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楽天証券、個人型確定拠出年金『商品ラインナップ』が確定。でも、もっともっとして欲しいことが・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

個人型の確定拠出年金の歴史を
あとから振り返ったときに、

2016年秋からの「楽天証券」の参入は、
楽天効果】という名称で
DCの教科書に明記されるのではないでしょうか。

「ああ、あのときから、
潮の目が変わったよね・・」
というセリフとともに。


9月24日(土)から
楽天証券で、
『個人型確定拠出年金』の申込み受付が開始されます。

(あっ、『個人型確定拠出年金』の愛称が
iDeCoに決まりましたので、
以後、iDeCoと書きますね)

その
『全商品のラインナップ』がコチラです。

【全ラインナップ】は、
27本のファンド + 定期預金1本となっています。


インデックスファンドでは、
「たわらノーロード」
「三井住友DCインデックス」を中心に、

超低コストのファンドを
豊富に揃えています。

特に、REITでは、
「三井住友・DC日本リート」
「三井住友・DC外国リート」をラインナップし、

これまでの信託報酬のハードルを
さらに一段引き下げたコスト水準になっています。


ただ・・、

どうして、
新興国株式、新興国債券より、
REITの低コストを優先させたのだろう?
という思いはあります。

(新興国株式、新興国債券も
もちろんラインナップはあるのですが、
コストは「ふつう」といった印象・・)

※ わたしは、
第三の資産 「REIT」よりも、
(株式、債券において)
第三の投資区域である「新興国」を
重視すべきと考えます。


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商品そのものよりも、
今回スゴイと思ったのは、

口座管理手数料を
もう、『ゼロ』に近付けていきますよ!

という意思表示が感じられた点でしょう。

具体的には、
口座管理手数料が『無料』となる条件を、
資産残高20万円以上から
10万円以上に引き下げたのです。

そして、そして、
こちらの『ニュースリリース』の末尾には、
期待を持たせる文章が・・。

※本キャンペーンは
2017年以降も継続して実施する可能性があります。


ワオ!

(キャンペーンとは、
2017年12月末まで
資産残高10万円未満についても、
口座管理手数料を無料とすることです)


結局のところ、
他社の追随具合にもよるのでしょうが、

口座管理手数料は
限りなく『ゼロ』に近付けるべきだ

という流れを、

(楽天証券は)
作ろうとしているのですね。

では、
スルガ銀行、野村證券、りそな銀行など、

これまで
iDeCo(個人型確定拠出年金)に力を入れてきた
他の窓口会社は、どうするのでしょう・・?


Cut-Cost.jpg


それからもうひとつ・・。

これはユーザビリティの点で
特筆されることですが、

楽天証券の口座を持っていれば、
iDeCo(個人型確定拠出年金)の口座情報も、
共通のログインID・パスワードを用い、

ウェブ上で管理・確認ができる点です。

こういう『インフラ部分』は、
どんどん改善していってもらいたいですね。


<さあ、今日はここからですよ・・>

現時点でSBI証券より
楽天証券のほうが
『窓口』として優れているので、

「もう楽天に決まり!」
で良いのでしょうか?

あなたはSBI証券が
静観していると思いますか?
(わたしには思えません。)

もしかすると、
口座管理手数料のところで、
(楽天証券に)追随してくるかもしれませんし、

さらなる『商品ラインナップ』の充実が
あるかもしれません。

【追記 16.09.23】
(さっそく、
このようなサービス拡充を発表しています!)

これって、
【競争の原理】ですよね。


日経新聞のこちらの記事を読んで、
さらに実感しました。

損保ジャパン、個人向け確定拠出年金の手数料半額に

上記記事によりますと、
損保ジャパン日本興亜AMが

「運用会社」として初めて
iDeCo(個人型確定拠出年金)の
運営管理機関に進出するとのこと。



これって、
けっこう『大きなニュース』です・・。

少しだけ、
運用会社(投資信託を作っている会社)を
主人公】にして、
物事を眺めてみますと・・。

運用会社にとっては、
投資信託を買ってくれる人が
「お客様」ですよね?



ファンドは、
銀行や証券会社を通じて
買ってもらってもいいですし、

iDeCoという窓口
買ってもらってもよいわけです。

「運用会社」が
iDeCoの「窓口会社」になる
ということは、

いわゆる直販のイメージで
自分ところの商品をアピールできますし、

また、他社のファンドも品添えする、
販売会社的な役割も担うことになります。


(※ 余談ですが、
運用会社のサイトで、
投資信託の紹介をする際、

【販売会社】というカテゴリーを
今後は、括り直したほうがよいのでは?


