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百年好合 その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ずいぶん前に、DVDで
マレーネ・ディートリッヒの「上海特急」を観ました。

この映画、アメリカでの公開は1932年で、
映画の舞台は1931年の中国です。
冒頭、ディートリッヒ扮する上海リリーが、
北京発上海行きの列車の切符を買い求めます。

(もちろん、北京から上海は何日もかかり、
映画を見る限り、彼女は一等寝台車に乗っているのですが・・)

さて、果たしていったいいくらだったのでしょう、
1931年の、北京発上海行きの一等寝台付切符の値段は。
答えは、「31ドル」(米ドル)
(映画の中で言っていました)

この映画は、当時内戦状態にあった
中国の状況をモチーフに作られています。

すなわち、国民党政府と、共産党の革命軍が争っている。
もちろんスパイ活動が盛んに行われ、
この上海特急にもその災いが及んでくるというもの。

映画の冒頭では、単線の線路を悠々と走り出す
蒸気機関車と客車が映し出されますが、

線路の両側には掘っ立て小屋のような粗末な家々が並び、
溢れる人の合間を、鶏が横切っていくのが見えます。

中国の内戦は泥沼化していき、
途中で日本の侵略があって、国共合作が行われます。
                 (国民党と共産党の協力)

ようやく日本との戦争が終わると、
また国民党と共産党の戦いが始まりました。

西側世界としては、当時
中国を是が非でも「資本主義国」として
自分たちの側に置きたかったようです。

たとえば、ロックフェラー家は
中国の経済発展を見越して
当時さまざまな投資を画策していたようです。

(結果論ですが、中国が資本主義化するまでには
1945年から数えても、30年以上の月日が必要でした・・)

先ほどお話した1931年に、
わたしの祖父は韓国から
玄界灘を渡って日本にやってきます。

世界の移民がほとんどそうであったように、
祖父は貧しく学もなく、
ただ明日の飯を食べるために
知らない国へやってきたのです。

やがてわたしの父が生まれます。
日本は終戦を迎えました。
1945年当時、日本には
200万人あまりの韓国朝鮮人が住んでいました。

あるものは祖国へ帰り、
あるものは日本に留まりました。

そして孫であるわたしが1968年に生まれ、
そのわたしももう40歳になります。

生活する国が変わり、
平和が戦争に変わり、そしてまた平和に変わり、
流行や、習慣や、仕事や、
生活の道具が次々と移り変わり、

それでもわたしは祖父と同じように
こうして生きています。

この70、80年、
三世代の人間が経験してきた「変化」は、
まさに想像を絶するものですが、

あなたは、では、
これからの70、80年で
これと同じ程度の「変化」が
あなたの周りで起こると思いますか?

わたしは Yes だと思います。

もしかしたら、
あなたとあなたの家族が経験する
今後70、80年の「変化」は、

今までの70、80年の「変化」より、
ずっと大きなものになるかもしれません。

なぜなら、
1931年当時より、
2008年の今のほうが、

世の中の「変化」を促す、知識・ノウハウの蓄積量が、
絶対的に大きいからです。

しかも今は、インターネットの発達によって、
膨大な量の知識が安価にどこにでも運ばれていきます。
■ 実は「変化」とは、
等速度ではなく、加速度運動するものなのです。

もちろん、
わたしもあなたも70年後には生きていません。
でも、あなたのお子さんは生きていますよね。
そして、お孫さんも・・。

数百年前に、子どもや孫の代まで使える
生活道具を求めた「先見」が、
今 骨董品 となり、

三世代を経ても褪せることのない
普遍の美を求めた「先見」が、
多くの 芸術 を生み出しています。

■ 人は昔から、
己の人生時間を超えた「尺度」を持ち、
物事を捉えてきたのです。

最近はあまりにも人生が忙しくなり、
少し近視眼になっているだけです。

わたしは自分を
移民の子孫」と定義しているのですが、

時々、祖父が(もし望んでいたとしたら、ですが)
わたしに残したかった言葉とは、
いったい何なのだろう?と考えることがあります。

それは もしかしたら、

変化を恐れるな

というような言葉かもしれない・・
最近、そう思うようになりました。

(人は何万年も前から
幾度も「環境の激変」を経験し、
そのたびに見事に環境に適応してきたのです..)

あなたは自分のお子さんに、
あるいはお孫さんに、
どんな「ことば」を残したいですか?

あっ、もちろん「ことば」以外にも
残せるものはあります。

次の世代も、またその次の世代も、
自分の子孫がつつがなく生きていくためのインフラ、
・・【資産】ですね。

それは場所を変え、形を変え、
幾世代にもわたって生き続けることが可能です。

時間は、
人ひとりの一生を超えて存続します。
またお金も、
人ひとりの一生を超えて存続し得るのです。

自分の投資を、
三世代のスパンで捉えることができれば、
もっと悠々とした穏やかな歩みができるように
なるのではないでしょうか。

(投資スタイル、金融商品の選択の両面において・・)

「2009年、10年は
世界のマーケットが大きく下落しており、
千載一遇のことではあったが、
資産をたいへん安く購入できた期間であった」
 ~ 2087年版 ワールドストックレビュー ~

70、80年経てば、
2010年のことも大昔になるのです。

追記)

「わたしは独身だから、あるいは子どもがいないから、
三世代の投資は関係ないわ」と思わないでください。

今後、日本で個人信託の制度が充実してくれば、
親族ではない特定団体や個人にあなたの財産を信託し、
長きにわたって資産を活かすことが可能になりますから・・。

■ 参照記事 【百年好合】 
~ あなたのポートフォリオは100年後も生きています ~




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