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バランスファンドは意外と世界標準?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今年はジョン・F・ケネディが生まれて
ちょうど100年になるのだそう。

ケネディ氏が大統領だった1960年代、
アメリカ人も(日本と同じように)
運用先は『預金』だけ・・、
という人が圧倒的に多かったことが
知られています。

アメリカ人のお金の行く先を
変えるきっかけになったのが、
70年代に登場した401kプラン
日本でいうところの、
『確定拠出年金制度』です。


おそらくほとんどの人が、
401kプランという制度を通じて
はじめて」投資と出会ったのでしょう。

この、感覚を、
あなたもちょっとご一緒に
想像して欲しいのですが・・、

「なんか制度があるから、
入って、選ばないといけないらしいよ。」


でも、投資の詳しい知識を、
根掘り葉掘り聞いて、
いちいち理解するのって、
とてもじゃないけど、できない。

(だいたい、仕事も忙しいし・・)

でも、投資のリスクとか、
(投資をしない場合のリスクとか)、
なんとなく言わんとしていることは分かる・・。


じゃあ、なかなか判断できない、
具体的には、
自分で「金融商品」を選んでいない
従業員の掛金の預け先は一体どうするのか?


401kプランの加入者が
自身で金融商品を選択しない場合に
自動的に買い付けられる金融商品のことを、
『デフォルト商品』と云います。


米国の401kプランにおいては、
この『デフォルト商品』を
バランスファンド」に指定している企業が
とっても多いのです。


これはある意味、理に適っています・・。

「私的な年金制度」は、
長期の資産形成の器ですから、

投資に回しておかないと、
お金の実質価値が減ってしまう恐れがある。

加入者にしても、
世界中の株式、債券をブレンドした商品なら、

何か特定の投資対象を
積極的に選んでいるわけではないので、
抵抗感が少ないのでは・・。


何より、
『デフォルト商品』を
バランスファンドとすることで、
多くの人に「投資」という経験
積ませることができます。

※ ほんとうに投資がイヤなら、
全部売却して、
元本確保型商品にスイッチングすることも
できるわけです。

今は、米国の401kプランを例に挙げましたが、
世界には類似の
確定拠出型年金制度がいくつもあります。


オーストラリアでは
スーパーアニュエーション」、
ドイツでは「リースター年金」と呼ばれています。

オーストラリアの確定拠出年金制度
スーパーアニュエーション」は、

ナント給与から【強制】で
掛金枠が天引きされるのだそう。

野村資本市場研究所の
オーストラリアのスーパーアニュエーション』という
レポート(PDFファイル)によると、

同制度の資産の4割強が、
加入者が選択しない場合の投資先である

デフォルトファンド(バランス型ファンドが中心)で
運用されていると記されています。


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わたしは、日本のiDeCo、
企業型の確定拠出年金においても、
デフォルト商品を、
バランスファンドにすべきだと思います

(現状は「定期預金」などの
元本確保型商品がデフォルトになっています)

誤解を恐れずに言えば、
ある種の「強制力」がないと、
多くの人が「投資」という経験を積むのは
とても難しいと思うのです。

⇒ そもそも企業型DCの場合、
確定給付年金時に定めた
「運用予定利率」に近づくには、
相応のリスクを取っておくことが必要。


以下、確定拠出年金に限らず、
一般の資産運用に云えますが、

投資のビギナーが
FXや個別株から、
その行為をスタートしてしまうのは、
致命的といえるでしょう。

※ 海に入ったこともないのに、
いきなり「海の沖合で
ひとり泳ぐようなもの」です。

(別にFXや個別株投資を否定する
わけではありませんが・・)


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一定の経験を積んだあと
リスクの意味を知って、
リスクの大きさも理解して、

さまざまな投資のスタイルに
旅立っていかれるのはもちろんOKだと思います。

ただし、
投資の初心者は、いちばん最初は、

債券ファンドやバランスファンドを
『はじめの道具』として、
選択されたほうがよいと思います。


なぜなら、
やみくもにリターンを狙うより
リスクを抑える(分散する)ことに
重きを置いている道具だからです。

(※ 致命的な打撃を受けにくい・・)


このように見てきますと、
世界のあちこちで、「フツーの生活者」が、
ファンドという道具を用いて
つみたて投資をしている姿が浮かび上がってきます。

※ 税制優遇のある「年金制度」は、
つみたて投資の窓口そのものなのです!