たとえば、
『ABCファンド』という商品の
情報を提示する際には、

 【販売チャネル】という言い方に直して、

<A 通常販売>
SBI証券、楽天証券、カブドットコム証券、
マネックス証券

<B 個人型確定拠出年金>
楽天証券、りそな銀行、みずほ銀行


という形態に
変えていくべきではないでしょうか・・。)


Change-.jpg


さて、本題に戻りますが、

高円寺庚申通り商店街のお店が
それぞれユニークなように、

iDeCo(個人型確定拠出年金)の
「窓口会社」である
運営管理機関も、
もっとユニークであってよいのでは?

そして、商品ラインナップも
『窓口』によって
もっと個性があってよいのでは?
と思うのです。

(個人的には、
ロボアドバイザーサービスを行う
お金のデザインさんと
ベネフィット・ワンさんが、

ひとつの『運営管理機関』として、
どのような商品ラインナップをしてくるか、
ちょっと期待しています・・)


また、
これはわたしの私見ですが、
楽天証券では
27本の投資信託を擁していますが、

<逆に、そんなに要るの?>
と思ってしまいます。

すべての「窓口会社」に
云えることですが、

商品ラインナップを見ると、
バランスファンドはいつも
『サブ』の位置づけになっているのです。


これはつまり、
個人型確定拠出年金の
どの「窓口」に行っても、

「えーっと、
これだけ【品揃え】はしたので、

あとは貴方のほうで
ファンドを組み合わせて、
運用してくださいね。


という考え方に則った
【サービス方針】になっているのでは・・。

カンさん、
それのどこが良くないの?



いえ、良くないっていう意味では
ないのですが、

これから
iDeCo(個人型確定拠出年金)の
商品ラインナップを眺める人の多くは、

通常の、証券口座で
投資信託を買う人よりも、

もっと、もっと初心者で、
もっと、もっと
運用に対して臆病なのでは?

と思うわけです。


わたしは
極端なことを言えば、
(実際は法律上、無理なのかもしれませんが)

バランスファンドのみを品揃えする、
iDeCoの運営管理機関が
あってもよいと思います。



あるいは、
そもそも、

iDeCo(個人型確定拠出年金)のために
ゼロから開発される投資信託が
あってもよいのでは・・?

iDeCoとは
新しいマーケットであり、
そこには、
これまでとはまったく違う人たちが
たくさん入ってくることになるのです・・。

(※ わたしは↓もう【予約】しましたよ。)




似顔絵




| 確定拠出年金 | 19:33 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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『個人型確定拠出年金』は全10章のうちまだ第1章が始まったところ?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

貯金しかしてこなかった
フツーの日本人にとって、

投資との最初の出会い」になるのは
いったいどんな窓口なのか?

わたしは、
個人型確定拠出年金(個人型DC)になると
思います。


来年1月から
『個人型DC』の対象者が拡充され、

この制度は
社会的なインパクトを持ち始めると予想しています。

たとえば、
埼玉県に住む鈴木さん(40歳)にとって、

自ら口座を開き、
真っ白の、ゼロの状態から
投資なるものを
自分の意思でスタートさせるのは、

すごく【ハードル】が高いことです。


しかし、
個人型DCは
文字通り『年金』ですから、

ああ、
『所得控除』による節税効果もあるし、
やっているほうが得そうだから
取りあえず始めてみるか・・

と思いやすい(= ハードルが下がる)
のではないでしょうか?


折しも、
セゾン投信の2本のファンドが
楽天証券の個人型DCで扱われることが
発表されています。

日経新聞の記事はコチラ

また、
運営管理機関としての楽天証券は、
個人型DC【商品ラインナップ】の
第一弾を発表しています。

確定拠出年金の商品ラインアップ発表(第一弾)>

また、『確定拠出年金専用ページ』も
オープンさせています。
(無料セミナーも随時開催するようですね)


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じゃあ、
鈴木さん(40歳)にとっては、

楽天証券で個人型DCをやる! が、
ファイナルアンサー】なのでしょうか?

(もちろん、
その可能性はあります・・)

なにせ楽天証券の
(個人型DCにおける)
『口座維持手数料』は新次元ですから・・。

楽天証券では、
『口座維持手数料』が
個人型DCでの資産残高が
20万円未満の場合は月210円

20万円以上なら『無料』になります。

(さらに、サービス開始日から
2017年12月末までに加入した場合は、
20万円未満部分の月210円の
口座維持手数料も無料になるのだそう。)


でも、
よくよく考えてみますと、
上記手数料体系が
「インパクト」を持つのは、

そもそも
個人型DCの窓口金融機関が
(なぜかしら)当然のごとく、

月500円台とか月600円台の
『口座維持手数料』を、
これまで取ってきたからです。



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では、
どうしてこのような
高コストな
提供体制になっていたのでしょう?

