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インデックス・ファンドがETFに出会うまで その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨日お話したファーマ教授の
「効率的市場仮説」(1970)の流れを受け継いで、
かのバートン・マルキール氏が1973年に、
「ウォール街のランダムウォーカー」を出版します。

そして、1975年
わたしが敬愛するチャールズ・エリス氏が
Financial Analysts Journal紙に
The Loser's Game」という論文を発表するのです。

この中でエリス氏は、
「過去10年間、85%のアクティブファンドは、
S&P500指数を下回る成績しか残せていなかった」
と喝破しています。

(アクティブファンドの運営コスト、人件費などが、
ファンドリターンの20%を占めていたのです)

アカデミックな世界で、
「市場そのものに投資を行うことが、
賢明な投資のやり方である」
という考え方が広まってくると、
「じゃあ、実際にそのやり方を試してみたいな」
と思うのが人の常であります。

アメリカにウェルズ・ファーゴという金融機関があります。
この銀行、なかなか面白くて、
ウェブ上に「ウェルズ・ファーゴ ヒストリー.com」という
博物館を作っていたりします。

上記ウェブ博物館では、
なぜか「駅馬車」の紹介ページが・・。
注)声が出ます。

どうして「駅馬車」かというと、
この銀行は(銀行になる前に)、
まず「輸送ビジネス」で成功したのです(19世紀のお話です)

さあ、
西部開拓時代の情景を思い浮かべてください。
大小さまざまな商品が並んでいますよ。
ところで、どんな取引においても
必ず「決済」= 現金の授受がありますね。

19世紀当時、ウェルズ・ファーゴの地元
サンフランシスコからニューヨークまで
駅馬車で飛ばしてもゆうに2週間はかかりました。
(すると、その間に現金を強奪される可能性もあったわけです)

そこで、当時普及しつつあった「電信技術」を用いて、
ウェルズ・ファーゴは
電信による「決済システム」を導入していったのです。
(なんというビッグビジネス!
結果として、自然と銀行さんになっていったのですね)

さて、そのウェルズ・ファーゴが1971年、
企業年金を運用するひとつの「道具」として、
(おそらく)世界ではじめて、
「インデックス・ファンド」なるものの運用を始めます。

実はこの出来事にも、昨日登場していただいた
ファーマ教授の影がちらついているのです。
ファーマ(教授)→ シュウェイダー(生徒)
→ ウェルズ・ファーゴ(運用会社)というルートが
浮かび上がってきます。

このシュウェイダーという生徒さんは、
実はカバンで有名な「サムソナイト」を経営する
シュウェイダーさんの息子さんで、

ウェルズ・ファーゴがはじめて
インデックス・ファンドをスタートさせたのも、
「サムソナイト」の企業年金においてだったのです。

ところが、舞台暗転・・。

最初のインデックス・ファンドは、
運用がなかなかうまくいきませんでした。

当初、ウェルズ・ファーゴは
ニューヨーク証券取引所に上場する
1,500におよぶ株式をすべて同じ割合で保有し、
バランスを保とうとしたらしいのですが、

2年後の1973年、
S&P500との連動を目指す運用に切り換えています。
また同じ年、
(あっ、再びファーマさんの影が・・)

American National Bank of Chicago の
シンクフィールドという人が、
同じくインデックス・ファンドの運用を始めました。

これまた、
ファーマ(教授)→ シンクフィールド(生徒)という系図。
(ちなみに、シンクフィールドさんは【こんな人】です)

ウェルズ・ファーゴも、
シンクフィールドさんも、
機関投資家向けに「インデックス・ファンド」を
運用していましたので、一般投資家にはまだ、
「インデックス投資」という扉が開かれていなかったのです。

「カンさん。いつですか? 扉が開いたのは」

はい。1976年、はじめて個人投資家向けの
「インデックス・ファンド」が登場します。
そうです、あの バンガード なのです。

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