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今日で阪神淡路大震災から14年になります


こんにちは、カン・チュンド です。
今日は投資の話ではありません・・。

「生まれも育ちも神戸です・・」
こうお話すると、多くの方が
「カンさん、地震の時は大丈夫だったんですか?」
と声を掛けてくださいます。

震災から14年経った今でも、
このように尋ねてもらえることは、
一被災者として有難いことだと思っています。

(それだけ皆さんの記憶に、
あの震災がこびり付いているのでしょうか・・)


阪神淡路大震災では、
何千というかけがえのない命が奪われました。
たくさんの家々が倒壊し、
ビルや橋や道路が無残な姿をさらけ出しました。

まるでパニック映画のような光景を目の前にし、
これから一体どうなるのだろう・・」と
途方に暮れていたのを今でも鮮明に憶えています。

しかし、神戸の町は
全国からの有形無形の支援のおかげで、
瞬く間に復興を果たしました。


新しい家が建ち、
鉄道や高速道路をはじめとした
インフラが次々と立て直され、
整然とした美しい町に生まれ変わったのです。

町が日々、町としての姿を
取り戻す光景を目にしていたわたしは、
自分も頑張らねば・・」と
励まされたものです。


しかし、復興した町並みを見るにつけ、
言いようのない悲しみが
こみ上げてくるのも事実でした。

自分が生まれ育った町が、
こうも短期間に一掃され、
まったく違う景色になることを
それまで経験したことがなかったからです。


わたしが知っていた、
人の営みと共に老いた家々、
駄菓子屋や銭湯、町工場や、

昔ながらのアーケードが連なる商店街は、
もうどこにも存在しませんでした。

あなたはもしかしたら、
「それはぜいたくな郷愁では?」
と思われるかもしれません。

しかし、過去の歴史を
内包していない空間に囲まれる、
なんとも言えない居心地の悪さを、
わたしは否定することが出来ませんでした。


anxious-man-biting-nails-worried.jpg


ところが、ようやく、
ほんとうにようやく最近になって

上記で感じていた
わたしの思いが「ぜいたくなこと
と理解できるようになったのです。

唐突ですが、あなたは今このブログを、
建物の中で読んでいますか?

あなたは今、
ご自宅にいるのかもしれません。
あるいは職場かもしれません。
(もしかしたら、通りに面したカフェでしょうか・・)


あなたが今いるその建物が建つ前は、
いったい何がそこにあったのでしょう?

(おそらく別の建物が建っていたのでしょうね・・)
では、その前は?



また別の建物が建っていたか、
あるいはそこは、
田んぼや海や山であったかもしれません。

長い長い「時間の尺度」で
ひとつの場所を眺めてみると、

そこには幾重もの違う景色が
変遷しているのです。

(震災では、それがたまたま短期間に起こっただけ・・)


Mutual funds


人も、同じです。

あなたのお顔を拝見し、
お名前や出身地や本籍を伺うとしましょう。

あなたという人間の背後には、
脈々とつながるご先祖さまがおられて、
またあなたのお子さんや、
お孫さんというご子孫に連なっていくのです。

人も、町も、移ろいゆくものであり、
現在見えているものは
過去と未来をつなぐ
かりそめの姿」なのかもしれない。


そういった事実を、
わたしは震災によって学んだように思います。

そして、
(これもひとつの因果なのでしょう)
わたしは今、
神戸を遠く離れて暮らしています。

「ふるさとは遠きにありて思ふもの」
 (昔のひとはうまいこと言ったものです・・)

あ




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