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果たしてこんな時期に投資を始めてよいのか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

アメリカ発の金融危機発生は、
大西洋をはさんでヨーロッパに飛び火し、
世界中の金融機関に再編を促しています。

というより、まさに今
金融業界の地図」が
塗り換えられようとしているのです。

9月18日の日経新聞「経済教室」では、
慶応義塾大学教授の池尾和人氏が
【裁定型業務の限界超えよ】と題して、
今回の金融危機を俯瞰して解説されていました。

(今年の「経済教室」の中では群を抜く内容です)

池尾教授は、この20年間伸長してきた
投資銀行による「市場の歪みを突く戦略」
裁定型の業務 は終焉を迎えたと喝破しています。

今後はバリューアップ(価値創造支援型)の
金融サービスを行っていく努力を、
各金融機関は行う必要があるとも語っています。

今起こっていることは、
金融サービス業が

・自分主人公「突破型」から、
・縁の下の力持ち「地道型」に変わっていく発端であり、
(いわば「まっとう」に戻っていくスタートであり)

池尾教授が書いておられる
「投資銀行、解体的出直しを」
というフレーズは、
これから大きなパラダイムシフトが起こることを
予期させます・・。

さて、今起こっているような
センセーショナルな出来事は、
私たちにとっては
決して経験したくないことですが、

(長い投資生活の中では)
残念ながら【こういう悪い出来事】は
何度か起こってしまいます。

わたしの脳裏には今、
同時多発テロから1週間経ったあとに再開した
ニューヨーク証券取引所の光景が浮かんでいます。

「下がることが分かっているのに、
市場を粛々と開け、
そして売り買いの作業を
粛々とこなしている・・」

ITバブルが崩壊し、
2000年の4月から6月にかけて、
ハイテク企業を中心に
株価がつるべ落としのように下がったことがありました。

(2000年3月のピーク時、
ナスダック総合指数は 5,000ポイントを超えていたのです)

わたしの仕事でいいますと、
もう長くお付き合いいただいている
Wさんという方がおられるのですが、

(その方の場合、ちょうど6月が年に一度の
「リ・バランス」で、
かつ「生活資金の引き出し時期」なのです・・)、

そのWさんの
ポートフォリオ管理をお手伝いする中で、

2002年の6月から2003年の6月にかけての1年間に、
Wさんのリスク資産部分が、
年換算で 20数%下がってしまいました。

< このような下落は、アドバイザーとして
はじめての経験でした・・ >

では、Wさんの収益が
トータルでマイナスになっているかというと、
決してそうではなく
ちゃんと「プラス」になっています。

Wさんとの7年間のお付き合いの中で、
世界の株式市場は

・下がった回数より、
 上がった回数のほうが多かったのです。

かつ、株式市場そのものは、
収縮と拡大を繰り返しながら

2001年当時よりパイとして大きくなっているのです。
(ですので、Wさんのトータル収益はプラスになっているのです・・)

【まだ、投資を始めていない方へ】

そうは言っても、こんなにドラマティックに
株価が下がったりすると、
投資の【やる気】が萎えてしまいますよね。

「やっぱ投資って、ギャンブルなんだ」

「大きく下がってしまうと、
 もう、どうにもできないんだ」

「やはり投資はタイミングだ。
9月12日に、すべての投資を実行した人は
どうなるんだ?」


さあ、ここからあなたの述懐です)

正直、わたしはそんなにたくさんのお金(ストック)が
あるわけではないので、
やはり今は、投資はしないでおこう・・。

しばらく様子見だ。

ふむ。
そう・ですか。

気持ちは分かります。

嫌ですよね、
こんな時期ですから・・。

でも、
長い目でみると
リスクを取ってコツコツ投資を行ってきた人は、
報われているのですよ。

「いやいやカンさん。
今の状況じゃどうにもならないでしょ。
この先、どんな悪いことが起こるか分からないし・・」

なるほど。

それもそうです。

「状況が落ち着いてからでないと、
投資は実行できないですよ」

ふむ。

投資を、するか、しないか。
今、するのか、それとも11月に?
あるいは2009年になってからするのか・・?

たしかに
「この200万円をどうしようか?」と考える時、

このような下落を経験すると、
わたしたちは投資を行うことを躊躇してしまいます。

・果たして今が投資のタイミングなのか
と考えてしまいますし、

なにより200万円を投資すること自体、
日常生活とかけ離れた「行為」だからです。
(明らかに非日常的な行いですね・・)

では、今がよい状況か、あるいは
わるい状況下ということを気にせず、
(つまり、タイミングを気にせず)

投資という行いを
日常生活の中に組み込んでしまうには、
いったいどうすればよいのでしょうか?

答えはカンタンです。

【積立て投資】というしくみを作って、
その中に、投資という行為を
はめ込んでしまえばよいのです。

たとえば(以下はほんの一例ですが)、
あなたが毎月4万円を、
長期の投資に充てることができるとしましょう。

・円建てMMF
・外国債券インデックス・ファンド
・日本株式インデックス・ファンド
・外国株式インデックス・ファンド に、

それぞれ1万円ずつを当てはめ、
同じファンドを毎月【買い続ける】ことが可能になります。

【積立て投資】の手続きの最初に、

・投資するファンドと
・毎月投資する金額と
・引き落とし口座 を指定すれば、

あとは実質何もせずに、
【しくみ】が勝手に毎月ファンドを買い付けてくれるのです。

しくみが?
(はい、そうです)

株価が高騰しても、
金融危機が発生しても、

この【しくみ】は、
毎月4万円という定額で必ず、
投資信託ファンドを買い付けます。

・ファンドの価格が下がったときはどうでしょう。
同じ1万円でも、
たくさんの口数を買うことができます。

・逆にファンドの価格が上がっているときは?
同じ1万円でも口数は少なく購入するのです。

ここでのポイントは、
毎月【定額】で自然に買っているというところで、

ファンドの価格が安くなろうが、高くなろうが
それをあまり【意識することなく】
投資を継続することができるのです。

すばらしい・・。

(そして、驚くべきことに、
この便利な【しくみ】を利用するための手数料は、
別段かからないのです・・)

いいですか、
頭の中で思い描いてみてください。

あなたは、

・円建てMMF            25%
・外国債券インデックス・ファンド 25%
・日本株式インデックス・ファンド 25%
・外国株式インデックス・ファンド 25%
 
 という「ポートフォリオ」を、
 毎月毎月【自動育成】することができるのです。

あなたは毎月【その日】が来ると、
ほんの一瞬、買い付けられるファンド達を
思い出すかもしれません。

しかし、すべては【しくみ】に任せているので
別に何も考えることはないのです。

たとえ市場が高騰しようと、
暴落しようとです・・。


(今回の記事は、メールマガジン
「カン・チュンドの投資信託テッテイ攻略法」に
記載したものを加筆・修正してお届けしました)


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COMMENT

うさみみ さん

そうなのです。
無理をせず、投資を続けられる体制を、
いかにして構築できるか。
ここがポイントなのです。
(やはり青写真は必要なのでしょうね・・)

| カン・チュンド | 2008/09/22 15:23 | URL |

おはようございます

中長期スタンスで、今動ける人というのは、本当の余裕資金で投資をしている人ですね。
そういう体制を作れているかが一番のポイントではないかと思います(^^♪

| うさみみ | 2008/09/22 06:54 | URL |














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