その、コツコツつみたて投資を
続ける人たちの人数が
わたしには(正確には)分かりません。

しかし、「億(おく)」という単位を
超えているのは確実でしょう。

あなたと同じように、
コツコツ地味な投資を行う仲間が
「億人」以上、いるのですよ。


わたしは常々、
マーケットには2つの顔があると
思っています。


ひとつは、
株価が上がって下がって、

マスメディアが
ニュースとして取り上げるような
大きなお金を動かす大きな投資家が、

派手に、華やかに
牛耳っている市場。

もうひとつは、
まるで華やかさはない、
地味であまり動かず、
ずーっと滞留し続ける、

しかし、投資家の数でいうと、
圧倒的に【多数派】の、


小さなお金が無数に集積した、
小さな名もない運用者たちが跋扈する市場。

(わたしも、あなたも、その一人なのですよ)


この人たちは、
資産の額で云えば、
機関投資家の足元にも及びません。

しかし、確実に
マーケットを『縁の下』で支えているのです。

なぜなら、
私たちのお金は、浮気をしないからです。

ずっと市場に居続け、
コツコツと新たな資金を入れ続けます。

別に投資マニアでもない、
経済紙を読むでもない、

週末には友だちを招いて
バーベキューに興じるふつうの生活者が、
あなたと同じように、
投資を行っています。

(これってスゴイことだと思いませんか?)

似顔絵





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| バランスファンド | 10:53 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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7月15日(土)16日(日)17日(祝)大阪にて【夏の☆出張コンサルティング】を実施いたします


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

毎夏恒例なのですが、
大阪(梅田)にて、【夏の☆出張コンサルティング】を
実施させていただきます。

(今年は8月に『北日本☆出張コンサルの旅』に出るため、
1ヵ月前倒しとなります)

★ すべての枠でご予約を頂戴いたしました。
お申し込みいただいた皆さま、誠にありがとうございます。


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<この機会に資産運用のモヤモヤを解消させたい! >
  という方は、どうぞご利用くださいませ。

~ あなたが求めているものは何でしょうか? ~

○ 賢いインデックス・ファンド、ETFの選び方

○ ポートフォリオの組み方を指南してほしい

〇 iDeCo(個人型確定拠出年金)の窓口、商品の選び方
  賢い利用のしかたを教えてほしい!

○ 来年から始まる「つみたてNISA」はどうする?

〇 そもそも、貯金と投資の正しい配分の仕方が分からない!

○ ダメな金融商品、買ってはいけない投資信託の
見分け方を教えてほしい!

○ 不動産投資ってホントにやったほうがいいの?
(当オフィスは否定的な立場です)

○ 今の運用のやり方を改めたい!

具体的には、今保有している保険商品、投資信託、
個別株などを整理して、
シンプルな『ポートフォリオ』を作りたい!



● コンサルティング【対応可能時間 15日)】

     A枠 10時30分 ~ 12時00分 (ご予約済み)
     B枠 12時30分 ~ 14時00分 (ご予約済み)
     C枠 14時30分 ~ 16時00分 (ご予約済み)
     D枠 16時30分 ~ 18時00分 (ご予約済み)


● コンサルティング【対応可能時間 16日)】

     A枠 10時30分 ~ 11時30分 (ご予約済み)
     B枠 12時00分 ~ 13時30分 (ご予約済み)
     C枠 14時30分 ~ 16時00分 (ご予約済み)
     D枠 16時30分 ~ 18時00分 (ご予約済み)


