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【投資おさらい講座】 その5) ~ 追いかけないで、じっとしていればよいのです ~


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

こんなことを言うと、
お叱りを受けるかもしれませんが、
「私たちは市場(マーケット)の前では 無力 です。」

私たちはなんとかリターンを上げようと思い、
さまざまな金融商品を試し、
マーケットの予測を行います。

「頼む。これ以上、下がらないでくれ」
「頼む。来週の水曜日までに1ドル98円に戻してくれ」

あなたがいくら懇願しても、
自分が金融商品に対して
いかに思い入れを持っているのかを説明しても、
そんなことは、市場は気にも留めてくれません。

金融商品のリターンを決めるのは、
あなたではなく、マーケットの動き なのです。
(そして、マーケットの動きとは無慈悲なものです・・)

たしかに、投資という作業において
「主人公」はあなたです。

しかし、投資のリターンを決定する「現場」において、
あなたには何の権限もありません。
(はっきり言って)影響力もありません。

市場という、複雑怪奇なマネー運動体の中では、
わたしもあなたも、
米粒ほどの、小さな小さな構成要素にすぎないのです。

私たちは、
投資のリターンが決定される「現場」で、
何らかの影響力を行使できるという【思い込み】を、
まずはゴミ箱に捨てなければなりません。

具体的にいうと、金融商品の動きに関して、
【筋書き】を描くのをやめる ということです。

わたしもあなたも、
金融商品がアップダウンを繰り返す「舞台」の中で、
自分がステージを統括する【監督】であると
勘違いしてしまいます。

ところが実際は、私たちは【監督】ではありません。
客席の隅に座っている「お客のひとり」にすぎないのです。

たしかにさみしいです。
面白くもなんともありません。

しかし、
投資のリターンが決定される「現場」とは、
ひとつの社会 なのです。

「自分のシナリオで動かない。」
「追いかけないで、じっとしている。」

あなたが対峙する金融商品は、
追いかけ説き伏せて、
意のままに操れるような「やわな相手」ではありません。

あなたの意思は(残念ながら)
金融商品には伝わらないのです・・。

DiMeo Schneider & Associates という会社が
2007年に、
投資信託に関する以下のような調査を行っています。

2006年末に至る10年間で、
上位25%の成績を収めた株式ファンドをピックアップしました。

10年間を通じての上位25%ですから、
なかなか優秀なファンド達なのですが、

そのうちのなんと90%は、10年間のうち3年も、
全株式ファンドの中で
平均以下」の成績に埋もれていたのです。

そして驚くべきことに、
優秀ファンドの50%以上が、
10年間のうち実に5年以上、
平均以下」の成績に放置されていました。

色メガネを外してシンプルに尋ねますが、
5年間も「平均以下」の成績に埋もれているファンドを、
あなたは買いたいと思いますか?

NO ですよね。

もし、そんなファンドを持っていたら、
イヤになって売ってしまうかもしれません。
(気持ちは分かります・・)

しかし、そのファンドを売ったあと、
あなたはどうするのですか?

8年以上、「平均以下」の成績に埋もれている
ファンドを買いますか?

いいえ。

あなたは平均以下の成績しか上げていないファンドを
持っているのがイヤで、
そのファンドを売却するわけですから、

今度は平均以上の成績を上げているファンド、
(はっきり言えば)
素晴らしい成績を上げているファンドを探し、
それを購入するでしょう。

10年間を通じて上位25%のファンドでも、
長い期間、
「平均以下」の成績に埋もれているのが「現実」です。
(それが「マーケットの動き」というものです)

あなたの行動は、
まさにこれから伸びようとする
一見「成績の悪い」ファンドを売却し、

これから下がってしまうであろう
一見「成績のよい」ファンドを購入することにほかなりません。

成績がわるい(金融商品の価格が下がっている)
  ↓
 売る。

成績がよい(金融商品の価格が上がっている)
  ↓
 買う。

これは、金融商品を安いときに売って、
高いときに買う行為ではないでしょうか。

かつ、金融商品の成績を見て、
投資行動を取る(= 追いかける)という、
典型的な【後追い行動】です。

このような行為は、投資の潜在リターンを小さくし、
かつ、リスクを大きくすることにつながります。


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