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ドル円相場を140余年で見ると目からウロコが・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

いきなりですが、
クイズ】です。

この140余年で、
前半はドルに対して
その通貨価値がおよそ1/4になり、

後半は、
ドルに対しておよそ4倍になった通貨とは?

答え) 円 です。


マネー研究所(日経電子版)で、
東京海上アセットマネジメントの
平山賢一さんが、

超長期のドル円相場について、
含蓄のある話を披露されています。

【円高は長期傾向? 明治以降の相場を読む(平山賢一)】


まさにこの記事は、

「時間軸の取り方で、
見える景色は違ってくるよ。」


ということを教えてくれます。



米ドル円相場の推移

画像元) マネー研究所(日経電子版)


平山さんはこう言います。

私たちの頭の中には
為替相場は長期的に
円高基調で推移してきたとの
イメージがあるものの、

戦前は円安基調で推移しており、
長い歴史の中では円高局面は
ごく最近のことだという事実です。


はい、
たしかにその通りですね。

大きくスイングしてきた歴史を知ると、
これから先の為替相場についても、
誰にも分からない」という
謙虚な立場に立つことができます。

(また現在は
為替レートを決定する主因が
以前より「多極化」しているため、
【より分からないよ!】というのが本音では?)


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あなたが、
「もし、円高が続いたら・・」と
心配になってしまう気持ちも分かりますが、

長期分散投資を行う私たちにとって、
為替の【損益】が実現するのはいつでしょうか?

はい、(実際に)
投資信託を解約するときですね。


そして、その「解約作業」は、
20~30年にわたって続くはずですから、


まさに、
〇 対「多通貨」の、
〇 各々の「為替レート」たちも、

20~30年の間で、
均される可能性が高いのではないでしょうか。

わたしは個人的に、
ドル、ユーロに対してはもちろん、
アジアの新興国通貨に対して
円がどのような動きを見せるのか
興味を持っています・・。

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| 経済よもやま話 | 19:39 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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投資は引き算で考えよう!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

私たちは長年の習慣のせいで、
どうしても、
「考え」を積み上げていく傾向にあります。

投資でいえば、
積み木を重ねるように、
「知識」「考え方」を積んでいくので、

(あっちへ行ったり、
こっちに来たりしているうちに、)

保有する金融商品が
「あれれ?こんなに増えてるよ」という
事態になるわけです。

すなわち、『足し算』の結果です。


資産運用の業界も、
「投資 = フクザツなことですよ!」
を強調し、

こんな高度なことを
うまくやり遂げるには
プロのノウハウや知識が必要で、

「だから、
ワタシたちに任せておきなさい。」


というセールストークを
展開したりします。

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わたしはこれまで、
たくさんの投資家の
投資・履歴』を拝見してきました。

その中で、
最初は複雑な投資のあり様を
求めていたお客様が、

紆余曲折のすえ、
何年も経って
シンプルな投資のカタチに
戻って来られる・・、

いわゆる【ブーメラン現象】なるものを、
数多く目撃してきました。

今、わたしはこの年(50歳)になって、
自信を持ってこう言うことができます。

投資は『引き算』で捉えるべきだと。



ほんとうに重要なものだけを
ぎゅっと抽出して、

それを自分仕様にして
シンプルに投資を続けていく・・。

これこそ、
投資が趣味でも仕事でもない
ふつうの生活者が、
取るべき『スタイル』だとわたしは思います。


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もちろん、

〇 複雑を希求 → そして、シンプルに戻る
〇 最初からシンプルで行く


のどちらが良いかは、
人によって分かれるでしょう。

結局のところ、
資産運用の【原動力】とは、

誰かからの【説得】よりも、
自分自身の【納得】なのです。



わたしは、
複雑怪奇な現象の集積である
【マーケット】を相手にする投資だからこそ、

引き算で、
あなたが理解しやすい
シンプルな仕組みにこだわるべきと考えます。


あのー、
最初はクマがお水を飲むように、
なんでも「早く」「たくさん
吸収したいと思うものなのです。

(それはそれで、必要なことではあります)

でも、
1年、2年と経つにつれ、

「ああ、
ワタシも最初は夢中だったわね」的に、

初々しかった自分を、
冷めた目で振り返る自分も、
ぜひ持ち合わせて欲しいのです。

「投資」に対する熱というのは、
クールダウンしていくのが普通なのです・・。


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| バランスファンド | 13:43 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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リターン、リスク、相関係数の中で、いちばん信頼できるのは「リスクの大きさ」


