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「まさかそんなことが..」を前提にポートフォリオを組む


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

アドバイザーという仕事をしていると、
「最悪の最悪」を考えてしまうのがクセになります。

今年の7月にイランとイスラエルが戦争を始めて
マーケットが大きく下落してしまったら..

(地震があまりない)上海で
マグニチュード7.9の地震が起こったら..

人が「まさかそんなことが..」
というセリフを一生のうちに何度も吐くということは、
世の中では【予想外のこと】が時々起こる。

そう考えておいたほうがよいと思います。
(特に投資を行う私たちにとっては。)

「カンさん。7年後に大学に入る息子のために
なんとか教育資金を準備したいのです。
そのためには投資でお金を殖やしておかないと..」
というAさんがいるとしましょう。

Aさんは希望的観測を持って、
「7年後に投資元本が30%、40%程度殖えていることは
十分可能ではないでしょうか」とわたしに訊きます。
(もちろん、それは十分「可能」です)

しかし、
「最悪の事態」も考慮しなければいけません。

息子さんが大学に入るのは7年後と決まっていますね。
しかし、投資信託の値段が
7年後にどうなっているかはわかりません。

万が一、入学金と1年分の授業料を支払う1ヶ月前に
市場にクラッシュが起き、

保有する投資信託の評価額が
大きく下落するようなことになっても、
【入学金は待ってはくれないわけです。】

泣く泣く価値が下がった投資信託を解約し、
「現金」を用意するAさんは、
投資における【時間の利益】を放棄していることになります。

また、こんな例もあります。

世界経済のパイが拡大し続けるなら、
世界株式ファンドに100%投資を行うことは
【理論的】にとても正しい行為です。

しかし、【理論的】には正しくても、
人の感情は必ずしも【理論的】には動きません。

万が一、
(2008年の金融危機のような)株価下落が襲ってきた場合、
世界株式ファンドに100%投資を行うあなたは
その資産価値が40%、50%減ってしまうことを
覚悟する必要があります。

(そんな事態になってもあなたは大丈夫ですか。
仕事に差し支えがあったり、夜眠れなくなったり、
夫婦喧嘩のタネになったりするようなことはないですか。)

「カンさん。わたしは価格が大きく下落するリスクは取れるよ。」
とBさんは言いますが、
万万が一、その、株価下落に襲われた3ヵ月後に、
Bさんが会社からリストラを宣告されたらどうでしょう。

世界株式ファンドに100%投資を行い、
その資産価値が40%、50%減ってしまっても
日常生活に支障がないと言えるのは、

【お仕事からの定期的収入が確保されている】
という前提条件があってのことです。

あるいはBさんが健康である、
という前提条件があってのこと。

わたしがなぜ、
100%株式ファンドのポートフォリオを勧めないかというと、
ベストのリターンを目指すのが「正解」ではなく、
投資を続けられる体制を築くことが「正解」
と考えるからです。

「まさか..」の事態が起こっても、
投資が続けられるか否かが
ポートフォリオの「試金石」ではないでしょうか。

そのためには、
株式ファンドに100%投資を行うのではなく、
ポートフォリオの価格変動を和らげるため
安全資産(日本債券)、海外債券等を組入れたほうが賢明です。

アドバイザーが恐れる最悪の事態とは、
あなたが投資を止めてしまうことなのです。

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| ポートフォリオ運用 | 10:37 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

Re: タイトルなし

おそらく、未来に対して
どれだけ踏み込んで予測するのかしないのか、
の違いではないでしょうか。


| カン・チュンド | 2010/04/06 11:12 | URL |

投資に対する根本的な考え方が、山崎元さん、内藤忍さんとほとんど同じですね。
私もこの考え方に非常に感銘を受けています。
しかし、具体的な資産配分となると、なぜ全く違った形になるのでしょうか?
いつも疑問に思っています。

| 三嶺を愛する者 | 2010/04/05 20:47 | URL |














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