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ベトナム 第五章


こんにちは。カン・チュンド です。

ベトナムから帰ってきて、
しばらく時間を置いてみて、
「なぜ、自分はベトナムに興味を抱いているのか」という、
疑問に対する答えが明快になりました。

それはベトナムが、
わたしの故国 韓国と同じように、
【国が分断された歴史】を持つからなのです。

韓国の映画に「太白山脈」があります。

この映画は1948年という、
韓国、北朝鮮「ふたつの体制」が
出来上がってしまう最中の、
イデオロギーによる凄惨な争いを描いた歴史物です。

韓国国内で、
共産主義を信奉する部隊が反乱を起こし、
政府軍と戦うのですが、映画の中で印象深いのは、

両陣営が要所となる農村を(互いに)
自分たちの陣営に引き込もうとするところです。

昨日まで
パルチザンに説得されていた農民たちが、
今日は政府軍からアメをもらい、
左から右に鞍替えします。

また別の日には、
パルチザンのリーダーの演説に感化され、
また右から左へ傾きます。

そのたびに
双方の陣営から「裏切り者!」とののしられ、
農民は次々と殺されていくのです。

かつてベトナムも朝鮮も
牛に田をおこさせ、
米を作っていた「村落社会」でした。

そこには「マルクス・レーニン主義」も、
資本家も、
貨幣経済も存在していませんでした。

村はおそらく何百年前と変わらぬ村で、
原始的なコミュニティーだったのです。

そこに突然、
イデオロギーという【魔物】が現れます。

これは他ならぬ人間が作り出した【魔物】ですが、
おかしなことに、
イデオロギーそのものが、
食べ物を増やしてくれたり、
利息を生んでくれたりすることはありません。

それなのに、
人はイデオロギーに狂喜し、感化され、
おのが人生の方向性を
180度変えてしまったりするのです。

そして、困ったことに、
20世紀はイデオロギーの正しさを証明するために
【兵器】を利用するという「蛮行」が流行りました。

そして、20世紀半ばになると、
各々のイデオロギーを死守するため、
アメリカ、ソ連という大親分が
小国に【兵器】の横流しを始めたのです。

(したがって、朝鮮戦争でもベトナム戦争でも、
兵器が枯渇することはありませんでした....)

1948年当時、実はベトナムも
「南北分断」の憂き目に遭っていました。

第2次大戦は終結したものの、9月には
イギリスの支援を受けて
フランスがベトナムの再侵略を開始していました。

北部では
ベトナム民主共和国が樹立されますが、

まもなく北(ベトナム民主共和国)と
南(フランス軍)との戦い、
第一次インドシナ戦争が勃発します。

1954年に
ジュネーブ会議が開かれ休戦が実現しますが、
このとき、北緯17度線を【軍事境界線】として
実質上、南北ベトナムに分かれてしまうのです。

その後、フランスに代わってアメリカが
南ベトナム政府に肩入れし、
軍事介入を開始しました。
(その後、ベトナム戦争に突入します)

ベトナム戦争の本質は、
北と南に分かれた同じ民族同士の【内戦】なのです。

ベトナム戦争では、
300万人のベトナム人が戦死し、
そのうち、非戦闘員が200万人を占めたとされています。

IMG_0269.jpg

(上記、英語表記より。ホーチミン市内の
 【戦争証跡博物館にて】...)

世の中にはいろいろな不幸がありますが、
親兄弟、同郷の人、
同じ民族同士が、国を分かち、にらみ合い、
そして殺し合うほどの不幸は存在しないでしょう。

ホモ・サピエンスとはけったいな生き物です。
食べ物や陣地のためではなく、
思想のために殺し合うのですから....。

(もうこんな蛮行は止めにしましょう)
参照記事【ベトナム奇譚】


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