● コンサルティング【対応可能時間 17日)】

     A枠 10時00分 ~ 11時30分 (ご予約済み)
     B枠 12時00分 ~ 13時30分 (ご予約済み)
     C枠 14時30分 ~ 16時00分 (ご予約済み)
     D枠 16時30分 ~ 18時00分 (ご予約済み)


  (※ すでに個別相談のご経験があるお客様へ。
   定期面談枠(60分)にも対応させていただきます)

  ● 場所  大阪・梅田
  【ホテル阪急インターナショナル】2F
   ティーラウンジ「パルテール
  
  コンサルティングご希望のお客様は、
  【こちら】からお申込みくださいませ。


似顔絵

  なお、お電話でもお申込みを受け付けております。
        【TEL】 03-6435-0078

  (晋陽FPオフィスは金融商品の販売・斡旋に
   一切関与しない完全中立のFP事務所です)




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| コンサルティングのお知らせ | 09:04 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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DC向けと一般向けの、純資産額が変わらない世界経済インデックスファンド


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンドです。

あなたはいつも立ち寄る
商店街の入り口に立っています。

その商店街の外れに、
あまりパッとしない、
小さな熱帯魚ショップがあります。

あそこって、あんまり流行ってないよね。」
ん?
果たしてそうでしょうか・・。


ヒマだと決めつけるのは、
ちょっと早計かもしれません。

なぜなら、【販売】は
リアルもあれば、ネットもあるからです。

(実は、その小さな熱帯魚ショップは、
売上げの8割がネット経由かもしれませんよ)


投資信託を主人公に据えてみると、
この商品がどこを経由して、
消費者に届けられるのか・・、

さまざまな『流通経路』を思い浮かべるのは、
なかなかに楽しいものです。

2012年にわたしが
バンガード社のツアーに参加した際に、

バンガードが運用するファンド資産の
1/4以上が「DC経由」と聞いて
びっくりしたのを覚えています。


日本でも、
DC(確定拠出年金)を通じた
投資信託の供給は年々増えています。

【具体例】を挙げてみましょう。

このブログでもしばしば登場する
世界経済インデックスファンド』ですが、
実は、確定拠出年金向けである

DC世界経済インデックスファンド』の
純資産残高(約323億円)と、

無題

一般向けに売られている
世界経済インデックスファンド』の
純資産残高(約355億円)って、あまり変わらないのです。

ノーマル


しかも、です。

DCのほうを見ると、
販売会社は・・、
『三井住友信託銀行』一社のみ
となっています。

たしかに
企業型の確定拠出年金のほうでは、
それなりの数の企業で
『ラインナップ』されているかもしれませんが、

iDeCoのほうはコチラで確認できる通り、
窓口はホントに
『三井住友信託銀行』のみ、なのです。


一方の、
通常の『世界経済インデックスファンド』は、
販社が銀行8社、証券会社が10社もあって、
(やっと)
純資産額が約355億円なのです・・。

もし、DC(確定拠出年金)において、
三井住友トラスト・アセットマネジメントさん
(運用会社)が、

同ファンドを取り扱ってくれる
【運営管理機関】(窓口となる金融機関)を
増やしていくことができれば、
(かつ、適切なマーケティングができれば)、

DCにおける純資産残高は
さらに伸びていくでしょう。

※ 何しろDC制度では、
『世界目線』の、
誰にも分かりやすいバランスファンドの供給が
きわめて限られているのです。



これはもちろん
一般向けの『世界経済・・』にとっても
良いことであり、

双方の純資産残高が伸びていけば、
(やがて)
運用管理費用の引き下げも見えてくるのでは?
というのがわたしの(勝手な)展望です。

(『世界経済インデックスファンド』、
もうちょっとだけPRを頑張れ!)

