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証券会社ものがたり パート3

こんにちは、カン・チュンド です。

さて、

証券会社 がひとりの投資家として
『いちば』に参加する、
という 意味 について考えてみましょう。

(もうこんなことをしている
 証券会社はないと思いますが・・)

自ら 相場 を演出する、
ということも(実際)可能 なのです。

どういうことかというと、
まず証券会社自身が、A会社 の株式を購入します。

そして、A会社 を 大口の顧客 に推奨します。
また 証券会社は A会社 を買い進めます。
(株価 が上昇しますね・・)

当然、大口の顧客 は喜びます。
そして、A会社の 株価 が
上昇しきったところで、

証券会社が 小口の顧客 に
A会社 を推奨すればどうでしょう・・?

(つまり、
「最後の買い手」を設定することで、
自らは「その売り手」になることが可能になるのです)

わたしはいつも思うのですが、

あらゆる商品・サービスにおいて、
仲介(斡旋)と 販売 を兼ねることは
【利益相反】を招きやすい・・。
皆さんは そう思いませんか?

先日、

「情報社会の進展に伴って、
仲介業 としての証券会社の付加価値は
限りなく逓減していくでしょう」
とお話しましたが、

はっきり言って(不動産の仲介業者さんが多すぎるように)
証券会社さんも多すぎると思います。

(そう遠くないうちに)
 半数くらいは淘汰されるでしょう。

ただ、証券会社 も
手をこまねいて見ているわけではありません。

証券会社 の重要な仕事に
3.アンダーライター業務(引き受け業務)があります。

(繰り返しになりますが)
株式は、証券取引所という
『いちば』で売買されますよね。

実はこの『いちば』には、
もうひとつ重要な役割があります。

(企業側から見ると)
『いちば』は、資金調達の場 でもあるのです。

例えば今、
業績好調の B社 があるとします。

この機に中国に進出して、
工場を建設したいと考えました。
(資金 が必要ですね・・)

そこで B社 は、
新たに株式を発行して、

あまたの人に買ってもらおう
= 資金調達を行おう とします。

しかし、B社が投資家の方に直接、
「はい、いちば にいらしてください。
 1株1,000円 ですよ!」
と販売するわけにはいきません。

そこで、
証券会社に 幹事 になってもらい、
100万株なら100万株を 引き受けてもらう
= 買い取ってもらう わけです。

証券会社は自らの責任で、
その100万株を販売するわけですね。
(ここでは、株式 を例にお話しましたが、
 社債なども同様です)

3.アンダーライター業務とは すなわち、
「リスクの引き受け手 になる」
 ということなのです・・。

(資本主義社会においては)
たいへん 重要な役割 です。

(余談ですが)

世界マーケットを相手にする大企業 は、
「共同主幹事」という形で、
国内証券会社 と 外資系の証券会社 を共に
指名することがあります。

(外資系の証券会社も指名することで)
海外の投資家 からも
「資金調達」を図る狙いがあるからです。
(なかなかグローバルでしょ・・)

また、独自の技術を持った
成長性の高い企業 を発掘し、
『いちば』へ登場させる
= 上場させる ことも

証券会社の役割のひとつです。

会社が上場するとは、
社会の 公器 になることであり、
「努力すれば報われるのだ」
ということの 具体例 でもあります。

それより何より、
私たち消費者の側から見ると、
『いちば』に登場した 企業 は、
投資対象となる一条件をクリアした、

と云えるのです。

なぜなら、『いちば』(証券取引所)こそが、
いつでもその会社を 時価 で売り買いできることを
担保してくれる「公器」なのですから・・。



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