こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。
例えば、主役を務めていた大物俳優が
アクシデントで舞台を休演することになったとします。
代わりに登場した若い俳優が(意外なことに)
代役をしっかりこなし、違った存在感を出して注目を集める・・
そういうことは大いにあり得ます。
【米モルガン・スタンレー、
中国投資公司から50億ドルの出資受け入れへ】
アメリカの金融大手モルガン・スタンレーは12月19日、
中国の政府系投資ファンド、中国投資公司から
50億ドルの出資を受け入れると発表しました。
舞台の袖で 大物俳優は語ります。
「あのー、これは 非常事態 ですから。
サブプライムローン問題浮上 ⇒ 保有する住宅ローン
担保証券が大きく評価を下げる ⇒ 損失計上 ⇒
出資を仰がざるを得ないわけです」
あっ、実際には、上記記事中で、
モルガン・スタンレーの
マック最高経営責任者はこう述べています。
「中国投資公司からの投資は、
成長市場におけるわれわれの緊密な関係をさらに強化し、
モルガンが世界的な成長の機会を追求するために
必要なリソースを確保する一助となる」と・・。
(うまいこと 言いますね)
一方、舞台の袖で 代役を務める若手俳優はこう言います。
「そうです、これは 非常事態 なのです。
世界経済が大きなリスクを孕んでいる中、
わたしで役に立てることなら、喜んでさせていただきます。
いえ、国家の戦略とか利益とか、そういうことよりも、
今は金融システムを安定化させることが重要なのです・・」
(うまいこと 言いますね)
政府系ファンドにとっては、
相手国の神経を逆なですることなしに
出資先のノウハウを蓄積できるチャンスですし、
欧米の金融機関にとっても、
プライベートなファンドに出資してもらうより、
政府系資金の方が安心ですから
(まさに)「渡りに船」なのです。
(両者の面目が保たれますね・・)
この2ヶ月あまり、
中東、シンガポール、中国などの政府系資金が、
欧米の金融機関に次々と出資していますが、
■ 19世紀の揺り戻し と感じずにはいられません。
その昔、イギリスは中国に対して
アヘンで三角貿易を企てました。
また、アラブとユダヤ両方に甘い話を持ちかけ、
双方に対する約束(独立という名の)を反故にしました。
(歴史の暗い部分ですが)
ヨーロッパ諸国はかつて
発展途上国の安い労働力と資源を搾取し、
その繁栄の礎としたのです。
そういった資本を母胎とする欧米の金融機関が、
例えばつい30年前まで、人民服を着た
赤いイデオロギー集団であった国に出資を受けるなど、
誰が想像できたでしょうか・・。
<万物は 限りなく生まれ変わるのです・・>
そして、わたしはこうも思います。
サブプライムローン問題が07年8月に水面上に現れ、
この時期に金融機関が次々と大きな評価損を発表し、
そして、複数の政府系ファンドが出資を表明する・・。
(この舞台裏で)
とても高度な、
目に見えない意図が働いているのではないか、と。
舞台上の主役を交代させよう・・
いや、現実的には
舞台上の主役を「ふたり」にしよう
という「取っ掛かり」としては、
よく出来たシナリオだと思いませんか?
人は人生のおおよそを
「気分」で生きていますから、
調子がよい時には 過剰な期待 を抱き、
お金の巡りが(適切な状態よりも)緩んでしまいます。
(要するに 貸すべき人でない人にも貸してしまうのです)
一方、調子が悪い時には 過剰な悲観 に傾き、
お金の巡りが(適切な状態よりも)萎んでしまうのです。
(要するに、貸してよい人にも貸さなくなってしまうのです)
上記は、人間の行動の集積である
【経済の本質】だと思います。
ですので、好景気が起こり、不景気も起こるのです。
「気分」に移ろいやすいホモ・サピエンスが
【経済】を運営していく限り、
好景気・不景気をなくすことは出来ません・・。
今の状況で申し上げますと、
欧米の不動産価格はまだまだ下落すると考えます。
(株式市場も弱含みが続くでしょう・・)
しかしながら、
長期投資を貫くあなたは、
【追加投資の好機】と捉えてください。
(人生と同じで)投資にも
「よい年」があり「悪い年」もあります。
(2003年や、1997年を思い出してみてください・・)
(もし「悪い年」がなければ、
どうやって「よい年」を 定義 すればよいのでしょう?)
あるお客様が(その方は男性の方ですが)
ある時ふと【名言】を放たれました。
< 男は黙ってポートフォリオ >
あなたは(長い目で見て)
世界経済 が発展を続けると思いますか?
もし YES なら、
我慢強くポートフォリオを維持してください。
(余力があれば、追加投資をしてください・・)
これから、世界経済という舞台の上では、
派手な物語が繰り広げられます。
主役が先進国「ひとり」から、
先進国、新興国という「ふたり」となり、
両者の間で 華麗な駆け引きが繰り広げられるのです。
そして、舞台そのものがタテにヨコに
大きく伸びていきます。
なぜなら、
主役のひとりとなった若手俳優が、
もっと若い、かつキャリアの浅い俳優たちに声を掛け
【投資】を行い、自らも「収益」を手に入れようとするからです。
世界経済のプレーヤーたちは
その人数が増えるばかりでなく、
各人がそれぞれの思惑で
互いに手をつなぎ合う(= 投資をし合う)ことになります。
これからの10年は、
世界経済が飛躍的な発展を遂げる年月になると
わたしは感じています・・。
さて、
(年末のご挨拶となりますが・・)
本年は当ブログをご愛読いただき、
本当にありがとうございました。
今、パソコンのモニター画面に映っている
あなたの期待、関心、内なる声 を頼りに、
わたしはこの1年間ブログを執筆してきました。
このブログは、弊所の使命を実行するための
【前線基地】なのです。
弊所の使命は・・、
シンプルで継続しやすい資産運用を啓蒙すること。
ただ、それだけなのです。
皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。
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