答え)
需要』が
すごーく少なかったから・・。


『需要』とは?
供給の母です・・。

『需要』は、
競争の母でもあります。

今後、
個人型DCに対する
『需要』が増えていけば、

競争の母たちが動き出します。

そうすると、
サービスに係るコストは
下がっていくはずですね。



わたしなら、
鈴木さん(40歳)に、

取りあえず、
2016年末頃までは、
(個人型DCで)
どこを窓口金融機関にするかは
様子を見たほうがよいのでは。


とアドバイスするでしょう。


『個人型DC』で外せない
「ふたつのセンターピン」とは、

1.どの『窓口』を選ぶか?
2.どの金融商品を選ぶか?


ですが、

1.と2.双方で、
今後、【健全な競争】が
促される可能性が高いと考えます。



ひとつ具体的に見てみましょう。

『個人型確定拠出年金ナビ』という、
個人型DCのポータルサイト内の、

商品内容を調べる
のページを見ると、

窓口となっている『金融機関』と、
取り扱っている『商品ラインナップ』の
詳細が確認できます。

(これは便利ですね!)


これを見ると、
窓口となっている
金融機関のほとんどが
「銀行」であることが分かります。

(保険会社も複数あり。)

(現状、証券会社はSBI証券、
野村證券、大和証券、岡三証券しかありません!)

この中に、↑
新たに楽天証券が
入ってくるわけです。


この、
『窓口』となる金融機関の数は
来年以降、増えてくると思われます。


(なにせ金融機関にとっては
一大ビジネスチャンスですから・・)

また、2.の
『商品ラインナップ』はどうでしょう。

たとえば、
三井住友銀行
この9月より『商品ラインナップ』を
刷新しています。

もちろん、上記のラインナップでも
(他と比べて)すごく抜きん出ている、
というところまではいっていませんし、

月480円も
口座維持手数料がかかるのは
(競争という意味では)
お話になりません・・。


しかし、
これから先、
仮にシステム投資を行って、
個人型DCの使い勝手をよくし、

また、
三井住友銀行の総合口座との連携も図り、
手数料も大幅に引き下げ、
更なる商品ラインナップの充実を
万一行ってくればどうでしょう?

見える景色は、違ってきますね。

【追記 2016.10.13】

みずほ銀行も11月より、
個人型確定拠出年金のサービス内容を
刷新するようです。リリースはこちら


尾瀬


正直言って、
各運営管理機関とも、
これまでの『商品ラインナップ』は

周回遅れと云いますか、
体裁だけを整えた品揃えだった、
と言わざるを得ません。

しかし、この状況も
徐々に変わってくるでしょう・・。

(多くの需要者(加入者)が
見込めるためです。)


投資用金融商品を提供する
金融機関の立場に立てば、

顧客が60歳になるまで
資金を積み上げてくれて、
かつ、
引き出される心配がない、

という制度は、
たいへん稀有なものであるはず・・。


需要者にとっても、
個人型DCの最大のメリットである
所得控除』は、

確実に、ダイレクトに
節税効果となって還元されます。

(たとえば
NISAで強調される
『非課税のメリット』は、
水ものではないでしょうか。

運用益があって、
それをタイミングよく売却して、
はじめて「メリット」を享受できるため・・)


2017年になれば、
おそらく、
お昼の情報番組、
たとえば「ミヤネ屋」とか、

雑誌だとHanakoとか
クロワッサンとか、

税制優遇型年金】のようなタイトル、
キャッチコピーでもって、

それこそ
さまざまなメディアで
「個人型DC」が
紹介されることになるでしょう。


日本では
『税金・社会保険料』の負担が
増えていくことが確実視されていますから、

その中で実施される
税制優遇(=節税ができる)制度は、
それだけで 大注目 なのです。


また、個人型DCでは、
元本確保型商品】が
ラインナップされていることも重要です。

先ほど、
鈴木さん(40歳)を例に挙げましたが、

「投資は正直よく分からないし、
リスクも怖いから、
所得控除のメリットだけを考えて、
とりあえず定期預金のみを買っておこう」

という初心者の方も、
少なからずいると思われます。

そういう方も安心して
個人型DC口座を開設できるわけです。

(※ その後、リスクを取って
投資信託を買いたくなれば、

いつでも積み立て対象を
換えられますし、
また、スイッチングも可能です)


