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インデックス投資は、非情な投資のやり方?


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしが8年前にFP事務所を開いたのは、
「これから日本で金融サービス業が伸びる」と思ったからです。

ちょうど、金融サービスの需要が【生じ始めた】時期と、
情報通信インフラが【普及し始めた】時期が符合し、

わたしのような個人事業主が、
容易にビジネスをスタートさせることができました。

(おそらくインターネットが存在していなければ、
わたしの仕事は1年と持たなかったでしょう・・)

ところで、物事には長期的なトレンド(方向性)
というものが存在します。

日本で金融サービス産業が伸びる、ということがそうですし、
金融業界で働く人が増える、というのもそうでしょう。

たとえば、ファイナンシャルプランナーとして
年収1000万円以上を稼ぐ
「プロFP」が100人存在するためには、

何千人もの
「職業FP」が存在する必要があると思います。

そして、何十万人もの人が、FPの資格を持ち、
その中の多くの人が、
職業としてのFPに関心を抱いている・・。

そういう状況になってはじめて、
FP(ファイナンシャルプランナー)は
「ひとつの職業」として社会的に認知されるのだと思います。

裾野の広さがいかに大切か、ということです

(これを書きながら思い出したのですが)
昔つき合っていた女性に、

「ぼくがFPとして食えなくても、
ぼくという人間がFPを目指すということ自体に
意味があるんだ・・」

と語っていた自分がいます。
(今となっては、ちょっと恥ずかしいですが・・)

実は株式市場というところも、
よく似た構図を持っています。  

毎年、さまざまな国で、
何十万、何百万社という「会社」が生まれますが、
その多くは5年も持たずに死んでいきます。

すると、存続する会社は少なくなってしまうのでは?
と思いがちですが、

毎年、毎年、「会社」という生き物は、
雨後の筍のように生まれてくるのです。
(そして、また死んでいく「会社」もあるのです)

これを世の中では 新陳代謝 と呼んでいます。

(上場だけが、会社の目指すものではありませんが、)
何百万社のうち、株式市場に上場して
資金調達の機会を得ることができるのは、

選りすぐられた、ほんの一部の会社だけです。

会社経営者にしてみれば、
その会社を「存続させる」こと自体、大きなハードルですが、

株式市場は、はるか雲の上にそびえる絶壁のようであり、
その「ハードル」はとてつもなく高いのです。

皆さん、ちょっとイメージしてみてください。
ひとくちに、
東京証券取引所第一部に上場する1749社といいますが、

その背後には、何万社、何十万社という、
裾野を形成する会社が存在し、
それぞれの会社は創意工夫しながら
日夜事業に取り組んでいるのです。

そして、その中のたったひとつの会社にも、
そこで働く、たとえば
100人の人々の喜怒哀楽が詰まっているのですね。

(何十万社という会社が存在し、
それぞれの会社が切磋琢磨しているからこそ、
東証一部の1749社が存在し得るのです・・)

そう考えてみますと、
株式市場そのものに投資を行う「インデックス運用」とは、
なんと申しますか、
非情な投資のやり方 と言えるかもしれません。

あたかも歴史の著述者のように、
物事の大きな流れだけを、冷めた目線で見つめ、
その「大きな流れ」のエッセンス部分を抽出するような
投資のやり方だからです・・。

そして、「大きな流れ」のエッセンス部分である
株式市場の中でも、
日夜 ドラマ が繰り広げられています。

株式市場に入場する企業があると思えば、
そのとなりで静かに市場から出ていく会社があります。

市場(マーケット)というところは、
その時代時代の(成長力のある)企業 を取り込み、
痩せこけてしまった企業には、容赦なく「退場」を命じるのです。

たとえば、アメリカ【S&P500】に採用されている
500社の変遷を見てみますと、
1957年の「トップ500社」のうち、
1997年まで「トップ500社」に居続けた企業は、
わずか 74社 に過ぎません・・。

株式市場そのものが
「巨大な生き物」であり、

市場は 時代の鏡 であるべく、
【変化】を志向するのです。

その結果、市場に組み入れられる企業の中身は
どんどん変遷 していくのですね・・。

たとえば、新興国の
インデックス・ファンド、ETFに投資を行うことは、
わたしは 立派に「アクティブ」だと思います。

そのインデックス・ファンドが組み入れる60の会社は、
今から20年後、200社に膨れ上がっているかもしれませんが、
組み入れ企業の中身は、
大きく入れ替わっている可能性が高いからです。

隠れた法則)

企業 いう「一個の運動体」に投資するより、
市場 という「生態系そのもの」に投資する方が効率的・・。


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COMMENT

レバレッジ君 さん

↑ まさにおっしゃる通りです。
投資家は動きませんが、
投資対象は「新陳代謝」が行われ、
まさに 動く = アクティブ なのです。

| カン・チュンド | 2008/04/14 11:40 | URL |

なるほど

興味深く拝見しました。

インデックス投資といえば、非常に「静」のイメージがありますが(実際、投資家は動かない)、投資対象自体は「新陳代謝」が勝手に行われ、ある意味「アクティブ」なんですね。

| レバレッジ君 | 2008/04/14 07:40 | URL |














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