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【投資おさらい講座】 その6) ~ マーケットとの戦い方を覚えましょう ~


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

7月23日付の「東京新聞」に
こんな紙面広告が載っていました。

(以下、引用)

ちょっと聞きたい! お金の悩み

Q 1ドル120円ではじめた米ドル預金。
1ドル90円台の今、含み損をかかえています。
このまま円安を待つしかないのでしょうか?

A たとえば豪ドルに交換して
運用してみてはいかがでしょう。
円安を待つことだけが方法ではありません。

新生銀行では、さまざまな豪ドル建商品をご用意し、
お客さまの外貨運用をサポートします。

(以上、引用おわり)

広告の中では、豪ドルは米ドルに比べて
高金利水準である旨が説明され、
また、豪ドルを活用した
投資戦略セミナーの案内も記されています。

(さすが、新生銀行さん。)

ただし、豪ドル通貨の
ボラティリティーの大きさについては、
いっさい触れられていません。

昨日、わたしはこんな話をしました。

成績がわるい(金融商品の価格が下がっている)
  ↓
 売る。

成績がよい(金融商品の価格が上がっている)
  ↓
 買う。

これは、金融商品を安いときに売って、
高いときに買う行為ではないでしょうかと。

金融商品の「売り手」の立場になって考えると、
物事の本質が見えてきます。

成績がわるい金融商品を持ち続ける・・
あるいは、
成績がよい金融商品を持ち続ける・・

とにかく金融商品を持ち続けられると、
「売り手」にとっての利益は限られます。

マーケット現象の「後追い」であろうが、
「先追い」であろうが、

金融商品の「売り手」にとっては、
その人が【売り買いの行動】を取ってくれることで、
利益を増やすことが可能になります。

上記の場合、
米ドル(ダメっぽい)→ じゃあ、豪ドルはいかがですか?
という単純明快な【シナリオ】なのです。

そのこころは・・、

◆ あなたの利益を最大化することではなく、
金融機関の利益を最大化することにあります。

たとえばあなたが、
【あなたとお金の親密度を測る55の質問】の中で、

「金融商品を安いときに売って、
高いときに買うのは愚かなことだと思いますか?」
と聞かれれば、
おそらく「はい」と答えるでしょう。

ではどうして、投資の現場では、
「金融商品を安いときに売って、高いときに買ってしまう」
のでしょうか。

◆ それはあなたの【感情】が、
「投資の現実」を見えにくくするからです。

「投資の現実」=
あなたの気持ちは、投資のリターンにはつながらない。

しかし、あなたの気持ちが、
投資のリターンにつながると勘違いしてしまうのが
人の情 というものです。

私たちはマーケットとの、いや、もっと具体的にいえば
金融商品との接し方に【工夫】を凝らす必要があります。 

わたし → 米ドル建て預金 という、
点と点を結ぶ「対峙」だと、

わたしの投資のすべては
「米ドル建て預金」になってしまいます。
これが 不幸の始まり です。

以下、実生活では決してお勧めしませんが、
投資という作業においては【二股を掛けるべき】なのです。

「米ドル預金」のみに
決して心を委ねるべきではありません。

たとえばこんなイメージを持ってください。

あなた → 米ドル建て預金
     → ユーロ建て債券
   
あなたは「米ドル建て預金」「ユーロ建て債券」
どちらにも、同じくらい【こころを砕く】、
要するに「惚れ込んで」よいのです。

「そうか、わたしはカズオくんもタツヤくんも、
どちらも好きになっていいんだ」
と思えれば、とても気持ちが楽になります。
(あくまで仮のお話ですが・・)

