FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

緊急レポート 【賢者は歴史に学びます その2】


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

(一度深呼吸をしてから・・、気持ちを落ち着かせてからですよ)

2008年に入って10ヶ月足らずの間に、
世界の株式市場はその価値を30~50%下げています。
※ 大陸中国とロシアの市場は60%以上下げました。
  (まさに歴史に残る【暴落】です)

わたしは先日セミナーを開催した折、
わざわざボードに
【世界の株式市場 30~50% 下落 2008】と書き、
その写真を撮りました(未来に取っておくためです)

「これはひどい!」
「これからいったいどうなるんだ」
「わたしはもうこのファンドを売ります」と言う前に、
私たちには検証すべきものがあります。

それは【過去】です。

「賢者は歴史に学ぶ」といいます。
私たちの先人は、過去どのような暴落を経験してきたのか、
冷静に振り返ってみましょう。

具体例) アメリカダウ平均

今日、ダウ工業株30種平均と呼ばれる「アメリカダウ平均」は、
1896年にその算出をスタートさせました。
(ダウ平均は 40.94ドルでスタートしています)

当初の構成銘柄は12社。
(今でも残っている唯一の会社は GE です)

アメリカ ダウ平均 1920~1929年
このグラフからは分かりにくいのですが、
(実は)ダウ平均が 100ドルから200ドルになるのに、
実に22年かかっています。

しかし、200ドルから300ドルになるには
1年ちょっとしかかかっていません。
(20年代、狂喜の時代と呼ばれた【バブル】ですね)

大恐慌の始まりといわれる、
1929年10月末の株価暴落の直前、
ダウ平均は381.17ドルまで買い上げられていました。
そこから(12月にかけて)198.69ドルまで 約48% 下落します。

これが大恐慌の「株価暴落」と思われている方が多いのですが、
実はそうではありません。
底なしの不景気が深刻化するのは1930年代に入ってからなのです。

アメリカ ダウ平均 1930~1939年
1930年、ダウは 248.48ドルでスタートしています。
そこから株価は坂道を転がるように下落し続け、
1932年には(とうとう)41.22ドル を付けました。

1929年の高値から見ると(なんと)約90%の下落 です。

アメリカ ダウ平均 1950~1959年
ダウ平均は1954年にようやく、
1929年の高値を更新することになります。
(一世代移っていますね)

アメリカ ダウ平均 1970~1979年
1972年11月、ダウ平均はついに 1,000ドルを突破しました。

ベトナム戦争は泥沼化していましたが、
アメリカの景気は決して悪くはありませんでした。

弱冠33歳のフランシス・フォード・コッポラが撮った映画
「ゴッドファーザー」が全米で封切られます。
ニクソンがマクギャバンを破り、大統領に再選されます。
(しかし、ここから悪い話が続くのです)

1973年、74年、
アメリカの景気後退とともに、株式市場は下落を続けます。
(1973年10月には石油ショックが起こります。
原油価格が高騰し、悪性のインフレが加速しました。
失業者が急増します。ウォーターゲート事件も発覚しました)

ダウ平均は 74年の12月に 577.6ドル を付けます。
(直近の高値から実に 45%の下落 でした)

ダウはその価値を回復するのに、
1982年まで待たなければなりませんでした・・。

アメリカ ダウ平均 1980~1989年 
グラフをご覧ください。

1987年の大きな下落は、
皆さんご存知の「ブラックマンデー」です。
この日1日で、ダウ平均は508ドル(約22.6%)下落しました。
(ダウが元の価値を回復するのは、2年後の1989年のことです・・)

このように、
私たちの先人は強烈かつ容赦ない【暴落】を
何度も経験してきました。

不安、焦り、怒りという感情が
過度な「悲観」を醸成し、
長い低迷を余儀なくされたことが
過去に何度もあったのですね。

全財産を失ってしまった人。
投資から離れて、二度と投資の現場に戻らなかった人。
転職を余儀なくされた人。
「株(かぶ)なんて、博打だ」とうそぶいた人。

ところが、どんなに大きな下落が起こっても、
人が毎日生きるという「日常」は
変わることがありませんでした。

人は不屈の精神を見せ、
暴落のたびに、
経済活動に何らかのイノベーション(革新)
付加してきたのです。

私たちが経験する【つらさ】は、
決してはじめての【つらさ】ではありません。

(わたしは思うのですが)
市場というところは、
一定周期で大きく下落することを
運命付けられているのだと思います。

(私たちはそのような市場の【習性】に
 慣れるしかないのです・・)

上記、ダウ平均の歴史を見ると、
1929年の暴落で、
ダウが元の価値を回復するまでに
25年かかっています。

1973、74年の暴落では、
ダウが元の価値を回復するまでに8年かかっています。
そして、1987年の暴落時は、2年です・・。

続きは次回に。


マネーの缶詰めスクールからのお知らせです。

**********************

10月26日の【アドバンスコース 東京】は
残席 2 です。

11月2日の【スタンダードコース 名古屋】は
残席 2 です。

11月3日の【アドバンスコース 名古屋】は
残席 5 です。

11月23日の【ファンド特化コース 東京】は
残席 8 です。

11月24日の【スタンダードコース 東京】は
残席 9 です。

お申込みはお早めに・・)




関連記事

| 投資の発想法 | 19:38 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

愛犬クロリス さん

ここが我慢のしどころです。
今はバイ&フォーゲットのお気持ちで
おられたほうがよいと思います。

| カン・チュンド | 2008/10/20 16:35 | URL |

評価損が・・・。

10月に入ってからの2週間は特に厳しい下落でしたね。バイ&ホールドが揺るぐところでしたが、踏み止まりました。でも泣きたい心境です。
愚息の高校最後のラグビー大会初戦が明日より始まります。必勝を祈念しているところです。相手チームに愚息の中学時代の一番の親友が所属しており、複雑な心境でもあります。

| 愛犬クロリス | 2008/10/19 00:37 | URL | ≫ EDIT

あつまろ さん

こんにちは。昔はネットもなかったわけですから、大きな下落が起こっても
「情報共有」をすることが出来ませんでした。
(今のほうが、何倍も恵まれていますね・・)

| カン・チュンド | 2008/10/17 20:28 | URL |

いつか来た道

カン・チュンドさん、こんにちは。
我々が直面している問題はは、「いつか来た道」なんだと思います。いまこそ歴史に学ぶ姿勢でいきたいです。続きエントリー、楽しみにしてます。

| あつまろ | 2008/10/17 00:15 | URL |














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/548-465455de

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT