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村上春樹 という普遍性


こんにちは。カン・チュンド です。
えー、今日の記事は投資とは関係ありません。

お世辞にも上品とは言えない格好で
外国を放浪していると、
(同じように上品とは言えない格好の)
さまざまな国の人と、
ひと言ふた言、会話を交わすことになります。

「どこから来たの?」
「安い宿はある?」
「食堂は?」
「バスの発着所はどこ?」

上記はバックパッカーの間で交わされる
「典型的な会話のさわり部分」です。

知り合いになった彼ら/彼女らの何人かは、
日本について言及していました。

・トヨタ ニッサン
・日本人はよく働く
・サムライ
・ウォークマン
・芸者がいる
・アキラ クロサワ….。

スウェーデンから来た若者は、
地元の町で開催された「黒澤明 映画祭」で
「酔いどれ天使」を観たと言っていました。

芸術に興味がある人の中で、
いちばん有名な日本人は、
アキラ クロサワ だったかもしれません。

しかし、わたしが日本で定住生活を送っている間に、
世の中のトレンドは変わってしまったようです。

今ではハルキ ムラカミ(村上春樹)が、
日本人の作家として世界中で読者を獲得し、
(芸術に興味がある人の中では)
いちばん有名な日本人になっているとわたしは思います。

Haruki Murakami "Norveg? Giria" 


彼は、↑村上氏の代表作「ノルウェイの森」を朗読しています。
(彼の国の言葉、ロシア語で)

感受性が強そうな、どこにでもいる学生さんです。

norwegian wood by haruki murakami


彼女など、↑ちょっと自意識過剰な、
かつおしゃべり好きな学生ふう。

彼女は、ようやくハルキ ムラカミの
「ノルウェイの森」を読み終えたと言っています。
デリケートな作品世界に触れたあとの、
すがすがしい顔をしていますね。

Norwegian wood reading  


この方はポルトガル語を話しているのでしょうか。
自宅の台所でハルキ ムラカミの「ノルウェイの森」の
感想を語っています。

N A O K O


この映像は、
ノルウェイの森の最初の章・・

主人公がもっと若いときに
直子について書こうとしたがうまく書けなかった・・
というくだりの内容をイメージして
創作されたものです。

映像とナレーション(ノルウェイの森の文章)が
ぴったり合っていますね。

わたしはこれらの「動画」をはじめて観たとき、
「なんだこれは!?」という
ある種の戸惑いを覚えました。

わたしの中では、
文学というものは、
映画や絵やアニメや楽曲に比べて、
「言語の違い」というハードルがあるため、
「普遍性」を獲得するのは難しいという
思い込みがあったのです。

しかしながら、
村上春樹氏の作品は
最初から国境など存在しないように
ハードルを軽々と越え、
世界中で受け入れられています。

さまざまな国の読者のコメントによって、
氏の作品群の質の高さが「証明」されていると
いってよいでしょう。

おそらくこれほどの同時代性を持って、
世界中の読者に受け入れられた日本の作家は
これまで居なかったと思います・・。

追記)

氏は今年、
ノーベル文学賞に選出されるのではないでしょうか。




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