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最後に、
これは私見ですが、
個人型DCの掛金(拠出額)の枠は
今後大きくなると予想します。


そもそも、
『個人型DC』という制度そのものが、
(管轄官庁である)厚労省の、

「長期的には
既存の公的年金制度の役割を
縮小していかざるを得ない。

これからは、
年金の相当部分は、
じぶんの責任と選択でやってください。

そのためにメリットがある制度を
用意しましたよ。」


という、
隠れたメッセージそのものだと
思うからです。


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さらに私見を言えば、
将来的には、

個人型DCの掛金の概念が、
変わる可能性すらあると推察します。


いつの日か、
公的年金の抜本的制度改革の日が来て、

たとえば、
厚生年金保険料(2階部分)の一部を、
個人型DCの掛金として認識し始めるとか・・。

そしてさらに長期的には、

厚生年金(2階部分)そのものを、
積立方式の年金制度
(DC制度)に移行させる、
という青写真を、

もしかしたら、
どこかで誰かが、
すでに描いているかもしれません。


このような
長期の視野に立つと、

『個人型確定拠出年金』という物語は
たった今、
第1章が始まったばかりだと思うのです。

似顔絵




| 確定拠出年金 | 13:59 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ぎりぎりセーフ!個人型確定拠出年金の愛称募集キャンペーンに応募


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

実は賞品の
ギフトカード10万円分に目がくらみました(笑)

多数のブロガーさんが記事にされていますが、

わたしもついさっき、
個人型確定拠出年金制度愛称募集キャンペーン』に
応募しました。

本日21日が締切ということで、
ぎりぎりセーフ!


わたしが考えた愛称は・・、

『オソイネ』です。

??

「もっと早く歩いて。遅いね!」
ではなく、

「遅い稲(の収穫)」
でもありません・・(^^;)


『オソイネ』は、

大きく・育てる・意思ある・年金


の略です。

「ふーん、悪くないんじゃない?」

と思われたあなたは、
拍手をどうぞ(笑) ↓↓


これはわたしの推測ですが、

今後、個人型確定拠出年金は、
『税制優遇投資口座』として、
デファクトスタンダードになると思います。


inner-main.png


それほど、
2017年1月から実施される
個人型確定拠出年金の対象者拡大は
大きなインパクトを持つと思うのです。

(できれば
『ハヤイネ!』と言われるくらい、
拠出額の拡充を急いで欲しいですね。)

似顔絵




| 確定拠出年金 | 18:11 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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NISAより個人型DCをお勧めする4つの理由


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

お盆とお正月は
普段あまり話さない人たち
―つまりは『親族』なのですがー

と、話をすることになります。

雑談の中で
たまたま「投資」なんて言葉が出てきて、
なにか聞かれたりすると、

わたしは答えに窮してしまいます (-_-;)

そう、わたしは
安易に投資を勧めるような言動は
慎むようにしているのです。


だって、

すべての人に
投資が向いているとは
限りませんから・・。


投資に対して
まったく垢がついていない人は、
えてして
『早急な回答』を求めがちです。


いわく、

何がいいの?
(=何を買ったら正解なの?)


どれくらい儲かるの?


<もとい。>

世の中には
さまざまな考え方があると
思いますが、

フツーの市民としては、

投資 =
【資産形成】に至るプロセスそのもの


と捉えるべきでしょう。

(すなわち、
じっくり時間をかけて
育てるべきものなのです・・)


仮に、
投資に対して真っ白な人に、

出来るだけ偏りのない
投資のスタートのしかたを
アドバイスするとしましょう。

わたしなら、
こう言いますよ。

まずは、

1.特定口座を開いて、
2.バランスファンドを
3.月に5000円ずつ
積み立ててみましょう。


ハイ、
それを6ヶ月間、続けてみるのです。

(それが出来れば、)
もう6ヶ月、続けてみましょう。

そう、これって、
【お試し(トライアル)期間】のこと!


上記の12ヶ月間は、
できれば
アップダウンがあって、
損失が出たりして、

芳しいニュースも
あまり流れていなくて、

という『状態』が好ましいのですが、

ともかく、

「ワタシ、投資には向いていない。」
「続けられそうにない。」

と仮に思ったとしても、

『特定口座』であれば、
なんの縛りもなく、

途中ですんなり(投資を)
止めることができます。


(この柔軟性の高さって
とっても重要!)