あなたが唯一気にするべきことは、
「米ドル建て預金」と「ユーロ建て債券」に
愛情を注ぐ【バランス】です。

ひとつだけの金融商品に「こころを砕く」状態から、
ふたつの金融商品への【愛のバランス】を気にしだしたら、
もう大丈夫です。

◆ あなたの投資は 点 → 面 に「移行」したも同然です。

先ほど、あなたの【感情】が、
「金融商品を安いときに売って、高いときに買わせてしまう」
といいましたが、

これを防ぐ方法は、
実は【愛のバランス】なのです。

「面」のお話をもっと戦略的にしてみましょう。
あなたはこう思ってください。

わたしは【債券】も好き。
【株式】も好き。
だから、どちらか一方を裏切ることなんてできない。

ふたりにわたしの気持ちを「平等に」注ぐことが、
すなわちわたしにとっての【愛のバランス】なの。

このような精神こそが、
「投資の現実」にうまく対応するコツなのです。

あなた → 債券 半分
     → 株式 半分 というバランスです。

すでにあなたの投資は「面」になっています。

今仮に、株式の調子が悪く、
あなたが購入した株式ファンドが
その値をどんどん下げているとしましょう。

逆に、債券ファンドの価格は順調に上がっています。

すると、以下のように
【愛のバランス】が崩れてしまいます。

あなた → 債券 70%
     → 株式 30%

以前のあなたなら、
「ああ、株式ファンドがどんどん下がる!
わたしの選択は間違っていたのかも・・。
ほかの株式ファンドに乗り換えようかしら。

それとも、債券のほうが調子がいいのなら、
ここは債券ファンドの割合をもっともっと増やそうかしら。」

ということで、

あなたは、

あなた → 債券 70%
     → 株式 30%
の状態を放置するか、

あるいは、

あなた → 債券 90%
     → 株式 10%

という、エキセントリックな状態に、
知らず知らずのうちに向かってしまう可能性が
あったのです。

しかし、今やあなたは、
【愛のバランス】の人です。

成績がわるい(金融商品の価格が下がっている)
  ↓
 売る。

成績がよい(金融商品の価格が上がっている)
  ↓
 買う。

という「誘惑」に対して、
あなたは立派な
言い訳】を用意することができます。

【愛のバランス】!

「わたしにとって、債券、株式、
どちらもかげがえのない存在なの。
どちらにも平等に思いを注ぐことが
わたしにとってはいちばん重要。

だから、過剰になってしまった
債券を少し売って、そのお金で株式を買って
もとの「半分」「半分」に戻してあげるの。
それがふたりに対するわたしの誠意なのよ・・」

あなたにとって大切なことは
【愛のバランス】を保つことであり

別に、

「値段が上がった金融商品を売り、
値段が下がった金融商品を買い増ししないと!」
と思っているわけではありません。

しかし【愛のバランス】を保つことで、
結果として、

「値段が上がった金融商品を売り、
値段が下がった金融商品を買い増しする」ことが、
できるようになるのです。

あくまで重要なのは
【バランスを保つこと】です。

投資においてこの <バランス表明> を行うことは、
あなたの「投資の土台」を固め、

複雑怪奇なマネー運動体である
【投資の現場】に対して
こう宣言するに等しいことです。

たしかに市場の動きとやらは、
オレが追いかけ説き伏せて、
意のままに操れるような「やわな相手」ではない。

ただ、オレだって、
あんたに翻弄されるようなことはしないよ。

オレはおれの投資の中で「土台」を作って、
全体のバランスを気にすることだけに専念するよ。

もうオレはブレない。
もうあんたを追いかけるようなこともしない。
おれはどっしり構えてじっとしているよ・・。

これが【ポートフォリオ運用】なのです。


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COMMENT

いしだ さん

コメント、ありがとうございます。

> 愛のバランス・・いいフレーズですね。
> でもなんか、繰り返されると恥ずかしい。。

はい、書いてるわたしもちょっと恥ずかしかったです(笑)

9月の勉強会、よろしくお願いします。


| カン・チュンド | 2009/07/31 08:47 | URL |

>しかし、今やあなたは、
>【愛のバランス】の人です。

愛のバランス・・いいフレーズですね。
でもなんか、繰り返されると恥ずかしい。。

| いしだ | 2009/07/29 22:32 | URL |














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