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緊急レポート 【賢者は歴史に学びます その4】


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

現在、当オフィスは「金融駆け込み寺」のようになっています。
(そのような中で)お客様から
さまざまなご質問、コメントをいただいています。

Aさん「わたしはリスクが小さい商品と思って、
インデックス・ファンドを買ったのです」

んー、それは、間違いです。

株式市場の平均値に投資を行う「インデックス投資」は、
立派に リスクが大きい のです。
(このことを、わたしたちは今実感しています)

しかし、ポートフォリオの組み方によって、
「リスク総量を抑える」ことは出来ます。

■ それは、ポートフォリオの中で、
元本確保型の「安全資産」を保有することです。
(この重要性を、
今回の金融危機で私たちは学ぶ必要があります)

あるいは、Bさん
「カンさん。国の分散、資産の分散って言いますけども、
全然ダメじゃないですか。みんな下がってますよ・・」

はい、今回、
この種のコメントをいちばんいただいています・・。

上記のお客様は【分散投資】についてお話していますが、
以下、一例です。

■ 果たして同じ資産内での「国、地域の分散」は、
  今後も有効なのでしょうか?

具体例)

株式・・ 日本株式を持つ。
     先進国の株式を持つ。
     新興国の株式を持つ。

分散効果・・? 

グローバル経済の本質を、
内田樹の研究室の内田先生は
「ア連」という記事の中でこう述べています。
(以下、長くなりますが、とても重要なので引用します)

引用開始・・)

アメリカは公的資金を投入して
金融機関を救済することにした。
平たく言えば、「銀行の国有化」である。
ビッグ3にも公的資金を投入した。
これは「自動車産業の国有化」である。

アメリカは新自由主義のもたらした
社会的な歪みを補正するために
今「社会主義化」されつつあるのである。

バラク・オバマが大統領になり、
保険や年金制度などの
セーフティネットが整備されれば、
アメリカはいよいよ社会主義化することになる。

一方、ロシアや中国は
社会主義のもたらした歪みを補正するために
今「資本主義化」されている。

(中略)

結果的に半世紀かけて
「二極間の距離」はしだいに縮まって、
資本主義は社会主義化し、
社会主義は資本主義化するというかたちで
均衡は安定に至った。
これを私たちは「経済のグローバル化」と呼んでいる。

引用終わり・・)

つまり、
これは歴史上はじめてのことなのですが、

政治的に「イデオロギー」の垣根が低くなり、
経済的には「国境」はあるのはあるが、
実際上意味を成さなくなり、

マネーは世界を駆け抜け、
より成長性が高そうな国・地域の株式に
すばやく移動するようになっています。

地球儀の中で、
実感距離がとても短くなり(ネットによって)
また、共通言語(英語)が
そのネットに乗って「情報」として流布することによって、

世界の株式市場は、
まるで見えない鎖でつながれたように、
強い北風が吹けば、一斉に南になびく
= 一方向に大きく揺れる「傾向」を持ち始めています。

たしかに、
どの国の株式により多くのお金が集まるのか
という【違い】はありますし、
その【違い】は今後も存在し続けるでしょう。

(個々の「市場間」で、成長のしかたは異なるのですから)

しかし、
ひとつの大きな風呂敷としての「グローバル経済」が
形成されつつあるのですから、

株式市場の上がり方、下がり方については、
その「共鳴度」が高くなると考えます。

そして、株式そのものの
ボラティリティーも高くなっていくと考えます。
【これは、今までにない新たな傾向ですね】

わたしの結論)

10年、20年前と比べて、
株式という「同じ資産内」での、
国・地域間の分散効果は明らかに減っている。

追記)

商品(コモディティー)には、
そもそも国・地域間という概念はありません。
債券、不動産については、
国・地域間の分散効果はそれほど減じていないと考えます。

では、
異なる資産間の分散効果はどうでしょうか?

まず、今回の金融危機で(日本の円から見た場合)
■ 株式、債券、不動産、商品、為替、
すべてにおいて(一時的にしろ)マイナスになった
という事実は、貴重なデータとして残しておくべきでしょう。

「やっぱりカンさん。
異なる資産間の分散効果は、もうないの?」

いいえ、それは早計です。

昔、シングルモルトウィスキーのCMで、
「時は流れるのではない、
一瞬一瞬の積み重ねなのだ」という
キャッチコピーがありましたが、

・すべての投資対象が下がっている!
というのは、今の瞬間のことを言っていますよね。

(過去を振り返ってみますと、
株式、債券、不動産、商品、為替、すべてにおいて
(一時的に)プラスになった瞬間もあったはず・・)

6ヶ月、1年、3年いう「時間ターム」の中では、
異なった資産同士は、
異なった値動きをしてくる可能性が 大 です。

特に債券においては、
今後景気後退が鮮明になる中、
各国が政策金利を引き下げ始めています。
(債券価格が上昇していくということです・・)

為替についても、
日本の「円」がすべての通貨に対して
「強い」状態で居続けるというのは非現実的でしょう。

ちょうど
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーの水瀬さんが
関連する記事を書いておられるので引用しましょう。
「金融危機 分散投資の有効性は?」

上記記事中で、
分散投資の有効性について水瀬さんは、

個人的にポイントだと思うのは以下の二点です。
・「分散なら単年度でも下がらない」と思うのは過剰期待
・一時的な状況だけで分散の効果を否定しない方がいい

と述べています。

異なる資産間の「傾向」を見定めるには、
一定の【時間ターム】が必要なのです。

わたしは異なる資産間の「分散効果」は、
今後も強く存在すると考えます。


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