もし、

1.特定口座を開き、
2.バランスファンドを
3.月5000円ずつ積立てて、

それを12ヶ月間続けられて、

【うん、
これから投資というものと
長く付き合えそうだ。】

と思えたら、
その次にどうすべきか?


(NISAではなくて)
個人型DCの口座を開く。

というのが、
『次のステップ』だと思います。


資産形成をしようとする人なら、
特定口座の次には、

(NISAではなく)
個人型DCがふさわしい【窓口】です。


NISAは
その制度上の縛りから、

投資の実態が
2000メートル走』くらいに
なってしまう恐れがあります。

一方、
個人型DCは
間違いなく『マラソン』です。

資産形成という名の
マラソンなのです。


220px-BerlinMarathon.jpg


なにしろ60歳になるまで、
口座からお金を
いっさい引き出せないわけですから・・。


まさに
<超長期の投資を強いられる!>
状況。


個人型DCなら明確に、

退職後に、
お金に困らないようにするため、
自分で自分の資産を育てていく「しくみ。」

と位置付けることができます。


よく考えてみてください。

非課税のメリットというのは、
金融商品を売らないと
実現しませんが、
(もちろん儲かっていないとダメ。)

所得控除】というのは、
掛け金を拠出するたびに、
確実なメリットとして
あなたのもとに跳ね返ってきます。


いちばん最初、

特定口座で投資を始めた時点では
半信半疑だった
【資産形成という長期の行いの本質】を、

個人型DC口座を開くことで
あなたに実感していただきたいのです。

いや、分かりますよ。

NISAのほうが、
実にいろいろな金融商品を選べて、

運用の途上でうまく売却とか出来れば、
個人型DCより
ドラマティックな展開が
期待できるのは間違いないでしょう。


でも、あなたは
ドキドキわくわくするために、

今を楽しむために、
投資を行うのですか?
(違い、ますよね。)


でも、もちろん、
個人型DCでも
気を付けないといけないことが
あります。

個人型DCは、
どの金融機関を【窓口】として
選ぶかで、

継続的にかかるコスト
(口座維持のための手数料)が
違ってきます。


※ 現時点でのお勧め【窓口】は、
SBI証券と楽天証券でしょう・・。

そして、
【窓口】(運営管理機関)によって、

買える金融商品が
ぜんぜん違ってくるのです。



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また、
どの【窓口】を選んだとしても、

「金融商品の選択肢は
すごく多いよ。」
というわけではありません・・。

だいたい、テレビのCMで、
個人型DCのことが流れたりしないですし、

金融機関が個人型DCの
PR活動に積極的なわけでもありません。
(ひと言でいえば『地味』なのです・・)


上記、

『金融商品の選択肢が
多いわけではない。』
という点ですが、

あなたには
デメリットに聞こえますか?


これ、決して
悪い話ではありません。

もし、あなたが、
インデックスファンド、

あるいは、
インデックス型のバランスファンドを
選ぶという『前提』であれば、

【選択肢がある程度
限られているほうが、】


あちこちに目移りしたり、
(金融商品の選択で)
ヘンに悩んだりせずに、

真っすぐ、
粛々と、
資産形成が行いやすくなると
わたしは考えます。


NISA口座よりも、
個人型DC口座のほうが、

心理的に
遠い、遠いところにあるモノ
と思いやすいのではないでしょうか。


また、政治的にいっても、
その影響力は、

個人型DC(厚生労働省)のほうが、
NISA(金融庁)よりも強いと
わたしは推察します。

なにせ、
『省』と『庁』の違いがありますから。


たとえば、
今後の非課税枠の拡大の折衝で、

○ 厚生労働省 ― 財務省
○ 金融庁 ― 財務省

上記二例を比べると、

(財務省に対して)
より交渉力を有するのは
どちらの監督官庁なのでしょうか?


