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帝政ローマ時代の金1オンスの価値は?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

業務連絡です..)

本日の日本経済新聞【商品ETF 広がる選択肢】で
商品資産についてコメントしています。

わたしは商品(コモディティ)について尋ねられると、
実体経済 V.S. 商品という「構図」を思い浮かべます。

実体経済は、有価証券を媒体として、
まさに「信用」で成り立っている世間の活動のこと。
一方、商品は昔から存在する「実物資産」の典型ですね。

たとえば、です。
商品の代表格は金(ゴールド)ですが、
今から約2000年前の帝政ローマ時代、
金1オンスの価値はいかほどのものだったのでしょう?

今の金1オンスの価値より、
もしかしたら高かったかもしれません。

「いや、そんなはずはないよ!」

いえ、たとえ、2000年前の金1オンスの価値が
今の10分の1だったとしても、
2000年間の物価上昇を考えれば、
今より十分(その実質価値は)高かったと考えられます。

それはなぜでしょうか?

答えはカンタンです。
2000年前の実体経済は、
今と比べるととても脆弱なものだったからです。

◆ つまり、実体経済が頼りないほど、
「実物資産」の価値は高まるということ..。

当時は、
信用経済を担保するための広範な決済制度、
保険のしくみ、また、有価証券を売買するマーケットも
まだ生まれていませんでした。
(そもそも、有価証券すらなかった..)

ローマからカルタゴに
船で渡るためには多くの日数を要し、

また、戦闘手段においては
まだ火器も発明されていませんでした。
(要するに「技術革新」がまだまだ不十分だったのです)

実は、この2000年で
商品(コモディティ)の実質価値が下がってきたのは、
この2000年で実体経済が発展してきたことの【写し絵】です。
(私たちはこの事実を喜ぶべきでしょう..)

さて、あなたのポートフォリオです。

あなたのポートフォリオの中で
「商品」をどの程度保有するのかは、
― 今後も実体経済が発展を続けると思うか?―
という【命題】と深く関わっています。

もし、実体経済の発展を信じて疑わないのなら、
商品はゼロでも構いません。

あるいは
(万一、実体経済に不測の事態が起こった場合の)
「保険」として商品を保有しておきたいのなら、
ポートフォリオの5%程度で十分でしょう。
(何しろ「保険」ですから..)

あなたがもし、

―実体経済が壊滅的な打撃を受け、
長期にわたって実体経済が機能しなくなる。-
ような可能性は極めて低いと考えていて、

しかしながら、
よくある漠然とした恐怖心から
その1000分の1の可能性を
大きな鍋ですくってしまい、

商品60%、株式30%、債券10%のような
ポートフォリオを組んでしまったとしたらどうでしょう。
(これは本末転倒ですね..)。

商品(コモディティ)は、
株式、債券を中心としたポートフォリオに添える
「隠し味」と認識すべきなのです。

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| ポートフォリオ運用 | 13:45 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

三嶺を愛する者 さん

コモディティーは特殊な資産なのです。

| カン・チュンド | 2010/06/01 10:51 | URL |

ポートフォリオに対するコモディティーの位置づけや考え方。
カンさんの考え方が十分理解できました。

| 三嶺を愛する者 | 2010/05/31 18:22 | URL |














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