夜空を見上げて、
「何万年も前と同じ風景がそこにある」
とふと思ってしまったり・・。

原始のヒトは、
この月を見て 何を感じていたのだろうか?

いや、
そもそも月を見上げて、
何かを感じ始めたのは、
一体いつ頃からなのだろう・・? と。

木立から地面に降り、二足歩行を始めたヒトは、
いろいろなものに【価値】を与えていきます。

動物を殺すための 石 に、
傷をいやすための 葉 に、
物を支えるための 木の幹 に、

また、食した動物の皮、骨に【価値】を与え、
それを利用していきます。

そして、
ヒトは 火 という【道具】を手に入れます。

鉄 を精製する技術を獲得すると、
鉄鉱石 という、それまで何の価値もなかった石に、
【価値】を見出します。

遥か彼方の 塩 を求めて旅をし、
その 塩 を 獣10頭 と交換したりします。

また、胡椒(食料を保存するため)を得るために、
ヒトは「航海技術」を飛躍的に進歩させました。

今まで決して 交流 することがなかった
A地 と F地 が出会ってしまうと、
文明 という力の差を持って、
一方が他方を 制圧してしまいます。

(そうです、【植民地化】の始まりです)

ヨーロッパ諸国 は
「プランテーション」を導入しました。

現地の 砂糖や塩や、麦や米や、
胡椒や綿花や、金や銀や鉄鉱石を、
現地の人間に採掘させ、育てさせました。

(もちろん、賃金もロクに払わず
死ぬまでこき使ったのです・・)

それまで「自給自足」でやってきた
作物を育てる、資源を採掘するという作業を、

文明国側 が、
【儲け】の手段 に仕立ててしまったのですね。


文明の人たちは実に「したたか」でした。
近代の祝詞である「効率化」をスローガンに、
搾取を(それこそ)大胆かつ大規模に行いました。

ひとつの植民地に、
ひとつの作物、あるいは資源 というルールも
確立させます。

栽培・採掘 → 加工・精製 → 輸出 に至るまでを
一手に管理したわけですから、
儲からないわけがありません。

(何しろ労働コストは限りなくゼロに近いのです・・)

また、
文明国側は 航海技術 も握っていましたから、
F地から S地、S地から B地 に至る
「貿易による利益」も独占しました。

文明 を持つヒトが、
文明 を持たないヒトを隷属させて、
今までにない【収益の機会】を実現させたのです。

◆ この機会を(それこそ「効率的に」)活かすため、
  株式会社 という仕組みも発明されました。

読者の皆さん、

まさにこの時 を境に
砂糖や塩や、麦や米や、
胡椒や綿花や、金や銀や鉄鉱石 は、

ヒトにとっての 財産 から、
商品(コモデティー)に、
成り下がってしまったのです。



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