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今、あなたの目の前に、

〇 日本株式
〇 先進国株式
〇 先進国債券 という、

3つの置物【投資対象】が、
置いてあるとしましょう。

これらを組み合わせて、

「いっちょ、ポートフォリオでも作るか!」


ということになりました。

あなたはおそらく、
3つの置物(投資対象)のウラ側を見て、

それぞれの、

1.リターン(Return)
2.リスクの大きさ(Risk)
3.(異なる資産との)関係性(Correlation)


をチェックしたくなるはず・・。


1.リターン
過去に起きた【損益

2.リスク(標準偏差)
その【損益のブレの大きさ

3.相関係数
異なる投資対象との【関係性】は、

日本株式、先進国株式、
先進国債券とも、
きちんと「数値化」されています。


(3.の『相関係数』とは、
異なる投資対象と、
どの程度値動きが似通ってきたか、
あるいは違ってきたかを「数値化」したもの)


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1.~3.はいずれも、
過去に起きたことの「数値化」ですね。

仮に、ですよ、

リターン、リスク(標準偏差)
関係性(相関係数)のすべてにおいて、

【過去に起きたことが、
そのまま未来にも起こる】のなら、


私たちはかなり正確に、
ポートフォリオの
【リスクとリターンの最適ポイント
(最適配分)】を導けるはずです・・。


が、残念ながら、
世の中、そううまくは行きません。

今日ご紹介したいのは、
わたしがFPになって間もない頃に
買った本、

山崎元さんの
【年金運用の実際知識】です。


山崎さん

(なんと初版は1997年!)


同書の中に、
次のような文章があります。

過去のデータを用いることについては、
W.Sharpeが
うまくまとめた表現が印象に残っています。

彼は、アセットアロケーションを行う場合に
過去のデータ(histric data)は、

標準偏差に関しては
「非常に有用」(quite useful)で

相関係数に関しては「そこそこに有用」
(reasonably useful)だが、

期待リターンに関しては
「ほとんど役に立たない」
(virtually useless)と書いており、


はい、引用ここまで。

なるほど、分かりやすいですね。

(※ W.Sharpeとは、
あのウィリアム・シャープさんのこと)

上記はまさに、
ポートフォリオを構築する際、

〇 リスク(標準偏差)については
過去のものが未来にも使えるが、


〇 リターンについては、
過去と未来はまったく別物であり、
(したがって使えない・・)


また、

〇 異なる投資対象間の関係性
(相関係数)については、

まあ、ある程度、
過去の「関係性」が続くかもしれない。


と言っているのです。


無題


わたしはこの【考え方】を、
コンサルティングの現場で、
とても大切にしています。

私たちが
資産の組み合わせを行う際に、
もっとも当てになる情報は、

日本株式、先進国株式、
先進国債券などのリターンが、

この先、
どの程度ブレるのかという
ブレの大きさ(リスクの大きさ)』なのです。


ですので、
わたしがいつも強調するのは、

リスクの大きさを
「2標準偏差」程度と捉え、

最悪の1年に遭遇した場合に、
あなたのポートフォリオが
〇〇%くらい下落するおそれがありますよ・・


という点なのです。


異なる投資対象の
『相性の良さ・悪さ』(相関係数)は、

同じ関係性が
続くかもしれないし、
そうではないかもしれません・・。

(しかしながら、異なる資産を
(組み合わせないよりは、)
組み合わせておいたほうがよいのです


そして(未来に向けて)
いちばん当てにならないのが
「過去リターン」なのですから、

資産運用というのは
なかなかに厄介な作業であるわけですね。


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蛇足)

運用業界でいう『期待リターン』
という言葉は、

過去リターンを、
ポートフォリオ組成上
そのまま「使えない」ので、
無理やり生み出した概念ではないかと、
個人的に思うことがあります・・。

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1標準偏差 = リスクの大きさではありません

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| ポートフォリオ運用 | 17:11 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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マネープランニングとは、今使うお金と、将来使うお金の『振り分け作業』のこと


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

お・か・ね
「お金」
OKANE

お金っていったい何のためにあるのでしょう?

んー、
結局、
最終的には・・

「使うため」?

