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指数をメンテナンスするということ


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

先日、
市場の平均値は意外とデリケート?」という記事で、

インデックス・ファンドを運用するに当たっては、
1.構成銘柄をどうするか
2.構成銘柄の組入れ割合をどうするか
というふたつの命題をクリアにする必要があります。

と述べました。

これは言葉を換えれば、

「指数」そのものを作るために、
1.構成銘柄をどうするか
2.構成銘柄の組入れ割合をどうするかを決める、
ということです。

(ところで)世の中って面白いですね。

公務員の人がいれば、
SEの人もいますし、
洗濯機を作っている人がいれば、
金・プラチナの回収をしている人もいて、

リフォーム業の人もいれば、
製薬会社の研究職の人もいて、
ショットバーで働く人や漫画家の人や、
そして「指数」を日夜作っている人もいるのです。

指数を作る人にとって、
意外と厄介なのが、
個々の銘柄の組入れ割合を決めることです。

今日では、
企業の「時価総額」をベースに
(時価総額の)加重平均で組入れ割合を決めるケースが
もっともポピュラーになっています。

たとえばネスレという会社がありますね。
この会社の時価総額はとても大きいのですが、

しかし、仮に
ネスレの親会社が保有する株式があったり、
銀行や証券会社がネスレの株式を保有する、
いわゆる「持ち合い株式」などがあれば、

これらの株式は(実際に)市場では売買されません。
このような株式を「固定株」といいます。

上記のような「固定株」を除き、
市場に流通している株式
(「浮動株」といいます)のみを対象とし、
【指数】を作るやり方が一般化しています。
(いわゆる「浮動株ベース」という考え方です)

個々の銘柄の「固定株」と「浮動株」の動向をウォッチし、
(すなわち「浮動株比率」を計測し、)
実際に流通している株式のみを反映するよう、
「指数」を適切にメンテナンスする。

これだけでもけっこうたいへんな「仕事」です。
さらに「指数」を作る人は、
構成銘柄自体のウォッチも行っています。

そもそも、
「指数」に組入れる企業を決定することが(のちのち)
「指数」から除く企業を決定したり、
新たに「指数」に組入れる企業を決定することにつながります。

(企業も市場も【生き物】ですから..)

単純に株価が下がり、時価総額の大きさとして
組入れ企業の条件を満たさなくなった。

あるいは、
株式の売買率、浮動株の比率などが
一定基準を満たさなくなったときに、
その銘柄は「指数」から除かれるのです。

そして、新たな銘柄が組入れられたりします。

【組み入れ銘柄の定期的な見直し】も、
「指数」を作る人の大切な仕事なのです。

たとえば、
MSCIコクサイ指数、
MSCIエマージングマーケット指数などを
組成する MSCI Barra では、

年4回、
組入れ銘柄を入れ換える機会を設けています。
MSCI Equity Indices February 2010 Index Review
(PDFファイル)

上記PDFでは、
MSCI US Mid Cap 450 指数について、

「MSCI US Mid Cap 450 指数では、
Human Genome Sciences and Assured Guaranty
というふたつの株式が新たに指数に組入れられました。
なお、指数から除かれた株式はありません」
と述べています。

入場してくる【銘柄】があれば、
退場していく【銘柄】もある。

「指数」はまるで生き物のように
日夜メンテナンスされているのです。

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