ということで、
【まとめ】です。

NISAより
個人型DCをお勧めする4つの理由

1.老後のお金を育てるのに適した
  投資の時間軸。

2.所得控除という、
  即効性、確実性が高いメリット。

3.商品ラインナップが絞られている利便性。

4.監督官庁の政治力の違い。


【追記】楽天証券での
「個人型DC」商品ラインナップが決定し次第、
このブログでも詳細を解説したいと思います。

似顔絵




| 確定拠出年金 | 10:51 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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個人型DC(確定拠出年金)が日本語になる日・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

米国のファイナンシャルプランナーの
【相談事例】を見てみると、

必ずと云っていいほど、
IRA(個人リタイアメント口座)や
401(k)(確定拠出年金)が出てきます。

資産運用を行うなら
とにもかくにも、

上記のような税制優遇口座を
まずは利用しましょう!」という
暗黙の了解が出来ているのですね。


日本でも(少しずつですが)、
税制優遇口座としての
DC(確定拠出年金)の存在感が増しています。

特に【個人型DC】は
2017年度中には
制度改正の実現が見込まれ、

その【対象】が、
公務員、年金の第3号被保険者
(専業主婦など)にも拡充される予定です。

(これって大きいですよね)


個人型DCの最大の特徴は、
【所得控除】というメリットです。

あなたがある【制度】を利用して、
(その中で金融商品をピックアップして)
投資という『行い』を実践したとします。

~その行為の中で、
どのくらいのリターンが見込めるのか?~
という視点に立てば、

【所得控除】を受けられることそのものが、
立派な『プラスのリターン』であることが
分かりますね。



(ところで、)
今、欧州、日本で
【マイナス金利】が導入されています。

(そういえば、つい最近、
東欧のハンガリーでも
マイナス金利が導入されたのだとか【該当記事】)

これっていったい、
何を意味するのでしょうか?

欧州や日本といった国々で
それだけ『投資の機会』が減っている証左です。


私たちは今後、

安全資産と合わせた
資産全体の期待リターンを、
下方修正する必要があるかもしれません。


(※ 今後の動向として、
米国が順調に長期金利を「正常モード」に
戻すことができるか、

また、新興国全般で、
適度な金利水準を維持できるかどうかが重要。)


(仮に)運用そのもので
期待リターンが低下するとすれば、

【所得控除】が受けられる
個人型DCの重要性は増します。


私たちは普段、
どうしても運用の収益率のことに
目が行きがちですが、

(よーく考えてみますと・・)

収入を上げることや、
支払う税金を節約することも、
立派な【投資】ですよね。


(※ 収入を上げることに比べると、
また、運用の収益率を上げることに比べると、

所得控除による節税には即効性があり、
かつ確実性が高いです。)


もちろん、
個人型DCで
【改善してほしい点】もあります。

〇 ペナルティー料を払ってもいいから、
途中で資金を引き出せる『道』は
作っておいて欲しい。

これはわたしが常日頃思っていることで、
自分のお金なのに、
万一のとき、引き出せないというのは
【流動性の著しい欠如】だと思います。


〇 個人型DCの
商品ラインナップ】を増やして欲しい。

各運営管理機関の商品ライナップが
いかにも寂しいです・・。

まあ、金融機関の気持ちも
分からないではありません。

個人型DCに加入する人が
あまりに少ないため、

商品ラインナップという『インフラ部分』に
なかなか力を入れられない、
という事情もあるのでしょう。


この点、実は、

口座維持手数料がかかる
ということも同じで、

個人型DCに加入する人が
どんどん増えていけば、

もっと競争原理が働いて、
各種手数料は下がってくるはずです。



02_ph_costdown.gif


あくまで私見ですが、
上記のような点が改善されれば、

★ 日本における税制優遇口座の【主役】は
(NISAではなく)
個人型DC、企業型DCになるでしょう。

(政治的に見ても、
金融庁に比べ厚労省の影響力のほうが
大きいのでは・・)