ですよね。


これから先、
何年生きるか分かりませんが、

〇 毎日を楽しく過ごすために、
〇 大切なイベントの実行のために、
「お金」を有意義に使って、

~そこそこ良さげな人生だったかな~
で、
ジ・エンド(死去)する・・。

お金を使えるのは、
そのときまでです・・。


【お金って、
人生を通じて楽しく使うためのモノ】

と定義すれば、

そのお金の使いようは、
以下の『2種類』しかないはずです。

すなわち、

1.今、使うか。
2.将来、使うか。です。


たまたま今は、
「人生時間」が長くなっているため、

1.今、使うお金 と、
2.将来、使うお金 の、

振り分け作業】が
重要になっているだけで、

ヒトの営みそのものは、
100年前と
大きく違っているわけではありません。


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ここでちょっと考えてみましょう。

どうして、

1.今、使うお金と、
2.将来、使うお金の、
【振り分け作業】が必要なのか?

(しつこいようですが、)

それは
【生涯を通じて、
楽しくお金を使うため!】


(ここが「大元」になっているわけです)


実は、
「貯蓄」も「投資」も、

将来、楽しくお金を使うための、
一時的な【格納装置】に過ぎません。



(一定期間、格納し続けるなら、
将来、お金を使うときに、
増えていないより、
増えていたほうがいいじゃん!

ということで、私たちは
【投資】を動機付けしているわけです)

※ 貯蓄する、
投資すること自体が、
【目的】ではありません・・。


わたしは、
『個別相談』の準備として、
『55の質問』を事前に
お渡しするのですが、

そのうちのひとつ、

〇 今、自由にできる1,000万円があれば、
「ぜひこれをしてみたい!」
ということがありますか?


という質問に対して、

『特になし。』というお答えを
ときどきいただきます。

それを見ると、
少しだけ不安になってしまうのです。

(貯めること、増やすことが
目的になっていませんか?)


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また、常々
おかしいなあ・・」と思うのは、

やたらと、
「老後破産!」
「年金不安!」などと言って、
「将来タイヘンなことになるぞ~」と煽り、


貯蓄することや
投資することを、

不安ごころから仕向ける、
この業界(金融業界)のことです。

(そして、
保険商品買っとけ。
投資信託買っとけ。となります・・(-_-;)


どうして、
そんな【不安便乗商法】に
なっちゃうのでしょう?

身の丈に応じて

1.今、使うお金と、
2.将来、使うお金の、
【振り分け作業】を行うことは、

ほんらい、
ポジティブで、
とてもパーソナルな行為
であるはずです。

【生涯を通じて、
楽しくお金を使うため】に
振り分けをするわけですから!


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1日24時間の中で、

朝の食事と、
昼の食事と、
夜の食事を「振り分けている」
私たちがいます。


成人後の60年、70年にわたる、
お金の使い方を振り分け、

その中で、
貯蓄や投資と出会っていく私たち。

この振り分け作業が上手になる
秘訣は、

将来の自分を
できるだけ具体的にイメージし、
(今の自分と同じように)
未来の自分をケアしてあげることでしょう・・。

9-遠くを眺める




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| 人生をプランニングする | 15:28 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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わたしの文章術の原点は、加藤茶さんにあります


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

小学生の頃、
土曜日が待ち遠しくてたまりませんでした。

そうです、
8時だョ!全員集合』が見られたからです。

以下「懐かしいな!」と
感じてくださる人が、
結構いるかもしれませんが・・。

番組の最後の部分、
加藤茶さんの『呼びかけ』があります。
  ↓ ↓




わたしは加藤さんが、

「風邪引くなよ。」

「お風呂入ったか?」

「頭洗えよ。」

「歯磨けよ。」

と最後に語ってくれるのが、
たまらなく嬉しかったのです。

あの爽やかな笑顔で、
ほんとうに、

わたしだけに向かって
言ってくれているのだと、
当時のわたしは感じていました。



そのような『感触』を
少しでも再現しようと、
文章を書いている自分が
(どこかに)いるような気がします。

なんと言いますか、

だれか具体的な人に向けて、
「手紙」を書くようなイメージ。


なのです。

(それが、
わたしの文章の書き方なのだと思います)


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誰か具体的な人、
すなわち『あなた』に宛てて
書くわけですから、

そこには、
〇 具体性 が求められます。

(あなたがイメージを
喚起しやすいよう、
ときに細かすぎるくらい、
わたしは『具体性』にこだわります)

