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為替オプション付仕組み預金について


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

もう2ヶ月以上前の話ですが、
あるお客様からコンサルティングの依頼をいただきました。
詳細情報をお伺いしたところ、
HSBCプレミアで、ある金融商品を勧められているとのこと。

―外貨の「ストラクチャード預金」というもので、
年率4%~6%程度になります。―

わたしはお客様に尋ねました。
「HSBCの方はリスクの説明はされましたか?」
お客様はリスクについてはひと通りのことは聞いていると
おっしゃいました。

わたしは、
「HSBCもシティバンクと同じようなことをするのだな」
と内心落胆しながら、「ストラクチャード預金」の説明を
させていただきました。

HSBCプレミア ストラクチャード預金
シティバンク 
プレミアム・デポジット「為替オプション付仕組預金」


(HSBCのストラクチャード預金は、
「為替オプション付仕組み預金」の一種です)

ところで、
◆【商品を複雑にするほど、
  金融機関側は利益が取りやすくなる】
というのは事実です。

この種の「仕組み預金」は、
円建てで、高金利の利息収入を得ることができる、
という看板をエサに、

利息部分と元本部分を巧みに振り分け、
通貨オプションという仕組みを「預金」に組入れています。

あなたはまさか、
自分が銀行と「通貨オプション」の取引をしているとは
夢にも思いません。

そもそも、外貨に投資を行うとは
外国通貨の金利収入(リターン)を、
為替というリスクを取って得る行為です。

為替が円安に振れると、
金利収入+為替差益で利益が膨らみ、
逆に為替が円高に振れると、
金利収入-為替差損で利益が縮んでしまいます。
(もちろん、収益がマイナスになることもあります)

ところが、
「為替オプション付仕組み預金」では、
為替が円安に振れても、
「為替差益」を受け取ることはできません。

円建てベースでの高金利の利息収入が
得られる利益のマックスになります。
(元本も「円」で償還されます)

そして、為替が円高に振れた場合、
満期時に還ってくる元本部分の通貨は「円」ではなく、
「外貨」になります。

いくら利息部分で
円建てかつ高金利の収入が得られても、
元本部分で、
どれだけ円が高く振れてしまうのか、

別の言い方をしますと、
元本として償還される外貨の価値が
どれだけ下がってしまうのかは、
誰にも「わからない」のです。

(それに加えて「為替オプション付仕組み預金」では
中途解約も原則できません)

◆ 【期待リターンは限られているのに、
   引き受けるリスクは無限大】

これが「為替オプション付仕組み預金」の本質です。

もし、金融機関の担当者が、
「金融にお詳しいカン様だからこそお勧めする、
 先端の金融技術を組み入れた商品なのです」

というニュアンスで
この「為替オプション付仕組み預金」を勧めてきたら、
【あっ、自分は金融に詳しくないと思われているのだ】
と思ってください。

なぜなら、
金融機関側にとっては、
ローリスク・ハイリターンの金融商品なのですから。

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