似顔絵




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| バランスファンド | 16:25 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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パートナーにつみたて投資を始めてもらう方法


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

たまたま、同じような相談案件が続いたので、
「このニーズってけっこうあるんだ」
と再確認した次第です。

あっ、どんなニーズかというと、
『パートナーにも、つみたて投資をして欲しいなあ』
というニーズです。

当オフィスの相談業務では、
「女性」がご相談者で、
「パートナー(男性)」がぜんぜん投資に興味がない、
というケースが多いのですが、


傾向としましては・・、
〇 共働きで、
(どちらかというと)、
〇 お二人のお財布は別々で、

お金の管理のしかた、使い方については、
互いに尊重し合っているようなケースです。

(もちろん、女性のほうが
投資にぜんぜん興味がないというケースも
見受けられます)


たとえば、です。

あなたがすでに『つみたて投資』を
実践しているとしましょう。

あなたは、こう考えるわけです。

パートナーも、つみたて投資してくれたら、
家(いえ)全体で見ると
お金の増え方がぜんぜん違うのに・・。

(たしかに、それはそうですね)

では、どうやったら
パートナーに、
投資に興味を持ってもらえるのか?

ココ、はっきり言って
中期的な取り組みが必要です。


『注意点』としては、

・すぐに分かってもらおうとしないこと。
・ごり押ししないこと。
・決して慌てないこと。

数年~5年くらいのスパンを持ってください!


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まずは、
あなた自身が(たまに)←ココ、大事。
「つみたて投資やってるんだよ」と、

何気なく(ほんとうに何気なく)、
何かの話の「ついで」に、
ぼそぼそと、2、3分くらい話してみてください。

(※ あまり熱心に話さないように。)

そして、
パートナーがそのことについて
なにか「質問」してきたら、
それには(簡潔に)答えるようにしましょう。


つまり、
【第一段階】

自分がつみたて投資を
していることを匂わす。
少―しずつ・繰り返し繰り返し・知らしめる。

(ゆっくりと、ですよ)

そして
【第二段階】

晩ご飯のあとの、
ちょっとしたすき間時間に
(何かの話の「ついで」に)、

あなたの運用の報告をする。
(これ、5分くらいでいいのです)
半年に1回くらいで十分でしょう。

報告といっても、
「ざっくり」「おおまか」という感じでよいです。


たとえば、
損失が発生していた6ヶ月については、
さらりと、
「なんかマイナスになってたみたい」
と呟きましょう。

利益が発生していた6ヶ月については?

はい、こちらもさらりと、
「なんかプラスになってたみたい。
〇〇万円くらいの利益になってる」

と呟くのです。

そして、もし、
あなたが複数のファンドの
組み合わせで運用を行っているなら、

「先進国の株式というのが、
(意外にも)プラス〇〇万円位になってて、
その次に、新興国の株式が・・・」
というふうに、

ちょっとだけ、
個別の話も入れるようにします。
(※ 決して熱く語ったりしないように。)


ところで、パートナーは、
あなたの日常を知っていますから、
ご存じだとは思いますが、

「別になーんにも・やってないんだけどな・・」
(= 放ったらかしている)
という一言をお忘れなく・・。


先述したように、
最低「数年単位」をかけて、
少―しずつ、巻き込んでいくわけです。

あなたの運用に利益が出ていて、
それに興味を示さない、
いや、興味を示さない状態を続けるパートナーは、
けっこう少ないはずです。


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パートナーが、
あなたの『運用報告』に対して、
なにか「質問」してきたら、それにも答えてあげてください。

少ーしずつ。少ーしずつです。
とにかく慌てないこと。

「ほんとシンプルなのよ。長ーい目で見て、分散して」
「○○なワタシでも、出来てるくらいなんだから・・」

そして、
パートナーが『その気』になってきたら、

「500円、1,000円から積み立てできるから、
とりあえず、口座開いてみる?」
と聞いてみましょう。

以上は、『正攻法』です。


もうひとつの方法は、
【第一段階】
自分の投資について告知。

【第二段階】
運用の報告。
ののち、
iDeCoから攻める、というものです。

そう、『税金が得になるよ!』
全面にアピールしましょう。

(たとえば、ふるさと納税に興味がある、
やったことがあるパートナーなら
期待「大」でございます!)