【閑話休題・・】

(まあ、あまり難しく考えず)
私たち運用者は、

『通常のつみたて』と、
『DCという名のつみたて』を、
うまくバランス付けて利用すればよいのです。

その際は、
こちらの記事でもお話ししたように、

通常つみたてと、
DCで『ひとつのポートフォリオ』を
作るのではなく、

それぞれの窓口で、
同じポートフォリオ』を作ったほうが、
(結果として)管理がしやすいと考えます。


仮にあなたが
もっとシンプルな
『資産管理』を目指すなら、

〇 通常つみたて ⇒ バランスファンド
〇 個人型DC  ⇒ バランスファンド

という【カタチ】でもぜんぜん構いません。

その際は、
(両方で)『同じバランスファンド』を
持つのがベストですが、

先述した通り、
DC制度では
『商品ラインナップ』が乏しいのが現状です・・。

したがって、
現実的な対応策として、

〇 通常つみたて ⇒ 『Aバランスファンド』
〇 個人型DC  ⇒  『Bバランスファンド』


という【カタチ】も
(もちろん)アリだと思います。

balanced-mutual-fund.jpg


ちょっと
具体例』を挙げてみましょう。

たとえば、

1.「通常つみたて」
毎月3.3万円 【カブドットコム証券】にて。

2.「個人型DC」
⇒  毎月2.2万円 【SBI証券】にて。


1.では、
eMAXIS バランス(8資産均等型)」
をつみたて。

2.では、
個人型DCラインナップの中から、

「SBI資産設計オープン(資産成長型)(愛称:スゴ6)」
をつみたて、とします。

「SBI資産設計オープン(資産成長型)」は、
基本組み入れ比率が、

〇 国内株式   20%
〇 先進国株式  20%
〇 国内債券   20%
〇 先進国債券  20%
〇 国内REIT  10%
〇 先進国REIT 10%

となっています。


今の場合、
「通常つみたて」+「個人型DC」で、
トータルの運用資産と捉えていますから、


毎月のつみたてのうち、
「通常つみたて」が 60%、
「個人型DC」が 40% となります。

つまり、
ふたつのバランスファンドを
合わせた、

【5.5万円分の、
つみたての内訳】はおよそ、




というようなイメージになります。

※ eMAXIS バランス(8資産均等型)は、
8資産それぞれが12.5%の組み入れです。

また『平均・運用管理費用』は
年0.61776%(税込)になります。

( eMAXIS バランス 年0.54%(6割)
SBI資産設計オープン 年0.7344%(4割)
のため・・。)

このように運用管理を行えば、
リ・バランスも不要ですし、
何に何%投資しているというのが明確ですね。


「通常つみたて」+「個人型DC」でも、
煩雑でない、
シンプルな資産管理は可能なのです・・。


ちょっと希望的な観測ですが、
おそらく今から5年くらい経てば、

朝の情報番組内で、
個人型DC(確定拠出年金)の話題が
上るようになるのでは・・。

(そうすれば、
個人型DCっていう言葉も、
ふつうの日本語になりますね・・)

◆ 参照記事
日経電子版『マネー研究所』
個人型DC、結構多い「古くて残念な品ぞろえ」】

似顔絵




| 確定拠出年金 | 19:34 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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洋服の組み合わせのように、インデックス投資もコーディネートが大切

 

こんにちは。

インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

 

資産運用に関する

相談業務を行っていますと、

 

(しかもわたしのように)

インデックス投資アドバイザーを名乗っていますと、

 

相談の【傾向】というものが、

わりとはっきり見えてきたりします。

  

以下、

ひとつの『典型例』ですよ。

 

資産形成層のあなたが、

これから運用を検討しているとしましょう。

 

通常つみたてをする

個人型DCもする

〇(もちろん)NISAも活用する

 

とあなたは考えます・・。

 

 

そう、

(いろいろメリットがあるので)

「みんな・やるべき!」

と思っているわけです。

 

あっ、それが

「悪い」というわけではないのですよ。

 

ただ・・、


やみくもに、

『みんな・やる』ことが、

果たしてベストの選択なのか。

 

ココをよーく、

考えてみて欲しいのです。

 

 

今の状況を

【洋服】にたとえてみますと・・。

 

「ジャケットは○○がイイよね。

パンツは△△、

そして、靴は断然□□・・。

 

みんないいモノだから。」

 

みたいに、

 

ひとつひとつのモノのみを見て、

 

ジャケットとパンツと靴を、

エイヤーッと、

買っちゃってもいいのでしょうか。

 

 

つまり・・、

 

『通常つみたて』

『個人型確定拠出年金』

『NISA口座』

 

それぞれ「単体」で見ると、

それぞれ大事で、

メリットもあって、

 

「みんなやる」ことが、

前提のように思えてしまいますが、

 

 

深く考えずに、

取りあえず

「みんなやってしまう」と、

 

あなたの中で、

【収拾がつかなくなる恐れ】が出てきます。

 

「えっ、それってどういうこと?」

 

 

つまり、

 

運用資産全体としての、

【バランス認識】が難しくなる

可能性があるということです。

 

 

【ファッション】とは、

 

単体の服、

単体のアイテムが重要なのではありません。

 

〇「あなたという人体に、」

「トータル」で見て、

 

〇「組み合わせ」として、

あなたに

【合っているかどうか】が

 

もっとも重要なわけです。

 

(そうですよね?)

