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投資信託をいくらで買ったかは忘れること!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

【全思考】(北野武 著)の中に、
こんなエピソードが載っています。

―ある山の麓で、おじいさんと孫が、山鳩の雛を育てていた。
その山の反対側に、別のおじいさんと孫がいて、
こっちは鷹の雛を育てていた。

それぞれの雛が成長して飛べるようになったんで、
ある日、空に放してやった。
そしたら、鷹が山鳩を食べてしまった。

山のこっち側では、山鳩が喰われたって泣いた。
向こう側では、鷹がはじめて餌を獲ったって喜んだ。-

たったひとつの出来事も、
見る視点によって人間の感情は180度変わります。

・・・たとえば、です。
投資信託を持っているあなたは、
「買った値段」を覚えているのではないでしょうか。

現在、基準価格が 8,500円の
Aファンドがあるとしましょう。
あなたはこのAファンドを
10,800円のときに買いました。

もうあなたはこのAファンドを1年半も持っていますから、
「んー、10,800円から下落をし続けて
今、8,500円になっているから、

もう少し待ったら、
また基準価格が上がっていくのでは・・」
という希望的観測をします。

ところが、このAファンドが運用を開始したのは
1999年のことです。

Aファンドの基準価格は過去、
富士急ハイランドのジェットコースターのように、
アップダウンを繰り返していました。

このAファンドを2002年当時、
基準価格5,400円で買った鈴木さんは、

「まあ、このファンドはすごいアップダウンがあったけど、
5,400円で買ったものが今、8,500円になっているから、
そろそろ売り時かな」
と考えているかもしれません。

そうです、
◆ あなたと鈴木さんは、まったく違う視点で
Aファンドを見つめているのです。

何が言いたいかといいますと、
◆「ワタシはこのファンドをいくらのときに買った」という、
投資信託の購入価格には【意味】がない。
ということ。

(少しきつい言い方になってしまいますが、)
投資信託をいくらで買ったかは、
あなたのお気持ちにとって重要なだけであり、

日本の株式市場にも、
日銀も、田中さんにも佐藤さんにも、
ほかの大多数の人間にとっては、
ぜんぜん重要ではないのです。

あなたが
10,800円のときにAファンドを買ったのか、
あるいは
9,100円のときにAファンドを買ったかどうかなんて

まったく意に介さず、気にも留めず、
太陽は東から昇り、Aファンドは運用を続けます。

市場そのものも、他の金融商品も、
あなたの必死の思いや、
わたしの真剣な姿勢や、

本を何冊も読んで勉強したことも
まるっきりお構いなしに
ただ、冷徹に【動くのです。】

そこには、血も涙もありません。

それが、
あなたが資産運用において相手にしている、
「市場」そのものであり、
「金融商品」そのものなのです。

◆ しかし、血も涙もないからこそ、
公正さ(フェアネス)が担保されている、
それが「マーケット」というところです。

たとえ100億円のお金を持つ資産家であっても、
株式市場をコントロールすることなんて
出来ないわけですから..。

「カンさん。このAファンドですが、
持ち続けるべきでしょうか?」というご相談を
しばしばお受けします。

このとき、
ご自分がいくらでAファンドを買ったのかということを、
<判断材料にすべきではない> のです。

あなたが保有する5つの投資信託が、
今、この瞬間に【現金化】され、

「さあ、あなたの手元には
520万円の【現金】がありますが、
この【現金】を用いて、
果たしてあなたは再び5つの投資信託を買いますか?」

と、自問自答してほしいのです。
(わかっています、
酷な質問をしているということは..)

しかし、
あなたは、あなたが保有するAファンドを
たとえば7年後も持っていたいと
本当に思っているのですか?

あなたはAファンドを含めた「あなたのポートフォリオ」が、
ほんらいあなたが望んだもの、
【あなたらしいポートフォリオ】だと思っていますか?

もし、そうでなければ、
投資信託の入れ替え作業、
いや、より正確にいいますと、
【ポートフォリオの入れ替え作業】を行うべきでしょう。

この作業は、
(コンサルティングの現場から申し上げると)
それなりのエネルギーを要します。

しかし、なにも
投資信託を売却して
「はい、それで終わり」ではないのです。

Aファンド         Bファンド
Cファンド   →    Hファンド
Fファンド         Jファンド
               Kファンド
というように、
【投資信託を持つカタチ】を変えるだけなのです。

この「入れ替え作業」ができるかどうかで、
あなたの資産運用の成否が
決まってくると言っても過言ではありません。

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