FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

金融危機の余波はまだまだ続きます


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

とてもヘンなことが起こっています。
米国の失業率が上がっているのに、
株価は(そこそこ)堅調なのです。

失業率は景気の遅行指数といわれ、
失業率がピークを付けるころには、
株価は景気回復を先取りして、
すでに上昇しているといわれます。

では、米国の失業率はすでにピークアウトしているのでしょうか。
(わたしはそうは思いません..)

昨日の「ウォールストリート・ジャーナル電子版」(Business
の中で、「Frugality Moves In for Long Stay」という
小さな記事がありました。

(「倹約志向が長期にわたって続く」という意味合いです)

残念ながら、記事全文を読むには
WSJを購読しないといけないのですが、

見出し部分の文章を読むと、
「消費者が倹約を常とする冬の時代に入った…」
と書かれています。

キャンベルスープがV8 beverages(野菜ジュース)を
2本6ドルから、2本5ドルに値下げしたり、
バーガーキングでは、
ダブルチーズバーガーが1ドルで売られていたりします。

アメリカにお知り合いがいる方は、
一度尋ねてみてください。
「ねえ、最近そっちの景気はどうなの?」と。

景気の気は、「気分」の気です。
今、アメリカを覆っているのは、
どんより曇った空気であると思われます。

失業率がさらに上昇すれば、
市井の空気はもっと曇ったものになり、
値下げ競争に拍車がかかる可能性があります。

(話は変わりますが、)外国に行くと、
いやおうなくその国の「テレビ」を観ることになりますね。
私たちはその国の「テレビ」を観ることで
無意識にその国の【空気】に触れることになります。

わたしもそんな【空気】に触れていたいため、
努めて米国のテレビ動画を観るようにしています。
たとえば、「ABCテレビの動画」(ABC News)です。

注)クリックすると動画が再生されます。

このABC News、
実にさまざまなジャンルの動画を用意しているのですが、
Money を選んで継続的にウォッチしていると、
決まって出てくる話題が「クレジットカード」です。

たとえば、こんな感じ。

「こちらは、
アリゾナ州に住むハリーさんからの質問です。
わたしはふたつのクレジットカード会社に
200万円ほどの借金があります。

先日、Bクレジットカード会社から、
支払い利息を8.8%から、
13.6%に引き上げるという通告がありました。
わたしはいったいどうすればよいのでしょうか?」

クレジット問題に悩む人は何百万人といるので、
それをサポートする専門家も多種多様です。

「クレジットカード会社の言うことを
鵜呑みにする必要はありません」
「まずは全米を網羅する非営利団体×××に相談しましょう。
アドレスはこちらです」

(余談になりますが、こういう動画を見ていると、
パーソナルファイナンスの専門家に
「インド系アメリカ人」が多いことに気付きます。
やはり、インド人は金融に強いのですね)

その他、Money動画の話題は
大学の新しい奨学金制度の紹介であったり、
クーポンのウラ技的使い方であったり、
ネットを使った家計管理術であったりします。

いずれを見ても
いかに支出を抑えるか」という点に
アメリカ人の関心が向かっていることを示しています。

その結果は?
「貯蓄率の上昇」です。
貯蓄率が上昇すれば、
さらに消費の総量は落ち込んでしまいます。
・「どこまで上がる?アメリカの貯蓄率

折り悪く、中期的な視野で見ると、
米国のベビーブーマーの中核(今現在50代の人たち)が、
今後10年内にリタイアを迎えます。

彼らは自身のライフプラン上、
貯蓄率を上げていく世代ですから、
もう、2007年ごろまでの「肥大消費」は、
アメリカには二度と訪れないと考えたほうが現実的でしょう。

(たしかに、オーストラリア、ノルウェー、インドなどは
金利引き上げに動いていますが、)

世界の消費タンクたるアメリカが
このような状況なのですから、
世界経済の低迷、
―正確にいうと、一進一退感-は、
当分の間続くであろうとわたしは考えます。

しかし、わたしは
なにも悲観的になっているわけではありません。

アメリカにはもはや多くを望めないからこそ、
世界の国々は自立的に「変革」し、
新たなニーズを掘り起こそうとするのです。

(ヘンな言い方かもしれませんが、)
アメリカが「超大国」から普通の「大国」になることは、
世界経済の発展にとっては「好ましい」ことなのです。


*********************
933n長期的なリターンを求めるなら、
未曾有の金融危機は【チャンス】です。   
────────────────────
マネーを学べば世の中の見方が変わります。
                 晋陽FPオフィス
*********************
11月21日【マネ缶スクール アドバンスコース in 東京
12月23日【マネ缶スクール スタンダードコース in 大阪



関連記事

| 経済よもやま話 | 10:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/807-dea27846

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT