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平成電電のケースから「ファンドの本質」を学ぶ


こんにちは、カン・チュンド です。

新たなニュースが矢継ぎ早に
流れてくる世の中ですから、

(皆さん)もうこの出来事は
忘れてしまいましたか?

通信ベンチャーの平成電電が10月3日、
民事再生手続きを東京地裁に申請しました

(事実上の倒産です・・)
 
この会社、固定電話サービス
「チョッカ」で有名なのですが、

別会社の「平成電電システム」
「平成電電設備」を使って
投資家から資金調達を行っています。

(通信事業には 莫大な設備投資
= お金 がかかりますよね・・)

「平成電電システム」等は
「平成電電匿名組合」を組成して、

10%の高利回りをうたい、
1万人以上の投資家から
500億円近い資金を調達していた模様です・・。
< んー、シンプルに、本質 を見てみましょう・・>

「匿名の組合」とは
ファンドの一種 であり、

要は「お金を出資してください、
10%の利回りを保証します!」
と云っているのです。
(スキームとしては 下記のようなイメージでしょう)


                        設備を貸し出し   
「匿名組合員」→ 出資 「平成電電システム」 →「平成電電」
  (投資家)     
           分配金          リース料
           ←             ←


一般生活者の「常識」として、
◆ 10%の利回りを保証します で、
リスク がないはずがありません。
(そうですよね?)

上記スキームの前提は、
「平成電電」の事業がうまくいき、
リース料が滞りなく払われ続ける・・というもの。

(残念ながら)事業を行っていますから、
「うまく行かない」こともあるわけです、もちろん。

「元本を保証するって、言ってたじゃないか!」
と怒ってみても、相手は資金調達のプロ ですから、
必ず「逃げ道」を用意しているはずです。
→ 要は「免責事項」ですね。

(おそらく)

事業に 損失 が発生することで分配金が支払われなかったり、
最悪の場合、出資した金額が返還されない可能性があります。

という類の「文言」を、
契約書に入れているのではないでしょうか?

わたし先ほど「匿名の組合」とは
ファンドの一種 と言いました。

ただ単純に、出資者からお金を募り、
そのお金を用いて 組合本体(ファンド本体)が
「通信設備」という 資産 を保有している場合は、

ファンド本体、あるいは
ファンドが 資産 を貸し出している事業体 が
【倒産】してしまうと、
その「リスク」を まともに受けてしまいます。

上記の場合、「平成電電」が倒産すれば
もう お手上げ なのです。

⇒ 今からお話するところ、すごく重要なので
  集中力を2割増しにしてください(笑)


晋陽FP事務所が推奨している、
【投資信託】というカタチでの 資産保有法 ですが、

◆(厳密にいうと)
ファンド と 投資信託 は
その【スキーム】が異なるのです。
??

先ほどのスキームは、
「匿名組合員」 → 出資「平成電電システム」 
→「平成電電」 でしたね。

例えば あなたが 投資信託
中央三井外国株式インデックスファンド
購入したとしましょう。

そのスキームは、
あなた(投資家)→ 出資「中央三井外国株式イ・ファンド」
→「世界の株式」というイメージです。

(想像してみてください・・)
このファンド が投資する
1450銘柄 の世界株式のうち、

1つの会社が倒産して、
株価がゼロになってしまっても、
ファンド自体に与える影響は 微々たるものですね。

なぜか?
(分散投資しているからです・・)

一方、

「平成電電システム」等は
「平成電電」たった1社に 資産 を
貸し出しているのです。
(平成電電 と一蓮托生・・)

もうひとつ、「中央三井外国株式イ・ファンド」を
運用する 運用会社、

中央三井アセットマネジメント が
倒産したらどうなるのでしょうか?

ファンドが組み入れてい
る世界の株式群、現金等は??
(ここ、重要ですね・・)

実は、ファンドの資産(現金・株式等)はすべて、
受託会社である「信託銀行」が保管しています。

したがって運用会社が倒産したとしても、
◆ あなたの財産 は「保全」されるのです。

つまり、投資信託の【正確なスキーム】としては、

あなた(投資家)→
出資「中央三井外国株式イ・ファンド」→「世界の株式」            
                  ↓
              (資産管理 を委託)
                  ↓
               受託会社「信託銀行」
              (資産管理 を受託)
   

なのです。

この、

資産管理 を委託 ⇒
資産管理 を受託 する部分が
まさに【信託業務】であり、

このスキームがあるからこそ、
中央三井外国株式イ・ファンド は
投・資・信・託 と呼ばれるのです・・。
(なるほど。)

単なる「ファンド」と「投資信託」は
そのしくみがまったく異なるのですね・・。

投資信託の すばらしいところ は、
ファンド運用体 の【倒産リスク】を
隔離しているところなのです!

> 分散投資 ができる
> 運用体の【倒産リスク】をゼロにできる

このふたつの理由から、
わたしは 投資信託のカタチで
資産を保有することを
お勧めしています。

皆さま、素敵な週末を!



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