FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

バンガードETFの隠されたメリット


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

先日、マネックス証券と楽天証券にて、
バンガードのETFが取り扱いになる旨お話しました。
(アメリカ市場に上場するバンガードETFを、
日本の証券会社を通じて購入するのです)

その際、下記の
通常のインデックス・ファンドについても
お話しましたね。

・バンガード・スモールキャップ・インデックスファンド
(アメリカの小型株式に投資を行う、
通常のインデックス・ファンド)

・バンガード・トータル・ストック・ マーケット
インデックス・ファンド
(アメリカ株式を網羅する
通常のインデックス・ファンド)

実は、今回 日本で購入が可能になった
・バンガード スモールキャップETF
      (銘柄コード VB)

・バンガードトータルストックマーケットETF
       (銘柄コード VTI)

というETFは、

・バンガード・スモールキャップ・インデックスファンド
・バンガード・トータル・ストック・ マーケット
インデックス・ファンド

という「通常のインデックス・ファンド」の
【一部】として機能しているのです。

??

伝わってますか?

告白・・)

■ 実は
バンガードのETFは、
すでに運用を行っている
通常のインデックス・ファンドの【一部】として、
存在・運用されているのです。


(ほお~)

別の言い方をしますと、

(たとえば)
■ バンガード・スモールキャップ・インデックスファンド
の一部を、
サブ・クラス】として仕立てたものが、

バンガード スモールキャップETFである、
ということができます。

ここが、
他のETF運用会社にはない、
バンガードETFの隠された【メリット】なのです。


08.11.29 追記)

実は上記「仕組み」について、
バンガードは『特許』を取得済みなのだそう・・。

(私見ですが、
バンガードの「特許」に対して、
たとえばライセンス料を支払い、

投資信託運用会社が、「サブクラス」の形で、
既存のインデックス・ファンドを活かして
ETFを設定してくる可能性があります・・)

また、既存のアクティブ・ファンドを活かして
アクティブETFを設定する運用会社が出てくるかも・・)


さて、
噛み砕いてご説明しますよ。

バンガード以外のETF運用会社では、
ETFはETFとして
「単独で」ファンドを組成します。
(まあ、当たり前ですね)

そうなると、
(ここ少し想像してほしいのですが)

市場の平均値(指数)に
採用される銘柄に【変化】があった場合、

ETF内部で
どうしても売り買いという【行動】と、
売買手数料という【コスト】
かかってくることになってしまいます。


具体例)

CC会社とSS会社が、
「MSCI US スモールキャップ1750指数」に
新たに採用されることが決定。

同指数との連動を目指す
バンガード スモールキャップETFは、
保有する銘柄の一部を売却して
【キャッシュ】を作り、

そこから
CC会社とSS会社の株式を購入・・。
ということになるはずですね?
(売り買い、双方でコストがかかります)


ところが実際は、
バンガード スモールキャップETF が、
バンガード・スモールキャップ・インデックスファンド
【一部】として機能しているため、

このETFは、
通常のイ・ファンドである
スモールキャップ・インデックスファンドにある
「キャッシュ」、

また、スモールキャップ・インデックスファンドが
保有する株式から生じる
配当金という「キャッシュ」を、
有効利用することが出来るのです・・。

つまり、
通常のイ・ファンドの「キャッシュ」を用いて
ETF自身は
スムースに追加銘柄を購入することができます。
(かかるのは買いのコストだけ・・)

たとえ指数に採用される銘柄に
「入れ替え」があったとしても、

バンガードのETFは実際の売買を
最小限に留めることができ、


結果、
『 継続コスト』を他社ETFよりも
低く抑えることが可能になっているのです。

実際の売買が
最小限になるということは、

市場の平均値(指数)とのかい離が
きわめて小さくなる、ということでもあります。

(トラッキングエラーが小さいのです)


そして、わたしが思う
バンガードETF最大のメリットは、
【ETFの上場廃止リスクがきわめて小さい】
ということです。

たとえば、

バンガード・トータル・ストック・ マーケット
インデックス・ファンド の一部として機能している
バンガードトータルストックマーケットETF を
例に挙げてみましょう。

通常のイ・ファンドである
トータルストックマーケット・インデックスファンドは、
純資産額が930億ドルを超えており、
(2008年5月末現在)
日本円で10兆円近くあります。

このように
巨大なファンドの【一部】として存在する
バンガードトータルストックマーケットETFは、
上場廃止リスクがきわめて小さいといえます。

(安定感がありますよね・・)

私見ですが、
ETFのマーケットで、
運用会社間の競争が激しくなるのは
まだまだ【これから】なのではないでしょうか・・。

似顔絵


アメリカ市場に上場する
38のバンガードETF(英語)


なお、9月19日より34のバンガードETFが、
アメリカン証券取引所から
ニューヨーク証券取引所アーカに鞍替えし、
これですべてのバンガードETFが
NY証取アーカ に上場することになります。

(ETFといえば、アメリカン証券取引所と
かつては言われていましたが、
もはや、ETFの上場マーケットは
NY証取アーカ に完全にシフトしてしまった感があります・・)


以下、マネーの缶詰めスクールからのお知らせです。

**********************

10月13日の【スタンダードコース 東京】は
残席 6 です。

10月26日の【アドバンスコース 東京】は
残席 6 です。

11月2日の【スタンダードコース 名古屋】は
残席 4 です。

11月3日の【アドバンスコース 名古屋】は
残席 5 です。

お申込みはお早めに・・)




関連記事

| ETFのお勉強 | 18:52 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

レバレッジ君さん

実はアメリカ本国では
バンガードがじりじりと
ETFのシェア率(純資産残高比)を
上げてきています。
(運用の技術革新はまだまだ続くのでしょう)

| カン・チュンド | 2008/10/04 20:14 | URL |

参考となりました

「ETFのマーケットで 運用会社間の競争が激しくなるのはまだまだ【これから】なのではないでしょうか」

→この様な視点で、私も今一度既保有分の見直しも行ったうえでETFと永くつきあっていこうと思います。

| レバレッジ君 | 2008/10/04 08:33 | URL |














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/542-a37627cb

TRACKBACK

バンガードのETF VTIに投資した理由

昨日のエントリー(2013年最初の投資を実施!)が中途半端だったので、続きを書きます。今回、投資をしたのはタイトルにある通り、米国バンガード社のETFであるVTI(バンガード・トー ...

| レバレッジ投資実践日記 | 2013/01/17 22:11 |

PREV | PAGE-SELECT | NEXT