『税金が得になるよ!』
『口座開いて、
定期預金だけ買ってもいいんだよ!』
『最低掛金、5,000円からOKだから。』

と、気軽にできることを強調します。

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iDeCo最大のハードルは、
職場で「事業主証明書」に
記入、押印してもらうことですが、
(これ、パートナーに動いてもらわないと
いけないのですが、)

ここは、あまり早く言い過ぎないように。

とにかく(DeCoにおいては)、
口座を開いてもらうことが大事です。
(最初は「定期預金」でもいいのです・・)


【第二段階】
運用の報告。を続けることで、

価格変動することや、
投資信託に対して
少しずつ理解が深まってくれば、

一部「投資信託」に
スイッチングしていけばよいわけです。

なお、資産管理の簡便性という意味では、
通常の「特定口座」も、
また、iDeCoの「口座」も、
お二人とも同じ金融機関にされたほうがよいでしょう・・。

◆ 参照記事
【(苦節10年?)妻がつみたて投資を始めました
(2013年の記事です)

似顔絵




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| つみたて投資 | 18:51 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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大きな景色(「貯金」+「投資」)からリスクを見たほうが、気分がラクですよ


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンドです。

今回の記事は
主に前半部分で
「金融商品」のお話をし、
後半部分で「お金の管理」そのものに触れます。

どちらにも関連するのは【リスク】です。

ただ、前半と後半で、
『モノを見る尺度』が違ってきますので、
その点、ご注意くださいませ。


・・さっそくですが、
「貯金」はたとえるなら、
【徒歩】(自分で歩くこと)です。

(はっきり言って)スピードは出ません・・。


6-ウォーキング


でも、歩きながら、
左右にブレることもありません。
(コツコツ歩けば、ちゃんと前に進むわけです)


一方の「投資」は文字通り、
資産という名の『乗り物』に乗ることです。

スピード、出ますよ・・。
(その代わり、左右にブレます(^^;)

※ ここでは【投資信託】を想定して
話を進めますが、

『株式ファンド』と
『債券ファンド』は同じ【乗り物】ではありません。
性質がぜんぜん違います。


たとえば【債券】は、
お金の『貸し借り』に関わるものです。

ただし、万が一にも、
貸したお金が返ってこないリスクがあるため、

【貯金】より、
多少高めのリターンが期待できます。

(貯金は【徒歩】でしたが、)
「債券」は・・?
原付バイク】のイメージです・・(^^)


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徒歩に比べれば
(それなりに)スピードは出ますが、
運転していると左右にブレることがあります。

貯金は、
【ローリスク・ローリターン型】!
それに対して、債券は
【ミドルリスク・ミドルリターン型】の資産です。


では「株式」はどうでしょうか?

「株式」とは、あなたが
株式会社にお金を出資した「証書」のこと。

出資するとは?

「このお金は、別に返さなくていいよ。
好きに使って!」という、太っ腹な行為を指します。

(儲かる可能性もありますが、
その会社が倒産すれば、
あなたが出資したお金はゼロに帰してしまいます)


乗り物にたとえるなら・・、
【クルマ】でしょう。

スピードはすごく出ますが、
ハンドルの操作を誤ると、

左右のブレも、
すごく大きくなってしまいます。


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つまり【ハイリスク・ハイリターン型】の
資産なのです・・。


今あなたの目の前に、
違った名前の、
違った資産(乗り物)たちがいます。

「徒歩」 → 「原付バイク」 → 「クルマ」


『どれが・いちばん正しい乗り物なの?』
と聞かれても、
ちょっと困ってしまいます。

(それぞれに『メリット』『デメリット』が
あるためです)


「徒歩」【貯金】は
スピードはあまり出ない代わりに、
ブレはほとんどありません。

「クルマ」【株式】の場合、
スピードは出ますが、
価格変動の振れ幅も大きくなります・・。

「じゃあ、カンさん。いったい何が大事なの?」
と聞かれれば、

自分に合った乗り物に乗ることでしょう!
と答えるでしょう。


★ あなた自身が、
どのくらいの振れ幅(リスク)を許せるかによって、
あなたにふさわしい『乗り物』は
変わってくるのです!