 

資産運用も同じです・・。

 

 

「トータル」で見て、

〇「組み合わせ」として、

 

その投資実態が、

あなたに【合っている】ことが、

 

資産運用を長く続けるために

もっとも重要なことです。

 

business.jpg

 


まず、

NISA口座ですが・・。

 

この制度は、

長期投資家にとって、

現状、使用されるメリットはないと考えます。

 

 

(仮に)私たちの願望に反して

NISA制度の

恒久化がなされなかった場合、

 

制度が2027年で終わる。

 

(いや、終わらなくても、

5年だけ延長みたいな、

お茶を濁したような事態になった場合)、

 

結局のところ、

どんな投資になってしまうのでしょう?

 

 

「1年ずつズレた、

5種類の、

【5年間の非課税期間の中で】、

 

常に、

えーっと、

今売却したら、

「非課税になるんだよな・・」
 

みたいな

【誘惑】と戦いながらの、

 

つまり、

いつもマーケットを気にしながらの、

資産運用になってしまう可能性が高い。」


とわたしは考えます・・。

 

このデメリットは案外

大きいのではないでしょうか。

 

 

「手間をかけない、

放ったらかし投資をしよう!」という、

 

あなたの投資の本筋に、

 

NISA制度は

一年ずつズレた、

5年間を武器に、

 

「今売ったら非課税ですよ・・」

という甘い言葉を掛けてきます。

 

つまり、

あなたの投資ポリシーが

変節してしまうことが


(アドバイザーとして)

いちばん心配なのです。

 

◆ 参照記事カテゴリー

NISA口座はどうさ?良くないさ。】

 

pie-chart.png   
 

次に、

「通常つみたて」

(ふつうに特定口座でする

『つみたて投資』のことです)と、

 

個人型DCという窓口の

バランス】についてです。

 

よく、

通常のつみたてと、

個人型DCを合わせて、

【ひとつのポートフォリオ】と認識すればよい、


という言説を目にします。

 

とくに、

確定拠出年金は、

 

60歳以前には引き出せないし、

売却益は繰り延べされるので)

 

『株式ファンド』のみを保有すればよい、

とも言われたりします。

 

しかし、

これって本当に
ベストな選択なのでしょうか?

 

 

特に通常のつみたてと、

個人型DCの毎月の『拠出額』が

あまり変わらない場合、

 

【ひとつのポートフォリオ】として認識し、

そこで『リ・バランス』をしようとすると、

 

結局、通常つみたての

毎月の「配分割合」を変えたり、

 

個人型DC内でも、

債券ファンドを

保有する必要が出てきたりして、

 

資産管理が(逆に)

煩雑になる可能性があります。

 

 

◆ 参照記事はこちら。

あなたと会社型確定拠出年金のビミョーな関係

 

 「通常つみたて」と、

「個人型DC」を

うまく【コーディネート】するためには、

 

【それぞれで、
同じポートフォリオを作る。
ほうが、

 

(一見ややこしく見えて、)

実は管理がしやすかったりするのです。

 

 

ちなみに、

同じ個人型DCでも、

 

個人事業主で

6.8万円の枠がある場合と、

 

会社員で

2.3万円の枠のケースでは、

 

運営管理機関の『選び方』は

違ってくると思います。

 

〇 口座維持手数料が安い

SBI証券、スルガ銀行は、

2.3万円の枠の個人型DCでお勧めでしょう。

 

(年間の投資金額に対する

口座維持手数料の割合を、

抑えることが重要であるためです)

 
CreativeDestruction4.png

 

一方、

6.8万円の枠を
まるまる使えるようなケースでは、

 

口座維持手数料がある程度かかっても、


年間投資金額に対する

手数料割合は小さく抑えられます。

 

ですので、

実際の商品ラインナップ(ファンド)の

信託報酬の安さを優先してよいでしょう・・。

 

〇 そういう意味合いでいうと、

野村證券やりそな銀行が候補に挙がります。

 

 

今は、

【自分で複数のインデックスファンドを

組み合わせる】

という前提でお話ししましたが、

 

たとえばあなたが、

楽天証券を窓口に

 

「通常つみたて」で

『世界経済インデックスファンド』を

積み立てているとしましょう。

 

 

資産管理をシンプルに、
かつ、
継続しやすいものにする、

という『意味』では、

 

たとえ、

口座維持手数料がある程度かかっても、

 

三井住友信託銀行を

【運営管理機関】にして、

 

同じ

『世界経済インデックスファンド』を、


個人型DCでも積み立てる、

というのもアリだとわたしは思います。

 


繰り返しになりますが、

 

「トータル」で見て、

あなたにフィットして、

〇(あなた自身が)管理しやすいかどうかが、

 

資産運用ではもっとも肝要なことなのです。

似顔絵

 

 

| 確定拠出年金 | 19:15 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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