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EEM(エマージングマーケット・インデックス・ファンド)の正体とは? その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

1988年に算出を始めた
「MSCIエマージング・マーケット指数」ですが、
当時の「国別組入れ国」は
いったいどんなふうになっていたのでしょうか?

わたしの手元には(もちろん)そんな資料はありませんので、
自分で想像してみるしかありません・・。

現在「MSCIエマージング・マーケット指数」に
採用されている国々

ポーランド、チェコ、ハンガリー
ロシア、トルコ、イスラエル、ヨルダン
韓国、インド、台湾、中国、

マレーシア、タイ、インドネシア、パキスタン、フィリピン
南アフリカ、エジプト、モロッコ
メキシコ、ブラジル、チリ、コロンビア、アルゼンチン、ペルー

まず、1988年当時、共産圏だった国々は外れます。
(だって、株式市場すら存在していなかったのですから。
 まさに隔世の感がありますね・・)

ところで「中国」は?
中国で株式市場が創設されるのは 1990年の12月です。
(したがってアウト)

逆に、インド、フィリピン、南アフリカ、
モロッコ、メキシコ、アルゼンチン・・

これらの国の株式市場は、
意外と長い歴史を持っています。

(南アフリカのヨハネスブルグ証券取引所は1887年設立。
インドのムンバイ証券取引所は1875年の設立です)

さて、ヨルダン、パキスタン、ペルー
これらの国々の市場はどうでしょう。

1988年当時、どれくらいの売買があったのでしょうか?
(いったい何社の会社が市場に上場していたのでしょうか?)

わたしはこれらの国は、エマージング・マーケット指数には
採用されていなかった可能性が高いと考えます。

さて、1988年以降、エマージング・マーケット指数は
どんなふうに変遷してきたのか?

採用される国々が増えた? 
はい、それはそうです。

じゃあ、ただ増えてきただけ?
いいえ、そうではありません。

指数に新たに採用される国もあれば、
指数から除外される国もあったのです。
(これを世の中では「新陳代謝」と呼びます)

MSCI Barra では定期的に組入れ国の見直しを検討し、
そして実際に組入れ国の変更を行っています。

直近で申しますと、MSCI Barra は
2008年6月の「プレスリリース(PDFファイル)」で、
 
ヨルダンをエマージング・マーケット指数から、
フロンティア・マーケット指数に移すことを発表。

また、アルゼンチンとコロンビアについては、
同様の措置を検討するとしています。

あるいは、クウェート、カタール、
アラブ首長国連邦については、
フロンティア・マーケット指数から、
エマージング・マーケット指数への移動を検討するとしています。

(上記リリースでは、韓国、イスラエルについて、
エマージング・マーケット指数から、
先進国指数への移動を検討するとしています)

そうです、
指数とは、予め決められた国々の、
予め決められた株式で構成される、
完全固定の閉じられた空間ではないのです。

あのー、小学校6年生の
男子の平均身長がそうでしょう?

「平均値」は 変遷していますよね。
なぜなら、母体を構成する
小学校6年生が移り変わっているからです。

株式指数の構成要素も、また移り変わるのです・・。

iシェアーズ(日本語)のページ
iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット・
インデックス・ファンド(EEM)
を見ていただくと、

「MSCIは四半期ごとに組入れ銘柄の見直しを行います」
と記されています。

もちろん、国だけでなく、
ひとつひとつの株式も移り変わるのです。
それが「指数」= インデックス というものの本質です。

■ 関連記事
MSCIフロンティアマーケット指数が始動します

【追記 2014.02.20】
米国モーニングスターのこちらの記事に
1988年当時、MSCIエマージング・マーケット指数に
組み入れられていた国々が記されています。

1988年当時、
当該指数に採用されていた国は10ヵ国であり、
もっとも組み入れが大きかった3ヵ国は
マレーシア (33%)、ブラジル (19%)、チリ (9%)でした。

現在、MSCI指数の主要な新興国である
中国、台湾、韓国は(実は)
1996年まで組み入れられていなかったとのこと・・。
(意外ですね・・)


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