また、
〇 適度な丁寧性
心掛けています。

たとえば、
「信じたいです」
とは書きません。

「信じたいです」と
記すようにしています。


〇 適度なユーモア

んー、これは、
うまく行っているかどうか
分かりませんが (^^;)

『共感』してもらうために
大切な要素と考えています。

(が、あくまで、
先ほどの「丁寧性」と
矛盾しない範囲内で・・)


あるいはわたしは
〇 比喩・たとえ を多用します。

前回の記事でいえば、

マザーファンドを
「シュークリーム工場」に
喩えたりしていました。

比喩やたとえは、
物事を単純化しすぎるという
危険性もあります。


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ただ、わたしは
比喩やたとえを通じて、

金融のお話を
なんとか『日常』に
落とし込みたいのです。

ココは、ずっとこだわっているところ・・


〇 言葉の言い回しを変える。

これは文章の中で、
熟語」で言ったものを
そのままリピートせずに、

次は「訓読み」に言い直す、
ということでしょうか。

たとえば、

テーマ型の投資信託は
流行を追っている商品です。

しかし、
ほんとうの投資は
流行りすたり
超えたところにあります。


みたいな感じです。


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〇 文末のリズムを変える。

これは、
・・・・・・・・・・・です。
・・・・・・・・・・・です。

と、
「です。」が続き過ぎないよう、

・・・・・・・・・・・でしょう。
を途中で入れたり、

たまに、
・・・・・・・・・・・ですね。
・・・・・・・・・・・ですよ。

というふうに、
末尾を変形させるという意味です。


それにしても、
8時だョ!全員集合は、
毎週毎週「公開生放送」だったのですね。

(ちょっと今だに信じられないです・・)

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| わたしのFP修行 | 18:41 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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マザーファンド方式が苦手な人は、セブンのシュークリーム工場をイメージしてみましょう


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨今は
新たに設定される投資信託の多くが
マザーファンド方式』です。

この投資信託の「製造法」は、
私たち消費者にも利便性があります。

また、商品の提供側にも
たいへん便利なしくみです。

ただ、その【本質】が
なかなかイメージしづらいので、

今日はセブンイレブンの店舗で、

「ぼく、シュークリーム買うんだ!」


と、
ちょっとだけ夢想してみましょう (^^;)



シュークリーム


当然、
セブンのシュークリームは、
郊外の大きな工場で作られているはずです。

各店舗で作っているわけではありません・・


工場

(仮に『セブン工場』としましょう)


あなたが松戸市にお住いで、
「セブン松戸駅前店」で
シュークリームを買ったとしても、

「赤羽南1丁目店」で買っても、
お仕事の帰りに、
「練馬光が丘3丁目店」で買ったとしても、

すべてのシュークリームは、
『セブン工場』で作られており、

その中身は・・
まったく同じ】です。

(ここ、伝わっていますね?)


マザーファンド方式の
投資信託を買うあなたは、

たとえば、
「赤羽南1丁目店」で
シュークリームを買っているようなもの。

実際にシュークリームを
作っているのは?


工場

郊外の『セブン工場』です!


★ 実は、
この『セブン工場』こそが、
投資信託でいうところの
マザーファンド】なのです。

※ 実際に、
膨大な数の株式や債券を買い付け、
投資信託を製造しているところです。


シュークリームを
日にたくさん製造すればするほど、
一個あたりのシュークリーム単価は、
安くなりますね。

同じように、
【マザーファンド】も
その規模(純資産額)が
大きければ大きいほど、

コストを抑えやすいというのは
イメージしやすいはずです。


しかも、
シュークリームの場合、
仮に500店舗に届けるためには
それなりのコストがかかりますが、

投資信託は別に
【配達】するわけではないので、

『各店舗』
(= 投資信託でいうところの
流通チャネルの数)
が多くなっても、
いっこうに構わないわけです。


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あなたが「りそな銀行」で買った
マザーファンド方式の投資信託は、

(実は)【マザー】のほうではなく、
ひとつの【ベビーファンド】です。

そして、
【ベビーファンド】そのものは、
膨大な数の株式を
買い付けるわけではなく、

【マザーファンド】の
『有価証券』を買っているのです。

【ファンド製造工場】(マザーファンド)が、
巨大でしっかりしていることが
何より重要とお分かりいただけましたか?


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