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日本は移民を受け入れるべきなのか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

東京都文京区に石川啄木ゆかりの宿、
「太栄館」があります。

「太栄館」は昔の面影をそのまま残す古い旅館なのですが、
わたしは去年、この辺りを散策していて、
明治の息吹を感じてしまいました。

石川啄木といえば、
「ふるさとの訛りなつかし停車場の
        人ごみの中にそを聴きにゆく」
という短歌があります。

(たしか、中学校のときに習いました...)

そを聴きにゆくの
」は方言という意味ですが、
現代の東京ではさまざまな「そ」、
それも世界各地の「そ」を聞くことができます。

当オフィスの事務所は
NECの本社から徒歩1分のところにあり、

NECではたくさんの中国人、
インド人のエンジニアの方が働いています。
(従って? 中華料理店、インド料理店が多いです)

また、歩いて1分のところに
タイ古式マッサージのお店があり、
タイ人の人をよく見かけます。

JR田町駅周辺は、
韓国人のビジネスマンも多いです。
(韓国語が意外とよく聞かれる)

また、慶応義塾が近くにあるので、
留学生も多いです。
(アメリカ人の若者がよく「かつや」でカツ丼を食べています)

北欧系の人、
東南アジアの方もしばしば見かけます。

東京には、
実にさまざまな人種が混在していますが、

それでも東京都内に住む外国人の数は
約41.6万人で(外国人登録の人数)
東京都の人口(約1300万人)の 約3.2% です。
(平成21年11月現在)

日本全体に目を転じてみますと、
平成20年末現在、
外国人登録者数は221万人あまりで、
総人口の 約1.74% を占めています。

あなたは、日本における外国人の数が
総人口の 1.74% と聞いて、

A えっ、たった 1.74% なの?
  と思いますか?

それとも、

B えっ、1.74% もいるの?
  と感じられますか?

おそらく「たった 1.74% なの?」と感じられる方のほうが
多いのではないでしょうか。

日本という国は、
<文化的背景が異なる人間が極めて少なく住む国>
なのです。

わたしのような、日本人と外国人の
「ボーダー」にいる人間から見ると、

日本人がほとんどを占める社会で
「良いなあ」と思うところは、
とにかくコミュニケーションが取りやすいことです。

具体的にいうと、
意思伝達のコストがきわめて小さくて済むのです。
自分が言いたいことが、
「あうん」の呼吸で伝わる心地よさといいましょうか。

そこには緊張や、
一触即発のような空気はあまりありません。

ところが、
<文化的背景が異なる人間がたくさん住む国> になると、

相互のコミュニケーションを図るだけで、
それなりのエネルギーが必要になってきます。

また、行政の立場から言いますと、
異なった人種の要望を取り入れ、
大局的、かつ最大公約数的な「政策」を
実践する必要に迫られます。

(もちろん、これにもエネルギーが必要)

よく「移民政策」のトピックで語られるのは、
日本は今後、人口が減少していくから、
労働力を「移民」に頼る必要に迫られる。
というもの。

たしかに、
経済成長にとって「人口」は絶対的に重要であり、
上記のロジックは間違ってはいません。

しかし、
人口が減少 ⇒ 労働力不足 ⇒ 移民が必要、

つまり、
「移民を受け入れなければならない」と言われると、
まさに「~しなければならない」(must の世界)
になってしまいます。

私たちは、
<文化的背景が異なる人間がたくさん住む状況>
というものを、
「知的経験」として受け入れる余裕はないのでしょうか。
???

時代の流れのなかに、
私たちの「生(せい)」を置いてみましょう。

<文化的背景が異なる人間がたくさん住む状況>
というのは、人が

狩猟社会 → 農耕社会 → 工業化社会 → 情報化社会 と
長い長い「進化のプロセス」を歩む中で経験している、
ひとつの「通過地点」ではないでしょうか。

たとえば、今から500年前、
外国人には一度も会わずに死んでいく人がほとんどでした。
(日本に限らず、あらゆる国でそうだったのです)

なぜなら物理的に、
外の国に出ていく人間が極々限られており、
外国人に会うなんて、
特殊な職業、特別な地位に就いている人のみだったのです。

しかし、今私たちが生きている21世紀、
これから30年、50年を見据えると、
第三次世界大戦が起こったり、
宇宙から巨大な隕石が降ってきたりしない限り、

世界中からもっと多くの
「ヒト」「モノ」「カネ」が入ってきて、
また、日本からも今より多くの
「ヒト」「モノ」「カネ」が出ていくことは自明の理でしょう。

そうです、
◆ 世界は単純に、かつてないほど、
【交わりの密度】を濃くしているのです。

(これは避けられない「潮流」です...)

そんな流れの中で、
つまり、文化的背景が異なる人間がたくさん交わり、
経済の交流、一体化がいっそう進む社会の中では、

<文化的背景が異なる人間が極めて少なく住む国>
 に固執するより、

<文化的背景が異なる人間がたくさん住む国>
 に変貌したほうが、
 かえって生きやすくなるとわたしは思うのです。
      ~~~~~~
つづく)


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