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賢者は変化を恐れません その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

親族の中に、アジア系の航空会社に
勤めている者がいるのですが、
「貨物の取扱量が目に見えて減ってきている」と
先日言っていました。

あなたの周りではいかがでしょうか?
たとえばクルマが売れなくなると、
部品の製造ラインが止まります。
新製品のパンフレット印刷の受注件数が減り、
工場近くの居酒屋の売上げが落ちます・・。

日本の中だけを見ても、点から面へと、
あらゆる産業で経済活動の拡大に
ブレーキがかかっています。

「景気がねえ・・」という一言が
挨拶代わりになっている。
そんなことはありませんか。

国内だけではありません。
先進国でも新興国でも、
大きな国、小さな国を問わず、
「モノが売れなくなる、経済活動が停滞する」
という事態に、今まさに陥ろうとしているのです。

(これから景気がどのくらい悪くなるのかという
「谷」さえ、正確に見えていないのが実態です)

いったい誰が世界の経済活動に
「ブレーキ」をかけているかというと、
金融】という、
かつては黒子役であった 資金循環装置 です。

では、日本の「金融」を立て直せば、
日本の景気がよくなるのでしょうか?
(いいえ、)

日本の「金融」⇒ 日本の「経済」という式は、
昭和50年代までの教科書に載っていたセオリーです。

今では、
◆ アメリカの「金融」⇒ 世界の「経済」に影響
  となってしまっているのです。

(だからこそ、
皆がみな景気後退に陥っているのですね)

では、アメリカの「金融」を正常化させるためには?

アメリカの金融機関(特に銀行)の資本が
健全にならなければ始まりません。

要するにアメリカの金融機関が
数多に貸したお金のうち、
いったいいくらぐらいが戻ってこないのか。

今後、新たな貸し出しを行っていくためには、
いったいどのくらい資本を
増やさないといけないのか。

これらが明確になるためには、
住宅価格の下げ止まり
(= 損失の確定)が不可欠なのです。
(この道のりは決して平坦ではありません・・)

現在、多くの国で経済活動を活性化させようと、
ふたつのことを実施しています。

1.臨時に予算を投入して、
国が旗振り役となって需要を作る

2.世の中の金利をできるだけ低くして、
お金が巡りやすいようにする

世界各国の政策金利一覧」を見ていただくと、
世の中の金利はどんどん低くなっています。

しかし、上記の政策には限界があるのです。
いくら骨組みを強化し、筋肉を膨らまそうとしても、
肝心の「血液」(金融)が巡っていなければ、
カラダ(経済)は円滑に動かないのです。

ところで、
アメリカ、欧州などで住宅価格が下げ止まってはじめて
株式市場は上昇し始めるのでしょうか?

「血液」(金融)が巡り始めたと認識してはじめて
株価は上がるのでしょうか?

いいえ、マネーというものは
もっと貪欲かつ繊細な生き物です。

世界の金融機関が
天文学的な損失を計上していますが、
(今後も計上するでしょうが)
なにも世の中から
お金が消えてなくなってしまったわけではありません。

毀損していない、
健全なマネー
(今は安全なところに避難していますが)は、
そこかしこに存在するのです。
(彼らは今、とても臆病になっていますが・・)

あるいは、さまざまな資産市場に向かうべきマネーも、
日々新たに「生成」されています。

どこで?
実体経済の中でです。

具体的には、モノ・サービスのやり取りの中で
生まれる「お金」であり、
特に新興諸国で日々積み上がっている
数多の生産者の「貯蓄」というお金です。

丸い地球の半分では、
金融資本が大いに傷み
損失さえ確定できない状況ですが、

残り半分では、貯蓄という
(間接的に)世界を駆けることのできる「お金」が、
日々増殖しているのです(ここ、重要)

彼らは敏感に次の「成長元」を嗅ぎ取ります。
(危惧は多くのお金がアメリカ国債に
化けてしまわないかということですが・・)

景気がどのくらい悪くなるのかという
「谷」が見えてくれば、
それらマネーは独自の嗅覚を持って、
世の中に巡り始めるとわたしは考えます。

「景気低迷は中期(2~3年)で続くが、
株式市場の回復はそれ以前に始まる。」
この可能性がもっとも高いのではないでしょうか。


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