CMAMインデックスeシリーズは「買い」なのか?
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
SBI証券が「CMAMインデックスeシリーズ」の取り扱いを
開始したようです。
(運用会社は中央三井アセットマネジメント)
・継続コストが低いのはよいことです。
・マザーファンドベースの純資産残高が多いことも
(もちろん)よいことです。
ただし、
今はまだSBI証券一社のみの取り扱いです。
ここは慌てず様子を見てもよいのではないでしょうか。
特に、毎月ベースでの積立て投資を考えている方。
自身の給与振込口座からの
「自動引き落とし」を希望される方にとっては
SBI証券は少々使いにくいです。
なぜなら現状は、
給与振込口座からの引き落としに対応していないため。
(ただし、住信SBIネット銀行からの引き落としには対応。)
それに、販売会社が1社のみということは、
その販社の思惑ひとつで、
ファンドの【重要度】が変わってしまうリスクがあります。
たとえば、SBI証券は
eMAXISシリーズ、 STAMシリーズも販売していますが、
これらのインデックス・ファンドと比して、
CMAMインデックスeシリーズをどのように
位置づけるつもりなのでしょうか?
おそらく、
「業界最安値のインデックス・ファンドとして
プッシュしてくる」と思われます。
(ということは)仮に近い将来、
もっと信託報酬が低い(たとえば)
「ABCインデックスファンドシリーズ」が登場した場合、
CMAMインデックスeシリーズの【立ち位置】が
変わってしまう可能性があります。
このとき、販売会社が1社だけだと、
CMAMインデックスeシリーズの命運は文字通り、
SBI証券が握ってしまう状態になります。
◆ 販売会社が複数あることは、
私たちが考える以上に重要です。
販社が複数あれば、
それぞれの販社内でそのファンドに対する
【重要度・位置づけ】が異なるため、
結果として、そのファンドが【存続する】
リスクヘッジとなります。
また、単純に販売会社が複数あったほうが、
純資産額も積み上がっていきやすいですね。
私たちはよりコストの低いファンドを
【選ぶ】ことに終始しがちですが、
それよりも、
そのファンドが5年、10年後に
【存続しているか否か】のほうがより重要と考えます。
(だって、存続しなかったら、
信託報酬が安いというメリットも続かないわけですから..)
追記)
「CMAMインデックスeシリーズ」ですが、
4月30日より楽天証券でも取り扱いを開始しました。
販社が複数になったことは重要です。
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| インデックス投資全般 | 11:17 | comments:4 | trackbacks:1 | TOP↑
ひろと さん
> やはり低コストだけでなく、プラスαとして共感できる理念などがあるファンドが残っていくことになるのかなぁ、と思います。
確かにそうですね。
> 私も初心者の方には「とりあえずコレを読んでみてください」と、引き続き紹介させていただいております☆
恐縮です、ありがとうございます。
おかげさまでアマゾンではいまだに順調です。
| カン・チュンド | 2010/04/25 18:41 | URL |