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世界の切り分け方について(エマージング株式)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

つい先日も、セミナーの中でエマージング株式に関して
次のような質問を受けました。
「カンさん。新興国は長い目でみると
右肩上がりで成長するのですか?」

わたしは「そうなる可能性が高いと思います」と
答えましたが、
どうもその方(仮にAさんとしましょう)は、
新興国の成長を、まっすぐ
「直線」の右肩上がりでイメージされていたので、

わたしはホワイトボードに、
ジェットコースターが進むが如く、
くねくねしたグラフを書きました。

「いいですか。
わたしもAさんも、10年、20年のスパンでは、
新興国の国々が成長すると思っています。

たしかに20年後には、
大きなリターンを得ることが期待できると思います。

ただ、その【道程】は、ほんとうに山あり谷ありなのです。
大きな起伏(リスク)が
何度も何度も発生しながらの発展なのです。

具体的に、
新興国市場の価格変動の「振れ幅」に耐える覚悟が、
果たしてAさんにあるのか?
これが最大の問題なのです。」

私たちが忘れてはいけないのは、
身近にある苦いレッスンです。

2008年の1年間だけで、
新興国市場はその価値が40%~60%も下落しています。
(これは事実です)

株式に投資を行うとは、
先進国株式、新興国株式を問わず
荒れ狂う海を長い長い期間、航海することです。

先進国株式という船は
イメージでいうと「蒸気船」ですが、
(それでももちろんリスクは存在しますが)、

新興国株式はイメージでいうと「帆船」なのです。

ハイリスク・ハイリターンの株式の中でも、
特にリスクが大きい新興国株式に投資を行う際は、
◆ より広範な分散・長期保有を心掛ける必要があります。

したがって、新興国株式に投資を行う
最適なツールは、
MSCIエマージング指数との連動を目指す、
インデックス・ファンド、ETFになるとわたしは考えます。

(MSCIエマージング指数は、
新興国23ヶ国の株式を内包した指数です)

話題は変わりますが、
2007年ごろに「なんとなく儲かりそうだから」という理由で、
インド株オープンなどの投資信託を購入された方は、
その起伏(リスク)の大きさに驚愕されたことでしょう。

インド株オープンで痛い目にあったので、
では、より広く浅く投資を行うという趣旨で、

MSCIエマージング指数との連動を目指す
インデックス・ファンドを買おう、というふうには
なかなか思いにくいものです。

(多くの方は、インド株オープンを塩漬けにしたまま、
実質、投資という作業から撤退してしまいます...)

投資のプロセスとしては、
広く新興国各国に投資を行う
インデックス・ファンドを保有する。
   ↓
リスク許容度が高まってくれば、

新興国株式インデックス・ファンド(or ETF)
   +
中国株式インデックス・ファンド(or ETF)
   +
インド株式インデックス・ファンド(or ETF)

というふうに、
より大きなリスクをテイクする「世界の分け方」を
採用されるのが王道であると考えます。

ただ、
こんな疑問が浮かぶかもしれません。

「23ヶ国もの新興国に投資してしまうと、
成長する国もあれば、あまり成長しない国も出てくるでしょ?」
はい、それはたしかにそうです。

しかし、
MSCIエマージング指数は、
完全固定型の閉ざされた【市場平均】ではありません。

MSCIエマージング指数は、
その組入れ国を【変遷】させていくのです。

1995年までポルトガルが、
1999年までギリシャが、
MSCIエマージング指数に組入れられていました。
(上記ふたつの国はすでにエマージング指数を
「卒業」し、先進国指数に組入れられていますね)

また、エマージング指数の下に位置する
「フロンティアマーケット指数」から、
遠からず、新たにエマージング指数に採用される国々が
出てくるでしょう。

(クウェート、アラブ首長国連邦、ベトナムなど)

◆ 広範な株式指数に投資を行う利点は、
【指数】が組入れる国々の変遷を通じて、
世界経済のダイナミックな変化 に、
労少なく、ついていけることなのです。

追記)

ロシア、トルコ、東欧諸国は含みませんが、
リクソーETF MSCIアジア・パシフィック(除く日本)
   +
iシェアーズ S&P ラテンアメリカ 40 インデックス・ファンド

もユニークな「新興国世界の切り分け方」だと思います。
(リクソーETFの中にはオーストラリアが26%入っています)

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