と、
全国信用金庫連合会主催の
『資産形成セミナー』などで講演すれば、
うんうんと頷いてもらえるはず・・。


ただし、
ココからがちょっと難しいのです。


実際問題、
「自分には
どの【乗り物】が合っているのかな?」
= どの金融商品を選べばいいのかな?

という「命題」に対して
なかなか答えが見つけられない人も
いるわけです。


(結果、なかなか投資のスタートが切れない、
という人を、わたしは何人も知っています)

もちろん、
どの【乗り物】(資産)に乗るかは重要です。

しかし、
それ以上に重要なのは、

長い道のり(人生)の中で、

「徒歩」で歩く部分と、
「乗り物」に乗る部分をどうするのか?
ということではないでしょうか。


あっ、伝わっていますか??

マネー用語的に申しますと、
【貯金】と【投資】の割合を決めること、です。


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たとえば、
『乗り物』の部分はあえて中庸を取って、
「原付バイク」+「クルマ」を採用するとします。

(すなわち『バランスファンド』です)

※ これは多くの人にとって、
そこそこ乗りやすい乗り物であり、
かつリターンもそこそこ期待できる
『乗り物』でしょう・・


【具体例】
あなたは今、500万円の資産があるとします。

仮に、

400万円 ⇒「貯金」
100万円 ⇒ バランスファンドに「投資」


と規定すれば、

たとえ(当オフィスが想定する)
バランスファンドの
「最大損失幅(最悪の1年)」である
マイナス35%が発生しても、


100万円×35%となり、

このマイナス35万円を、
トータル資産の500万円から見れば、
35万円÷500万円 = 約7%で、
マイナス幅は7%程度になります・・。

つまり、
大きな景色(貯金+投資)から見て、
あなたがどの程度の「マイナス幅」を
許容できるかを、想像してみてほしいのです。

 

今さっき、わたしは
マイナス幅は7%程度と言いましたが、

「そんなの許容できないわ!」という人も
いるかもしれません。
その際も(別に)慌てる必要はないわけです。

背中に背負う「リスク量」を下げるには、
バランスファンド(投資)に充てる「金額」を
減らせばよいのです。


例)
450万円 ⇒「貯金」
50万円 ⇒ バランスファンドに「投資」
というふうに・・。

逆に、トータル資産(500万円)から見て、
もっと「マイナス幅(%)」が許容できそうなら、

バランスファンド(投資)に充てる金額を
増やしてもよいでしょう。


例)
350万円 ⇒「貯金」
150万円 ⇒ バランスファンドに「投資」みたいに。

つまり、こういうことです。

〇 一歩下がって、
リスクの大きさを「資産全体の中から」
捉えるようにしましょう。

〇 「貯金」と「投資」の割合を変えることで、
背中に背負うリスクの量は調整できます。



身もフタもない言い方をすれば、

あなたがどれだけリスクを負うかは、
「貯金」と「投資」の振り分け方で
おおよそ決まってくる、ということです。


(これが『大きな景色』から、リスクを眺めるということ)


ただし、一点だけ「注意」を。

今のケースでいうと、ネット証券では
バランスファンドの成績しか
管理画面に表示されません。

ですので、画面上のマイナス金額や、
マイナスのパーセンテージ(%)に
振り回されないようにしましょう。

(ネット証券の画面を見る際は、
自分の「貯金額」をいつもイメージしておくように・・)

似顔絵




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| 投資家の感情リスク | 17:53 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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金融庁と個人投資家の積立NISAについての「意見交換会」


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンドです。

今週の月曜日、
著名ブロガー「虫とり小僧さん」にお声掛けいただき、

金融庁と個人投資家の積立NISAについての
『意見交換会』に参加してきました。
(虫とり小僧さんの報告記事はコチラです!)

