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ETFの値段がふたつあると、プレミアが付いたり、ディスカウントになったりするのですか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今日のお話はまず【ETF の値段はふたつある?】
という記事を先に読んでいただいたほうが、
わかりやすいと思います。

「もう、読まれましたか?」

では復習です(笑)

ETFの中身は投資信託そのものですから、
ふつうの投資信託と同じように、毎日値段がつきます。
これが「基準価格」と呼ばれるものです。
(新聞とか投資信託の本には 基準価額 と載っています)

この【基準価格】は、
その日その日の「ファンドの正味価値」という意味です。

ですから、「基準価格」のことを、
NAV(net asset value)と呼んだりします。

この投資信託のNAVは今日、11,500円だった。
このETFのNAVは今日、62.57ドルだった。
と言ったりします。

(ところが、よく考えてみますと)
ETFはふつうのファンドと違い、
上場投資信託として、証券取引所に上場しているわけです。

(ということは)
トヨタ株やソニー株と同じように、
市場の中で常時売り買いされます。
(ここが、ふつうの投資信託と違う点ですね)

たとえば、
上場インデックス225(銘柄コード 1330)
というETFを見ると、【取引値】と書いてありますね。
(これが、証券取引所の中で売り買いされている価格のこと。
また、あなたが実際にETFを購入する価格でもあります)

つまり、
ETFは【基準価格】(net asset value)と、
【取引値】という「ふたつの値段」を持っているのです。

ん? ちょっと不安になってきました?
「ふたつの値段」を持つ資産を買うなんて。

あなただけでなく、
マレーシアのリムさんも
少し神経質になっていますよ。

リムさんが確認したいのは、このETFの
・今日の【基準価格】と【取引値】がいくらか?

・そして「ふたつの値段」がどれくらい離れているのか、
あるいは離れていないのか、ということです。

あっ、ちなみにリムさんが買いたいのは、
アメリカ株式ETFである、
Dow Jones Select Dividend Index Fund です。

ちょっとDow Jones Select Dividend Index Fund の
情報が載っている
iShares のホームページを覗いてみましょう。
まず、「ふたつの値段」はすぐ確認できます。

NAV はこのETFの「正味価値」=【基準価格】であり、
Price はこのETF の市場での【取引値】ですね。

リムさんは考えました。
【基準価格】より【取引値】が安かったら、
これは「ディスカウント」だな。

逆に【取引値】が【基準価格】より高かったら、
これは「プレミア」が付いているな。

その名の通り、ETFの価格形成では、
常時「プレミア」が付いたり、
「ディスカウント」になったりするのです。

しかし(よく考えてみますと)
大きな「プレミア」も、大きな「ディスカウント」も、
ファンドが実体価値から「離れている」ということであり、
これは良くありません。

リムさんは思いました。
ひとつのETFについて(時系列で)
【基準価格】(net asset value)と【取引値】が
離れすぎてしまっていないかどうかという
「データ」を見る必要があると・・。

実は、iShares の
バークレイズ・グローバル・インベスターズが
運用するETFでは、
【プレミアとディスカウントのチャート】なるものが
確認できます。

試しに先ほどのアメリカ株式ETF、
Dow Jones Select Dividend Index Fund の
プレミアとディスカウントのチャート】を見てみましょう。

グラフの左側、パーセンテージは、
【基準価格】(net asset value)と【取引値】の
「かい離率」を表しています。

また右側の Historical Data のところで、
データの期間を変えることができます。
(期間を変えてみると)
2008年の1月~3月にかけて
かい離率が若干高まっているのがわかりますね。

しかし、いずれの期間で見ても、
多くの日数で「かい離率」は
プラスマイナス0.5%以内に収まっています。
(また期間内での最高のプレミア率と、
最高のディスカウント率も載っていますね)

【ETF の値段はふたつある?】
を読んでいただいた方はお分かりと思いますが、
【基準価格】(net asset value)と
【取引値】がかけ離れようとすると、
「裁定」が働いて、結果として
大幅なプレミア、ディスカウントは生じにくくなるのです。

しかし、新興国に投資を行うETFでは、
どうしても「かい離率」が
先進国のETFより高くなってしまいます。
市場に上場している企業の数、売買高、流動性、
どれをとっても先進国の市場に劣るからです。

たとえば、
MSCI Emerging Markets Index Fund の
プレミアとディスカウントのチャート】を見てみますと・・、

先ほどより、
【基準価格】と【取引値】のかい離が大きいことが
わかります。
(エマージング諸国に投資を行う方は、
このような点についてもしっかり理解しておく必要があります)

■ 参照記事
そして、上証50ETF事件が発生しました・・


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