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ETF誕生の遠因


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

株式市場というところは、
休みなく「開店」していることに意味があると思うのですが、
過去、4ヶ月以上にわたって、
市場が閉まっていたことがあるそうです。

<第一次世界大戦が勃発した
 1914年8月から12月11日までの間>
 場所は? アメリカ株式市場です。

1914年の12月12日、4ヶ月ぶりに市場が開くと、
(なんの因果か)マーケットは
過去最大の下落に見舞われてしまいました。
ダウ平均はたった1日で24.39%も下落します…。

(パーセンテージでいうところの
下落率ワースト1です)

では下落率第二位はいつかというと、
1987年10月19日のブラックマンデーなのです。
ダウ平均は1日で22.61%も下落します。

この暴落の原因は、
アメリカの財政赤字や貿易赤字の拡大、
また、ドル安でインフレ懸念が高まる中、
政府が政策金利を引き上げたためとされています。

こういうとき、
プロの投資家は大量の売買をすぐに執行できる
「インフラ」を有している点で有利です。

(たとえば、ですよ)
1987年10月19日の午前9時17分に、
○○銀行が10億円分の株式を売却。
△△証券が、26億円分の株式を売却。

プロの投資家は、
その日の売り注文の気配を見て
「ん? これはただならぬ事態だ」と、
いち早く気づくことが可能です。

(そしてこれは皮肉な結果なのですが)
自ら行う大量の「売り注文」が、
株価の下落に拍車をかけてしまいます。

ところが、個人投資家、
とくに「投資信託」の形で資産を保有する人は
1987年の10月19日、
なす術がありませんでした…。

◆ 何しろ投資信託は
【一日に一回しか値段が付きません】ので、

午前9時30分に、
「うわあ、たいへんなことになりそうだ。
今すぐわたしの○△株式ファンドを全部売ってください!」
と、販売会社に電話をしても、

「はい、たしかに注文は受け付けました。

では本日の午後4時に、
○△株式ファンドの今日の値段が確定しますので、
その値段で売り注文を受け付けます。
で、おいくらほど売却されますか??」
と切り返されるだけです。

(冷静に考えますと)
投資信託は【売りの注文を出すときに、
その投資信託をいくらで売るのかが
分からない金融商品なのです】

1987年の10月19日、
大量の売り注文を出して、
売り逃げることができた機関投資家は大勢いるでしょう。

しかし、投資信託を保有していた個人投資家は
ただテレビのニュース画面を
呆然と眺めるしかなかったのです。

その「くやしさ」「憤り」が
【遠因】になったかどうかは分かりませんが、

市場の平均値を構成する銘柄を
「バスケット」の中に入れ、
その「バスケット」そのものを、
ひとつの銘柄として株式市場に上場させる…。

(そうすれば、「バスケット」銘柄を
個別株と同じように、
いつでも売り買いできるようになります)

そうです、
ETFの原型となる「アイデア」は、
ブラックマンデーという暴落がきっかけとなって
生まれたのです。

◆ 参照記事
インデックス・ファンドがETFに出会うまで その1)
インデックス・ファンドがETFに出会うまで その2)
インデックス・ファンドがETFに出会うまで その3)

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