わたしは(もちろん)、
金融庁の中に入るのは初めてでした。

冷静に考えてみますと、
観光庁が、旅行好きな個人を
わざわざ自分のところに招くようなものです。

しかも、金融庁が
「個人投資家」に向かって、
いろいろと意見・要望を聞かせてください!
と言ってくれているわけです。

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上記は金融庁の方による説明の様子。

(説明時間より、
質疑応答の時間がうんと長かったのは
とても良かったと思います・・)

しかも、懇親会まで開催!


金融庁がオープンマインドだったので、
わたしもオープンにお話ししますが、

まず、「これは良い!」と評価できること。

2018年から始める積立NISAでは、
保有するファンドの、
【運用管理費用】+【その他の費用】
つまり、【年間のトータルコスト】を、

〇 金額ベースで
〇 金融機関から、
〇 積立NISA利用者に通知させる
という『制度』が盛り込まれるようです。


文字通り、
【年間のトータルコスト】は、
ファンド保有者が、
別途徴収されている継続コストなので、

この制度ができるのは
画期的なことだと思います。

(積立NISAに限らず)
投資信託全般に
ぜひ拡大させて欲しいと思います。


あと、「投資信託の保有状況」の中で、
アクティブファンドを持つ人が9割近くで、

本数ベースでは、
50%近くの人が「1本」だけ、
というのは、ちょっとショックでした。

なんか良さそうだから、
(金融機関に勧められたから)
手数料が高い?アクティブファンドを、
1個だけ持っているよ・・。

というのが、
日本の【典型的な投資信託ホルダー
なのです・・(残念ながら)


気になった点もあります。

金融庁の人の説明で、
「現行NISA」も
存続期間の延長を求めていくという旨のお話。

(しかし、です)
平成29年度の税制改正大綱では、
NISAは一本化を検討すると明記されていますね。

(これは ↑ 財務省の筋書きなの?)


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わたしは制度をスッキリさせるためにも、
NISAは一本化すべきだと思います。
(もちろん積立NISAのほうに・・)

仮に、現行NISAと積立NISA、
それにジュニアNISAが
並存することになると、
いかにも・非効率だと思いませんか?

金融庁が今後、財務省に
粘り強く折衝していく際も、

「ひとつのNISA」に絞って、

非課税期間の恒久化!
年間の投資可能額の増加!
というふうに要望していったほうが、
(要望が通る可能性が)増すのでは?


また、意見交換会の中では
著名FPの横山光昭さんにもお会いし、
わざわざ山口から来られた
大学生の人にもお会いし、

ともかく、
たくさんの質問を聞く中で思ったのは、
またしても、大元の問題でした・・。


NISA制度と、
iDeCoとの「棲み分け」が深まることで、

結局のところ
さまざまな資源(リソース)が分散してしまって、
いかにも、もったいない!

(実際、iDeCoとの共存の問題、
協力体制などの質問もいくつか出ていました)


消費者の立場に立つとよく分かります。

NISA制度とiDeCo
2つの制度があって、
(両方とも、自分たちの良いところを
いかにもアピールしていて)、

両方を見比べて、比較して、
資金の配分をどうしようかと考えて、
商品の選択をどうしようかと悩んで、

結局、
「あーあ、やっぱり難しいや。止めておこう」と、
思考停止する人がたくさんになってしまうのを、
わたしはもっとも危惧します。



本質を見据えると、
NISAもiDeCoも、
やること、やろうとしていることは
同じなんですから。

<そう、「資産形成」なのです>

厚労省は右側から資産形成を見て、
金融庁は左側から資産形成を見ている。
そう思えてなりません。

ほんとうは「財産庁」作って、
横断的に、
税制優遇を備えた【単一の口座】で
より分かりやすく、シンプルに
国民にガイダンスするべきなのに・・

と今回強く思いました。

◆ 参照記事
金融庁セミナーに参加
(海舟の中で資産設計を ver2.0)

(安房さんが投資教育、金銭教育について、
鋭い意見を語っておられます・・)

似顔絵




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