カン・チュンドのインデックス投資のゴマはこう開け!

運用の女神からの意外な贈り物、それがインデックス投資です。

【投資おさらい講座】 その1) 〜 素朴な疑問をもう一度投げ掛けてみよう 〜


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

投資に限らず、私たちはルールとして
提示されるたった1行の文章を、
「ふむ。そうだな。それはそうだ。」と、
当たり前に納得してしまいがちです。

たとえば、
〜長期投資を実践しましょう〜 というルールです。

(ところで)私たちはなぜ
「長期投資を実践する必要がある」のでしょうか。

今、ない知恵を絞って考えてみました。

答え)・・それが、株式市場の「成長」をすべて捉える
     唯一の方法だから。

(ずっと投資を続けていないと、
市場が生み出す「成長」をすべて捉えることはできません)

皆さんご存じのとおり、
株式市場は日々「変化」しています。

日経平均株価 9,100円
ダウ平均    8,500ドル

あらゆるマーケットで(株式市場の価値として)
今のところ【正の数字】が付いていますよね。

ということは、50年、100年のスパンで見て、
マーケットではその価値が下がった回数より、
上がった回数のほうが多いのです。

具体例・・。

1997年から2006年までの10年間、
アメリカ株式市場の平均値S&P500は、
年率8.4% の収益を上げています。

しかし、
毎年「プラスの成績」になっていたわけではありません。
(2002年など、20%以上のマイナスでした)

年率8.4%の収益を上げたと言っても、
それは「毎年8.4%の収益を上げた」
という意味ではないのです。

嗚呼、私たちはついつい忘れがちになりますが、
市場の平均値の成績自体が、毎年バラバラ です。

いいえ、毎月バラバラ です。
いいえ、毎日バラバラ です。

たとえば、
こんなことって、想像できますでしょうか。

1997年から2006年までの10年間で、
アメリカ株式市場は2500日余り
「マーケットが開いていた」のですが、

その2500日余りのうち、
ある 特定の10日間 だけ、
あなたが株式市場から離れてしまったとしましょう。

(投資を「中断」したのです)

あなたがチェコとクロアチアに旅行に行くことになって、
その間、株式市場をウォッチできないことが嫌で、

S&P500に連動するファンドをいったん売って、
11日後、また市場の平均値を購入したというケースです。

その特定の10日間、具体的にいうと、
1997年から2006年までの10年間で
いちばん市場平均が「上昇した10日間」を逃してしまうことで、

S&P500の収益率は、年率2.2%にまで
落ち込んでしまうのです。

2500日余りのうちの、たった10日間ですよ。
(信じられないですね・・)

◆ いかに、株式市場の収益の現れ方が
  「いびつ」であるかがわかります。

わたし自身、今まさに
「年率2.2%にまで落ち込んでしまうのです。」と
言いましたが、

この「年率2.2%」という書き方そのものが
実は怪しいのです。

定期預金にお金を預けて「年2.2%」というなら
わかります。

毎年、判を押したように
「2.2%」の利息が付くでしょうから。

しかし、株式市場という投資対象は、
判を押したようにあらかじめ決まった「収益」が
実現するところではありません。

収益の現出のしかたは、
超ランダム」なのです。

小刻みに上がるかと思えば大きく落ち込んだり、
ずっと寝続けてプラスマイナスゼロに近い状況から、
一気に指数が上昇したり・・。

もう、バラバラ・・。
本当に「傾向」というものがありません。

そして、困ったことには、

たとえば、いつ
「一気に指数が上昇したりする」のかは、
前もってわからないという摩訶不思議さがあります・・。

(いったい誰が、2009年10月23日からの8日間で、
株式市場の劇的な上昇が起きます! なんて
予測できますでしょうか・・)

結局のところ、私たちは
市場の「成長」をすべて捉えるためには、

(いかにも消去法的ですが)
市場に投資し続けているしかないのです。
それを世の中では「長期投資」と呼んでいます。

追記)

直近のマーケット現象で
私たちには学ぶべき「レッスン」があります。

グローバル金融危機という激震ののち、
株式市場は2009年4月から7月にかけて急騰しました。

(この時期に、市場の外に居てしまったことで、
今後数年の市場リターンの大きな部分を逸してしまった
可能性が高いとわたしは思います。

グローバル金融危機のあと、
市場から撤退せよと声高に叫んだ人の中で、
2009年3月末に「市場に復帰せよ」と言えた人が
果たしていたのでしょうか・・)


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