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お風呂の水と、海の水の違いについて


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

こういう仕事をしているとどうしても
「ひとりよがり」になる面があるので、

努めて個人の方が書いている
「家計簿日記、投資の体験記」のような
ブログを読むようにしています。

この種のブログを読んでいて驚くのは、
今週、今月の支出について細かく報告されていることです。
(そして様々な節約術についても!)

各種ポイントカードの話や、
家電量販店で買うより、
実はアスクルで電球を買うほうが安かったり、

今月は食費を3万円台に抑えられた
という話だったり、

その中に「株主優待」の話や、
FXのポジションの話、
スワップ金利で
「今月は○○○円ゲット!」という報告があったり、

あるいはお子さんの教育費、
お稽古ごとについての悩みがあったり、
とにかく盛りだくさんの内容なのです。

しかし時々、
ん?と感じてしまう内容もあります。

あるブログ内で
「子育てしながら日々FXを楽しんでいます!」
というキャッチコピーを見つけました。

また別のブログ記事では、
「株を始めましたが、いい感じで利益が出てます。」
という表現が・・。

わたしはこれらの言葉が気になり、
その「命題」を
頭の隅っこに宙ぶらりんにしておきました。
(時々、こういうことをします)

そして、ふと気付いたのです。

「子育てしながら日々FXを楽しんでいます!」
「株を始めましたが、いい感じで利益が出てます。」
という表現には、

投資という作業を
【毎週、毎月の収支の流れ】の上に
載せてしまっている事実が見受けられます。

「収支の流れの上に乗ってしまった投資」とは、
ひと言でいうと、
とても忙しい投資です。

なぜなら、投資を行う【視点】が、

・今月の電気代が気になるなあ、
・25日の給料の金額はいくらになるかなあ、
・来週の日曜日の天気は大丈夫かなあ、

という【視点】と同じになるからです。

毎週、毎月の【視点】で、
通貨を保有(FX)し、
個別の株式を保有していると、

【お風呂の水】をチェックする域から
抜け出せなくなってしまいます。

お風呂?
お水?

なんですか、それは??

私たちの日常というものは、
特に日常生活での「お金の流れ」というものは、

【お風呂の水】から成り立っています。

蛇口から出てくる水(収入)
風呂の栓から流れていく水(支出)のイメージです。

風呂の栓から流れていく水より、
蛇口から出てくる水のほうが多ければ、
「お風呂の水」は貯まります。

ここ、重要ですね。

毎週、毎月の【視点】で、
通貨を保有(FX)し、
個別の株式を保有していると、

「あっ、今月は水が増えた」
「あーあ、今月は水がずいぶん減ったな」
という【視点】に終始してしまいます。

そして、
お風呂の「水位」が常に気になってしまうので、
結果として、
通貨、あるいは株を
【売り買いしないと!】という気になってしまうのです。

↑ なぜなら、
利益を確定させたり、
損失を確定させたりしないと、
お風呂の水の「水位」が確定できないからです。

お風呂に体を近づけて「水位」ばかり気にしていると、
いつまでたっても「大きな海」に移ることができません。

??
大きな海?
何ですか、それは?

えー、±5メートルの波がある海です。

私たちは誰しも
【ふたつのお金】を有しています。

それは「お風呂の水」というお金と、
「海の水」というお金です。

毎月ベースで管理するお金は
先ほど言いました【お風呂の水】です。

これは重要です。
ある程度の「細かさ」が必要ですし、
自分を律する気持ちも必要です。

・各種ポイントカードのメリットについて知る。
・家電量販店で買うより、
実はアスクルで電球を買うほうが安い。
・今月は食費を3万円台に抑えられた!という達成感。

どれも重要です。

「収支の健全化」は
投資を行う【前提条件】でもあります。

しかし(ここからが重要なのですが)
投資という作業そのものは、
「お風呂の中で起こるものではありません」

投資という作業は、
「海の中で起こるものです」


あなたはお風呂で貯まった水を、
豪快に、
±5メートルの波がある
「大きな海」に投げてあげる必要があるのです。

(この発想が↑出来るか出来ないかが、
資産形成というマインドを持てるかどうかの分かれ目です)

いつまでもお風呂の水の「水位」に固執していると、
資産を大きく殖やすステージに移行できません。

たしかに、お風呂の水の中では
毎週、毎月という「短い期間」の積み重ねで、
細かくお金の動きを把握していくことが重要です。

しかし、
±5メートルの波がある「大きな海」では、
毎週、毎月という「短い時間」は
意味を成しません。

1年、2年程度の時間を気にすることは
有害ですらあります。

細かいお金の増減は気にせず、
海に漂う波、彼方から吹いてくる風に身を任せてください。
長く、退屈な「時間軸」をイメージし、
いいかげんでものぐさな態度に終始してください。

もう一度、言います、
いいかげんでものぐさな態度でよいのです。

(なにしろ、大きな海では、
±5メートルの波があることが「日常」なのです)

自分のお金を「大きな海」に放ち、
その昔、タニマチが力士の才能を信じて
「やってみなはれ」と言ったように、

自分のお金を信じて
長く海に漂わせることが重要なのです。

「お風呂の水」(忙しくしっかり管理する)と
もうひとつ、
「海の水」(退屈かつ放っておく)を持つことができれば、
あなたにも資産形成はできます。

追記)
別の言い方をすると、
資産運用という作業においては、
私たちは誰もが「二重人格」になる必要があるということです。

毎月、毎月のお金について)
しっかり管理する、几帳面なわたし。
まとまった金額のお金について)
大雑把で、海に投げて放っておくわたし。


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